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「ハディントン様、落ち着いてください、転んでしまいます」
「いいや急がなければならん、儂は分かったぞ!」
「あらハディントンさん、どうしました?」
「〜〜! 〜〜!」
ハディントンは何か言いたげなのになかなか言葉が出てこない。
「陛下、落ち着いて息を吸って、三秒止めて……吐いてください」
ハディントンは言われた通りにしたあとまた息を大きく吸って、大声で言った。
「千代之助!!」
今度は千代子が驚く番だった。
「その呼び方をするのは……はじめちゃん!!」
「そうだよ、星光寺のはじめだよ」
「いえ、どういうこと? はじめちゃんは何十年も前に死んだはず……」
「はじめの記憶を持ったままハディントンに生まれ変わったんだ。もしまだ信じられないなら、もう1つ教えよう、ルオンが抱っこしているハナコはオスだ!」
「えーっ! 何でそれを?! まさか本当にはじめちゃん?!」
「そうだって言ってるだろ。大体おかしいと思わないのか、ハナコは僕が拾ってきた犬だぞ、60年以上生きるわけないじゃないか。死んでから知ったがそいつは魔族だ」
「え、魔族?!」
今度はその場にいる全員が驚いた。




