↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺のハーレムど~なってるの?!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/18

第2話 屋敷に戻っても誰も居ないって、ど~なってるの?!

「ただいまぁー……」


 まさかこんな早い時間に、

 1人で戻る事になるとは思わなかった勇者屋敷、

 王都の一等地に建てられた、俺とハーレムのための豪邸だ。


(シーンとしている……)


 今朝まではまだ各ハーレムのメイドがそこそこ居て世話してくれた、

 王宮から、教会から、冒険者見習いや元冒険者のメイド、ハーフエルフ、

 魔法教会、たまーに妖精も来てなんだかよくわからないが手伝ってくれてたらしい。


「誰かー、誰もいないのー?!」


 ほんっとうに誰も居ないな、

 各ハーレムの部屋は、って鍵が開いてら、

 そして中は綺麗さっぱり、クローゼットは……


(あっ、俺が以前、アンナに買ってあげた私服だ)


 喜んでいたんだけどなあ、

 ここへ置いて行くってことは、

 よっぽど騎士団長が好きだったか、それとも……


「そうだ、お昼の時間だし、食堂へ行けば」


 なんとなく良い匂いもしている、

 入って行くと……あったあった昼食だ、

 すでに並べてある、うん、俺の分だけ!


(奥のキッチンにも人は、メイドは居ない)


 今朝の内に、

 俺が教会へ行っている間に用意だけしてくれたのか、

 食べ終わった所で片付ける人は……居なさそうだな多分。


「本当に、誰も居ないのー?!」


 大きな屋敷、そりゃそうだ、

 奥さん5人の予定だったんだ、

 将来の大家族に向けて、かなり部屋がある。


(……どこを探しても、ほんっとうに、誰も居ない!!)


 書置きひとつすら無いってどういうことだよ、

 みんな結構、俺のために……とはいえみんな、

 それぞれのハーレムのお付きメイドだったからな、俺はついで。


「駄目だ、また涙が……」


 掃除当番表みたいなのも剥がされている、

 いやほんっとにみんなの私物ほとんどないな、

 あっても俺があげたものばかり、そりゃあ泣くよ!


(仕方ない、昼食をいただこう)


 って量が多いな夕食兼用か?

 温かいものは無いな、スープも冷製、

 仕方ない、泣きながらパンをモキュモキュと食べよう。


「いただきまぁ~す……」


 僕以外の席を見回す、

 うん居ないね、昨日もだったけど、

 でも1日だけなら、だなんて思ってたんだよなあ。


(それが、こんなことになるなんて……)


 大きなお屋敷に俺たった1人、

 ハーレムどころかメイドも妖精も居ない、

 この状況で新たにハーレムを作れとか言われても……


「まあ、元々は用意されたものだし」


 でも6年間、みんなほんっとに良くしてくれた、

 だけど今にして思えば『結婚式までは』ということで、

 キスひとつしてくれなかったんだよなあ、それが頑張れた一因でもあったんだけど。


(嫌われていたのなら、理由を、原因を知りたい)


 そうしないと前へ進めない、

 勇者としてこの世界を平和にするため、

 魔王を倒すことだけに集中してきた俺の、これからの人生のために。


「もう、どうせ元の世界へは戻れないんだし……」


 6年も経ったんだ、

 それに女神様も俺がこっちの世界へ馴染めば馴染むほど、

 元の世界の記憶は薄れて行くと言っていた、10年も経てば完全に、と。


(うーん、あの結婚式、無かったことに出来るかなあ)


 ていうか、さすがに女神様に文句を言っても良いよね?

 まあ俺の愛情が足りなかったとか、本当に何もしないで手に入ると思ったの?

 とか言われたらぐうの音も出ないが、でも約束は約束だ、かといって今更になって


『新しいハーレムを連れてきたわ、ハーレム3銃士よ』


 とか言って来られてもなあ、

 はっきり言ってあのハーレム5人には思い入れがある、

 それどころか、もうすっかり結婚する気でいて、舞い上がっていた。


(さてさてどうしよう、いやこれ、本当にどうしよう)


 惨めな俺、

 あっパンがしょっぱい、

 これ俺の涙か、お水を飲む……


「温かい紅茶が恋しい……」


 こういう時、

 メイドより先にささっと、

 ハーレムの誰かが淹れてくれたりもしてたな。


(一体全体、ほんとうに……ど~なってるの?!)


 と思っていたら、

 食べているテーブルの正面に、

 空間からぬっ、と熟女が現れた、そう、女神ラウラ様だ。


「あの女神様、っていきなり土下座しないでー!!」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい、ごめんなさあああああいっ!!!」


 結局、どういうことなんだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。