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俺のハーレムど~なってるの?!  作者: 風祭 憲悟@元放送作家


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第18話 結婚式、再び、ってコレどーなってるの?!

「あの、あと10分ですが、これって」

「勇者カイト様、もうすぐ、間もなくですわ!」

「パルムさん、あっ、ひょっとして0時になったと同時に」


 ギルマス、すっげーそわそわしている。


(夜中なのに昼よりギャラリー多いな)


 ということはだ、

 みんなも今度こそはって気持ちなのだろう、

 俺はというと……うん、信じるしか無いなっ!


「ハルク殿」

「神父様すみません仕切り直して貰って」

「いえ私は構いませんが」「さて、いよいよですよね」


 とはいえ約束は?

 今日中ってはずなんだけど、

 日付け変っちゃ無効なんじゃ、いや関係ないかそんなこと。


(ちゃんと花嫁が来ればね!)


 ひょっとしたら1秒前に『間に合いましたー!』かも知れないし、

 もしこれでまた来なかったその時は……俺がまた泣いちゃう、とかよりも、

 せっかく来てくれたメイド達に悪いし、方々に謝りに行かないといけないかも?


「あーもう、私のせいでは……私はそんな……」


 挙動不審どころか病んでさえ見えるギルマス、

 ていうか結婚式の主催だったっけこの眼鏡熟女パルムさん、

 主催と言うより誰も来なかった主犯らしいけど、女神様に相当脅されておかしくなったか。


(ということは、ひょっとして、まさか……)


 控室とは逆の想像が、

 だとするとメイドの何人かの不安そうな表情もわかる、

 でもまだ、まだ時間はある、あとまだ5分ちょっと……!!


「そ、そろそろわたくしは迎えに行って参りますわ」

「パルムさん?!」「で、では後は式はお任せして、おほほほほほ……」

「ちょ、どこへ」「ちょっと、ちょーっと迎えに、あ・と・は、その、ではっ!!」


 あっ逃げたなコレ、

 出て行っちゃったけど、

 その時にちらっと見えた外には誰も控えていない。


(まあ良い、5分後にはわかることだ)


 これで1人でも来てくれてたら、

 それはそれで泣きながら迎え入れよう、

 たとえそれが浮かんだ妖精だけだったとしても!


(俺の、かけがえのない仲間だからな)


 ハーレムとして俺を支えてくれたみんな、

 それぞれの花嫁姿を想像しただけで俺は、俺は……

 午前の結婚式だと幻に終わった、仕切り直しの今回、今度こそは!!


「あの、カイト様」

「神父さん、待つだけ待ちましょう」

「は、はい」「今、走ってっきている真っ最中かも知れませんし」


 剣士ポーラや戦士アンナならありうるな、

 なんだかんだで間に合わせてくれるのがあの2人だ、

 2人して「待たせた済まない」「待たせちゃったー?」て来たら、笑って許そう。


(あと、後衛組の3人も……)


 弓使いキャロルがしれっと来ても、

 大聖女ぺトラがしずしずとやって来ても、

 魔法使いバルバラが恥ずかしそうにやって来ても、今なら許そう。


(許すも何もお嫁さんになってくれるんだから……!!)


 これで妖精メアリが「えっアタシだけ?!」とか言って現れても、

 今の俺なら泣きながら抱きついて許すぞ、いやわりと本気で、それくらい追い詰められている、

 精神的にも……さすがにこれで来なかったら、むしろ俺はどうリアクションを取れば良いんだっていう。


(泣きながらみんなに土下座、とか?!)


 ……そもそものおさらいなんだが、

 俺ってこの世界を救った英雄なんだよな?

 勇者として特別に召喚されて、しかもハーレム保障の。


「……あっ、あと2分だ」


 なぜか張りつめた空気に、

 ギャラリーも緊張しているし、

 神父さんも物凄く不安そうにしている、いや多分、俺もだ。


(いやまあ、澄まし顔で待つしかない、な)


 とはいえ変な汗が出てくる、

 うう、来ていてくれ、間に合え、

 間に合ってくれ、頼む、誰でも良いから!


(いや、さすがにあのギルマスが花嫁衣装に着替えて来たら嫌だぞ)


 なぜかそんなくだらない事を考えながら、

 あと1分、あと30秒……もしかして、本当にこのまま……?

 20秒、10秒、教会内の時計が静かに……今日という時間を……終わらせる!!


「……あっ」


 時計が0時を差した瞬間、

 俺は、いや、俺の回りは……消えた?!

 違う、周囲が消えたんじゃない、こ、こっ、これはあああああ!!!!!

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