第233話 大魔王会議前2
アリア達はバーバルの城につき、重厚感のある大きな円卓がある部屋に通される。
今回参加する主要メンバーは魔王アナスタシア、魔王モグ、大魔王ルー、私、そして大魔王バーバルだ。
ナラは私の隣に立って参加する。そして、スケさんも出たいと言っていたので、召喚してナラの反対側に立って参加する。
アドネスと龍軍は流石にここには入らなかった。
円卓には用意した料理や極上の人間の生き血を用意されている。
そして、円卓にはすでに座っている者がいた。
「来たか、大王アリア。さぁ、ここに座れ。」
魔王アナスタシアがアリアの顔を見るとニコッと笑い、空いている隣の席を見た。
「おぉー!!貴方が大王アリア!俺を助けてくれて本当にありがとう!かなり条件は厳しかったが…死ぬよりましだ!」
そう言って席を立ってアリアの元に来たのは魔王モグだ。
「アナスタシア様、お久しぶりですわぁ。魔王モグ様、世界大同盟への加入ありがとうございますわぁ!」
アリアは笑顔でそう言って答える。
「いやいや!こちらこそ!俺はバーバルに殺されるのを怯えて待っていたんだ。なんとか首の皮一枚繋がったよ!なんでも言ってくれ!できる限り答えよう!世界連合バンザーイ!」
モグは調子良くそう言って両手を上げた。
「全く、調子のいいモグラだ。ルーに唆されてバーバルを裏切り、バーバルに殺されそうになったから今度は新たな大王に鞍替えか。」
調子に乗っているモグを見てアナスタシアはため息をついてそう言った。
「魔王アナスタシア、あんまり図に乗るなよ?俺を世界大同盟に入れてくれたのには感謝しているが、それは利害があったからだ。それに、お前もバーバルを裏切ったことには変わりない。」
モグはアナスタシアを見てそう言った。
「ふん、お互い今日殺されないことを願おう。」
アナスタシアはモグの方を見ずにそう答えたえる。
「お二人とも仲が良い訳ではないのですね。」
アリアはそう言って2人の間のアリアのために開けてあった席に座った。
アリアの両脇にナラとスケさんが一歩下がった位置に控えた。
「ふぉふぉ、少し遅くなってしまったか?」
そう言ってドアが開かれ、大魔王ルーが円卓の間に入ってきた。
「ルー。」
アリアは入ってきたルーを見る。
「ふぉ、小さき王よ。いや、もはや、大王じゃったか?ふぉふぉ!本当にすごいのぉ。」
ルーはアリアの両サイドにいるアリアの傘下の2人の魔王を見てそういった。
「俺はあんたがバーバルを倒せなかったから生きた心地がしなかったぜ?」
「ふぉ、すまんのぉ。まんまとやられてしもうた。流石はバーバルじゃなぁ。一筋縄ではいかんかったわ。おっ、そうじゃ、アナスタシアよ。其方の国の技術力には驚いたぞ!まさか魔筒や飛空艇が出てくるとは思わんかった。あれはやられたわ。計算外じゃった。」
「ふん!それにしては魔砲との戦いには慣れている様子だったと報告が届いているぞ?」
アナスタシアは不機嫌そうに答えた。
「滅びた大国が魔筒や飛空挺を使っていたのじゃよ。儂もその時代はその国と戦っていた。それだけの話じゃ。もっとも、その滅びた大国の技術力は今の其方の国とは比にならんがな。ふぉふぉ!」
バタンと扉が開かれた。
「さぁ!待たせたね!」
扉を強く開けたバーバルはそう魔王たちに告げた。
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