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「チヨコ殿、素晴らしかったですぞ!」

そこへ儀式が一通り終わった国王と王妃が入ってきた。

「雨もだいぶ……うわーーーっ!! ま、魔族!! 魔族が何故ここに!! ネルソン何してるの!! 早く!! 早く追い出して!!」


国王は驚きすぎて腰を抜かしてしまった。


「国王陛下、こちらはハディントン前国王陛下の親友だそうです、以前はハナコでした」


「え? ハナコ? どういうこと? 僕全然分かんないんだけど」


ネルソンはかいつまんで千代子が前聖女だったこと、魔族が記憶のないままハナコとして千代子のそばにいたことを話した。


「まーとにかく。今の話で、どうして雨降り地蔵様みたいなものがあったり神楽で使う楽器や曲が残っていたのか分かりました。全部若い時の私の仕事だったのね」

「そうそう、雨降り地蔵はもう少し持つと思ったが、意外と早く壊れてしまったのだな。あれも神に天候安定をお願いするアイテムであったが。

まあ良い、今度は私が神のご機嫌でも取りに行くかな」


「え? あ、雨まだちょっと降ってるもんねぇって、どゆこと?」

「アースラン王、お前も一緒に行くか? どうせだから千代子とはじめも来たら良い。いい酒とパンを用意しておけ」

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