第3話 いざ村へ!
「わざとじゃなかったんだ!許してくれぇぇぇぇぇぇ!」
俺はテラの前で土下座をしていた。
そして近くには、俺が投げ捨てたタンポポが嘲笑うかのように見ていた。
「見た目だけで判断するだなんて……」
「だって分かりづらい格好だし、何より胸が──」
その瞬間、俺の顔面に石が飛んできた。
「痛っだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!なにすんだよ!」
「やっぱり最低だ!やっぱり変態だったんだね!」
「だから変態じゃないわ!」
テラは自分の身体を守るように、自分の手で抱きしめていた。
そして俺をゴミを見るかのような目で見ていた。
「うぅぅ……君に僕の本心を聞かせたのが間違いだったのかな……」
「救いたい気持ちは本気だ!テラはずっと一人で抱えてたんだろ?だから俺が助けてやる」
するとテラは複雑な表情になった。
「全く……君を信じて良いのかな」
「信じてくれ」
真面目な表情で言うと、テラは呆れた顔で言った。
「……わかったよ。僕、信じるからね?」
俺は何とかテラを説得させることに成功し、土下座の格好から立ち上がった。
「それで……俺は何をすれば良いんだ?」
「そうだね、まずは近くの村に行くのはどうかな?」
「王道だな……まあ確かに?ド◯◯エとかフ◯◯◯ル◯◯◯◯ジーとかでも最初の村とかあるしなぁ」
「何を言っているんだい……。とりあえず行こう」
こうして俺はテラについていく形で、村に向かっていった。
***
村に向かっている最中、俺はテラに質問した。
「そういえば、ガイアの神々は殺されたって言ってたけど、人類側もいなくなったのか?」
「数は多くは無いけど、まだいるさ」
「なら、そいつらにも助けを求めるってのはどうだ?」
するとテラは答えた。
「そうしたいけど、聖戦後はアストラの神々によって改宗されたんだ」
「改宗?」
「彼らは、裏切り者達と巨大な帝国を作り、徐々に支配を広げて今に至るのさ」
「……本当にひどいな」
「でも安心して、これから向かう村はガイアを信仰している人たちだから」
テラの言葉に俺は驚いた。
「それって大丈夫なのか?ほら、異端者として処刑とか……」
「彼らは表向きはアストラを信じてるってわけ。つまりは隠れて信仰してるんだ」
その話を聞いて、俺は何故か踏み絵を思い出した。
そう話していると、藁で作られた建物が見え始めてきた。
「あそこがエルコイ村だよ」
そして俺達は、目的地であるエルコイ村へ歩いていった。




