白兎事件編13(教会へようこそ)
(夏椎)
少し遅れて俺達も『兎の目』を出ると、香流さんと翔真が壁際で何やら話し合っていた。
香流さんが新しい飼い主だとふっきれた翔真は、香流さんに対してすごく愛情表現が素直だ。俺は少し複雑な気持ちだけど、友達として嬉しく思う。
「どしたの?」
俺の後ろからひょっこりと中川さんが顔を覗かせた。なんの躊躇いもなく2人の空間に入っていく中川さんに遠慮はない。
「文化祭の話してた」
「一緒に色々見て回ろうって約束してたの!」
「えー、いいなぁ。俺も混ぜて混ぜて〜」
「いいよ!」
中川さんと翔真はきゃっきゃっと楽しそうだ。
俺達の後から木戸さんとロゼッタさんも出てきた。木戸さんの腕に絡みついていたロゼッタさんは木戸さんから離れると、まっすぐに翔真のもとへ駆け寄っていく。
無機質にも見える瞳にじっと見上げられて、翔真の耳が真横になった。
「な、なに?」
「犬のお兄ちゃん」
「はいっ」
「時々香流のこと貸してね」
少し悲しげな顔をするロゼッタさんを見下ろしていた翔真は、意を決したようにロゼッタさんの手を取った。
それから、にこっと笑いかける。翔真が笑うと、ロゼッタさんも表情を緩ませた。
「うん!貸してあげる!」
「ありがとう!」
物扱いされている渦中の人は、特に気にした様子もなく来た道と反対側を指さした。
ぴく、と翔真の耳が反応する。まるで次に出る言葉を予想しているようだ。
「俺はこのまま木戸の家に行くから、お前らは待っててもいいぞ」
「おれも行く!」
「って言うよなぁ⋯⋯」
香流さんも予想していたようだった。こんなに甘えている翔真が、素直に帰るわけがないもんな。晃も何も言わないし、ある程度予測はついていたのかもしれない。
「じゃあ俺の家で待っててもいいよー」
中川さんが笑顔で提案してきた。香流さんは少し悩んで、中川さんを見上げて頷く。
「香流お兄ちゃん。中川さんのお家ってどこにあるの?」
「A地区とB地区の中間地点にある教会だよ」
「じゃあ中川さんは神父さん?」
「違うよー」
「⋯⋯じゃあ牧師さん?」
「違うよー。俺は住んでるだけ!」
全然すごくはないのに、すごく自慢げに胸を張っている。
「宙すごい!」
ロゼッタさんが何故か拍手を送った。香流さんも木戸さんも呆れ顔で黙っている。
「管理・運営はシスターがやってるし、俺には別のお仕事があるから!」
「何のお仕事?」
「あ、そうだ君たち中学3年生でしょ。えおのも教会に住んでるよ」
さらりと話題を変えられた。翔真もそれ以上突っ込むことは出来ず、「う、うん」と頷く。
「後ね、学校に行けない子ども達をうちで預かってるんだよ。びっくりさせないであげてね」
「ロゼッタもお手伝いしてるよ!」
「そうだねぇ〜」
ロゼッタさんと中川さんは、仲良く手を繋いで歩き始めた。それを見た翔真も俺の手を繋いで、反対側を晃がと繋いでくるのでまた3人で並んで歩くことになってしまう。
「先輩、手繋ぐ?」
「誰のせいでA地区まで行くことになったと思ってんだ」
なんか後ろで揉めている。香流さんは俺達の前へ歩いてくると、びしっと人差し指を立てた。
「絶対教会で待ってろよ。約束だぞ」
「はぁい!」
「万が一A地区に入るような事があれば愛敬の名前を出せ。大抵の奴は逃げていくから」
「小波ちゃんそんな怖がられてるの?」
「めちゃくちゃ怖いぞー」
「怖いだけにいないのが痛手なんだよなぁ」
俺と翔真ははっとした。そう言えば何で小波さんがいなくなったのか理由を聞いていない。
「小波さんはどこに行ったんですか?」
「ちゃんと帰ってくる?」
「ちょっとしたトラブルに巻き込まれて別の世界に連れて行かれたんだよ。まぁアイツは強いしそのうち帰ってくるだろ」
「連れて行かれたのが先輩じゃなくて良かったよ、ほんと」
「俺はどっちでも良かったけどな。ま、翔真と文化祭行くって約束したもんな」
香流さんは歩きながら苦笑した。何だかんだでちゃんと文化祭の事を考えてくれている。それが嬉しくて、俺も口角が緩んだ。
「とりあえず文化祭までは用心するよ」
「文化祭までと言わずずっと用心してましょうね、先輩」
「⋯⋯お前なぁ」
言いかけて、香流さんは口を閉じた。
そのまま何も言わず、つーんとそっぽを向いて足を速めて行く。早歩きのはずなのにめちゃくちゃ速い。俺達は置いていかれないように慌ててついて行った。
★★★★★
(柚木)
俺の後ろで木戸と子ども達が昔の夏椎の話や学校の話で盛り上がっている。
楽しそうに話をしているのがちょっとだけモヤモヤする。木戸に腹が立っているからだ。今は話したくなくてひたすら黙々と歩き続ける。
教会へ行くにはB地区を抜ける必要がある。
今日は土曜日なので学校の人もまばらにしかいない。部活動の子ども達や引率の教員、学校を待ち合わせにしている子ども達がいるくらいで、いつもの賑やかな声は聴こえない。
そんな中、突然「あっ」と声がした。俺が顔を向けると、グラウンドからフェンス越しに駆け寄ってくる見知った高校生達がいた。
「お巡りさん!」
あれは確か、A地区のゲート前で呼び止めた高校生達だ。
肌の青い異星人。
角の生えた異界人。
よく分からない妖怪。
黒い羽の悪魔っぽい生き物。
無事にセイレーンの魔の手から逃げられたらしい。見たところ外傷の痕も罰則の後もなくてほっとする。
「あの時はありがとうございました!」
全員お揃いの黄色いユニフォームを着て、4人は揃って頭を下げてきた。
感謝されるようなことをした覚えはない。ぽかんとしていると、次々と4人が話し始める。
「あの後、たくちゃんに怒られたんです」
「悪い大人はたくさんいるんだから、安易に誘いに乗っちゃダメだって⋯⋯」
「現世で失踪事件が続いているらしく、気をつけなさいと言われました」
若い男ばかりが狙われている、アジア系諸国の失踪事件。
帰ってくるのは中身を抜かれた遺体ばかりだと言う。警察が必死になって捜査を続けているにも関わらず、犯人の目星も付いていないらしい。
———と言うか、発端が異世界なので現世で犯人が見つかるわけがない。
愛敬から触りの報告だけは受けている。動いているのが柳瀬なので後は柳瀬に任せようと愛敬と一緒に決めた。
まぁその愛敬が今はいないので、今どうなっているのか俺も詳しくは知らない。どうせ柳瀬は聞いても教えてくれないし、現世が絡んでいるのでややこしい事になっても困るのでこちらとしては静観の姿勢だ。
「まぁ、何もなくて良かったじゃねぇか」
俺は当たり障りのない返答をして手を振った。すると、子ども達の後ろからぶんぶんと手を振ってよく見た顔が駆け寄ってくるのが見える。
「香流ー!お出かけー!?」
「石田」
石田はいつものジャージ姿だった。いつもいつもジャージばかりで羨ましい。
「石田は仕事か?」
「そーそー。クラスの子が文化祭の準備したいって言うから学校開けたんだよ。なぁ、今日は天ぷら食べたいから作っ」
石田が言い終える前に俺は石田の口元に手を伸ばした。ガシャン、とフェンスの音がする。
「石田ぁ?」
「俺はエビと舞茸が食べたい」
「お前、そんな真顔で⋯⋯」
なんて食に対して貪欲な奴だ。
そうこうしている間に、前を歩いていた中川とロゼッタ、後ろを歩いていた木戸と子ども達が集まってきた。
「石田先生だ!」
「おはよー。休みの日まで香流のお世話して大変だなぁお前ら」
「石田には言われたくねぇ」
「あれ、そこの女の子は初めましてかな?」
急に声をかけられて、びく、とロゼッタの肩が跳ねた。
石田は怖がらせないようにフェンス越しにロゼッタの前にしゃがみこむ。俺と中川は顔を見合せた。
「俺は石田だよ!お名前言える?」
「柳瀬ロゼッタ⋯⋯」
「柳瀬?」
石田が僅かに眉を吊り上げた。
しゃがみ込んだまま石田が俺と中川を見上げてくる。俺はロゼッタの代わりに説明を引き継いだ。
「柳瀬ん家に居候してる、例の子どもだよ」
「⋯⋯あ、あぁー」
石田は分かりやすく表情を曇らせた。
楽しく学校に通っていた石田にとっては、いきなり生活を激変させられた諸悪の根源だ。
クラスメイトも、先生も、―――母親も。
けれど、石田はすぐにぱっと笑顔を作る。
「上手にご挨拶出来て偉いなぁ!」
「!う、うんっ」
「この子は学校行くの?」
「まだそこまで安全を確保出来てない」
俺も石田の前にしゃがみ込んだ。石田は笑顔を崩さない。
石田の胸中は分からない。とても穏やかな瞳で小さな女の子と目線を交わす。それが、本音なのか演技なのかは分からないけれど。
「俺は高校の先生だから、ロゼッタちゃんがもし高校生になれたらいっぱい楽しい学校生活送ろうね」
石田はすくっと立ち上がると、くるりと俺達から背を向けた。
「じゃ、俺は仕事に戻る!」
「他に食いたいもんあるなら連絡しろよ」
「⋯⋯うん」
石田はそれだけを言うと、小走りで校舎へ戻っていく。
後から4人の高校生達もちらちら後ろを振り返りながらついて行った。
小さくなっていく背中を見送って、俺もゆっくり立ち上がった。
「石田くん、大丈夫かな」
中川の零した言葉に、俺は答えなかった。
正確には、何も答えられなかった。
誰かの命を奪って、生きていくこと。
その肩に喪った誰かの人生を背負うこと。
胸が重い。⋯⋯駄目だ。こんな所で飲まれる訳にはいかないのに。
思考を切り替えないと。
目を伏せる俺の手に、ロゼッタの手がそっと触れた。
「⋯⋯あのひと、泣いてた⋯?」
ロゼッタが不安そうな顔で見上げてくる。
ロゼッタに『赤い石』だった頃の記憶はない。物心付いてから柳瀬と愛敬が何度か確認したけれど、オウム返しで答えるばかりで何も分かっていなかった。
あの白い光は遺体も残さなかった。
誰も何も残らなかったから。
過ごした日々を少しでも残しておきたかったなんて、ロゼッタには関係のない話だ。生まれたからにはその命を全うして欲しいと思う。
俺は真っ直ぐにロゼッタの瞳を見つめた。
「お前はちゃんとお前の生を生きてていいんだよ、ロゼッタ」
ロゼッタの存在を、石田に隠していた訳じゃない。
ただ、ロゼッタを生かすことに賛成も反対もされなかった。
それが全てだと思う。そして、それをまだ子どものロゼッタが気に病むことはない。
「香流」
「ん?」
「いつも、ありがと」
ロゼッタは繋いだ俺の手を頬に擦り寄せた。柔らかい感触が本物の人間の子どものようで、肩の力が抜けていく。
「⋯⋯ま、お前に関しては俺が一番何もしてないけどな」
「ううん。香流はいつもロズが一番欲しい言葉をくれるの」
ロゼッタは大人びた笑顔を浮かべた。俺の手を握り直して、真っ直ぐに見つめてくる。
「ロズ、たくさんお勉強して賢くなったら高校生になる」
「あぁ、がんばれよ」
「そしたら、ロズと結婚してね」
けっこん?
思考が停止した。何を言われているのか処理できない。
「宙、島では18歳になったら結婚できるんだよね?」
「できるけど。何でそんなこと知ってんの?」
「香流はロズがお嫁にもらうの!」
「何で!?どうしてそういう話になった!?中川さん!?」
「いや俺も初耳だよ」
「マリーリカが教えてくれたの!」
「やだ、うちのシスターじゃないですか」
「中川さん!」
わざとらしく口元に手を当てる中川の肩を、物凄い勢いで木戸が揺すっている。
あまりの勢いに中川がしゃがみこんだのが見えた。まだ思考が纏まらない俺の前で、木戸はロゼッタをひょいと抱き上げる。
「全く、おませさんだなぁ。結婚するなら子ども同士こっちにしとけ」
木戸はロゼッタを夏椎に押し付けた。
えっと夏椎の肩が跳ねる。
「蓮は香流の気持ち考えたことあるの!」
「あるよありまくりだよだから俺は10年以上もひたすら我慢して片思いしてんだろ。絶対、ダメ!」
「蓮もダメ!ね、お兄ちゃん!」
「えっ」
「うん、ダメ」
翔真が勢いよくロゼッタに同意した。はいはいと手を上げながら2人で木戸に突撃する。
賑やかな光景に思考が動き出す感覚がする。はっとして視界を動かすと、目の前に真っ青な顔色の中川がいた。
「ど、どうした中川!?」
「酔った⋯⋯」
「何、昼間から飲んでんのお前」
「うえーん。違うよぉ〜」
「香流お兄ちゃんに恋愛事はまだ早い」
「ロズ、ちゃんと18歳まで待てるもん!」
「これ以上ライバルが増えるのは勘弁してくれよ!俺が一番純愛に困ってんだよぉぉ!」
★★
「⋯⋯晃」
「ん?」
「香流さんって昔からあんな感じ?」
「あぁ、ずっとあんな感じだな」
とりあえず校舎前で騒ぐのはいかがなものか。
夏椎と晃は少し離れた場所で、わちゃわちゃと落ち着きのない大人と幼児達を生暖かく見守っていた。
★★★★★
(夏椎)
ようやく教会にたどり着いた頃には、もう昼時に差し掛かっていた。
学校区を抜けて、ビル群の建ち並ぶオフィス街を抜けただけだ。真っ直ぐ歩けばそんなに時間のかかる距離ではないだろうに、この人達はその道すがらですら大人しく歩けない。
「もう昼ですね」
「お腹すいたぁ」
「子ども連れて歩くのって大変なんだな」
遅くなった原因のひとつがなんか言ってる。
「半分くらいは柚木のせいだよ?」
中川さんが真顔で突っ込んだ。まだ若干顔色は悪いけど、先程よりは随分血色は良い。完全にとばっちりを受けた中川さんの冷たい目を受けて、香流さんは萎縮したように肩を縮こませた。
「ごめんなさい」
「もう、いいよ。さ、夏椎くん達ここが教会だよ〜」
中川さんはけろっとにこやかな表情に変えて、俺達を振り返った。
目の前にそびえ立つ教会は、赤い屋根と純白の壁で彩られている。壁には同じ白で、うっすらと蔦の模様が描かれていた。
どことなく天界で見た建物に様相が似ている。そして、思っていたより大きかった。扉もとても立派だ。
「1階は祭壇と養護施設、2階は住居スペース。屋根裏部屋が俺の部屋だよ」
「中川さんは屋根裏部屋に住んでるの?」
翔真が中川の手を引いて尋ねた。中川さんはにっこりと微笑む。
「だって俺以外は女の子だから〜」
何となく予想してたけど、この人も男だったのか。
見た目は完璧な女性なのに、香流さんと並んだら女の子同士にしか見えないのに。翔真は見た目女子の男子に慣れきっているのか、特に気にする様子もなく尻尾を左右に揺らしていた。
「そしたらお風呂とかどうしてるの?」
「柳瀬か柚木の家に行ってるよ」
「お前はしょっちゅう家に来るよな」
「だって俺がここに住んでるのは結界維持のためだけだもーん」
パチン、と中川さんは指を鳴らした。
瞬間、純白の壁がクリーム色の壁に変わる。蔦の模様も同時に消えていた。
「あのままじゃ晃くん入れないからねー」
「⋯⋯あの、結界って?」
俺は隣の晃を見上げる。
晃は、分類上魔族だ。中川さんはあくまで笑顔でさらりと答える。
「ふふ。中級魔族くらいなら即死させられるよー」
「俺も地味に痛いんですよね。静電気みたい」
「表現が地味に傷つく」
静電気かぁ⋯⋯と呟きながら中川さんは教会へ入って行った。翔真も中川さんについて行く。
続いてロゼッタさんもぴょんぴょんしながら入って行った。俺と晃はその場で顔を見合わせる。あの話を聞いた後で、俺達は普通に入っていいのだろうか。
「ここには肢体の動かない子どもや親のいない子どもも住んでるから、たまに悪いやつが入り込んでくるんだよ」
動かない俺達に向かって、香流さんが説明を補足してくれた。
「もう結界はないから普通に入っても大丈夫だぞ」
「⋯⋯本当に?」
「お前らに危害が加わりそうな件で嘘はつかねぇよ」
確かに、現在は保護者の立場にある香流さんが俺達に嘘をつく必要はない。
俺と晃は頷いて、恐る恐る協会へ入った。大きな扉を開けると、中には赤い絨毯が敷かれている。長椅子がいくつか並べられていて、床には埃ひとつ落ちていなかった。
奥に見える祭壇の前で、祈りを捧げている誰かがいる。
シスター服を着た、女性のようだった。その背中を眺めていた翔真が、中川さんを不思議そうに見上げる。
「ねぇ、中川さんは祈らないの?」
小さな声で翔真が尋ねると、中川さんは緩やかに唇で弧を描いた。
「俺は祈らないよ」
それは、とても静かな声だった。
中川さんはすぐに両手を打って、にっこりと目を細める。
「さ。あのふたりは用があるし、俺達はみんなと遊んで待ってよっか〜」
「ちゃんと帰ってくるかな⋯⋯」
「大丈夫。木戸は柚木に対しては何だかんだで誠実だよ」
中川さんが礼拝堂の側面にある扉を開けると、中は広い空間になっていた。いくつか室内用の遊具が備えられていて、そこで思い思いに遊んでいた小さな子ども達が一斉に中川さんの方を向いた。
その中に、えおのさんの姿もある。
「⋯⋯あれ、うちのクラスの3人組」
「えおのちゃん!」
翔真が嬉しそうに駆け寄って行った。えおのさんの隣には、一際小さな女の子が座っている。
「わぁ、ちいさーい!」
「⋯⋯中川さんの知り合いだったの?」
「中川さんがおれのお兄ちゃんの友達だった!」
「⋯⋯なるほど?」
えおのさんはうっすらと微妙な笑みを浮かべた。
「⋯⋯中川さん」
「はーい」
「そういう大事な事は事前に教えてくださいね」
「はーい⋯⋯」
氷のようなえおのさんにしゅんと肩を落とす中川さんは、さっきまでの清廉とした美しい面影などひとつも見当たらなかった。




