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第194話 やっちまったな

評価、ブクマありがとうございます!

リアクションも嬉しいです!

「結界で覆っているから大丈夫だろうと思っていた俺が馬鹿だった。だが、まさか神に等しい存在のすることに異議を唱えることなんて……」

『申し訳ないね……』

 思わず師匠が愚痴ってしまったら、精霊王様が謝ってきた!

 師匠、精霊王様を謝らせた男!

「あ、い、いえ……」

 師匠が慌てた!

 そして、フルク祭司の涙が止まらない!

 ハンスはドン引きしているし、ガラスの精霊はハンスの周りを回っているし、ラヴァは楽しそうに飛び跳ねて祭壇に上ったりしている。

 精霊たちは楽しそう。


 俺はどうしたらいいのかなあとぼうっとしていた。

 だってね、もう起ったことは取り返しがつかないし、おめでたいことだし、ガラスの技術がルヴェールからっていうのは本当だと思うし。

「やっちゃったのは僕なのかな!?」

 前世のガラス技術を再現しようと頑張ったせい!?

「……それなのですが、基本、人族の街や村には精霊教会はありません。ドワーフやエルフの里にある精霊教会には伝わったのだと思いますが……」

 涙が止まったフルク祭司が恐る恐るといった顔で言った。

「エルフの里に伝わってしまったからにはルヴェールに押し寄せてくるかもしれません」

「押し寄せてくる?」

 俺は首を傾げた。

「まさか……エルフが?」

 師匠が信じたくないと言った顔で呟いた。

「はい」

 フルク祭司はこくりと頷いた。

 師匠が手で顔を覆った。

「あいつら、面倒なんだよ!」

「同感です」

 師匠とドワーフのフルク祭司が嘆く存在エルフ。

 ……面倒といえば面倒かな?

 今ここにいないルーンを思い浮かべた。


 ルヴェールに近いエルフの里はルーンの出身地。

 それでも馬車で一週間はかかる距離なのですぐは来ないだろうと師匠は遠い目で言った。

 師匠、それってフラグだから!

「森を介してくるともう少し移動速度が上がりますよ」

 フルク祭司が突っ込んだ。


 師匠は結界を解き、俺とハンスを連れて屋敷に戻った。

 父と相談してくると師匠は行ってしまい、ハンスは使用人棟に戻っていった。

 俺が部屋に戻ろうとすると、みんなが歩いてくるのに出会った。


「お帰りなさい。ルオ」

 艶々の肌をしたルーンがいた。

「温泉ていいな!」

 タビーが頬を紅潮させていった。

「温泉を堪能させていただいたよ」

 アリファーンが満面の笑みを浮かべる。

「僕も温泉入ってくる!!」

(主、温泉?)

(そう、温泉!)


「はあ。いいお湯」

 やっぱり温泉最高!

(主! 気持ちいい!)

 ラヴァがぷかぷか浮いている。

 可愛い。

 今日の教会のこととか、明日のフェニックスのことは忘れて、疲れを癒した。

次の投稿は明日になります。


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加筆いっぱいしましたのでぜひご覧いただきたいです!

師匠も活躍!!

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