表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

195/226

第195話 人類最強

「ドルジェ将軍!将軍の予想通り迷宮都市クーリッヒに忍ばせていた兵より魔王アナスタシアの目撃情報が!!」

部下の1人が私に報告しにきた。


魔王アナスタシアは乗っていた飛行船を墜落させられた後、消息を絶っていた。

絶対に死んでいない。それは皆の共通認識であった。しかし、どこにも目撃情報はなく、各国も血眼になって探していた。


では、なぜ今になって魔王アナスタシアの消息を捕捉できたのか?

私は魔王アナスタシアはどの国にも察知されずに逃亡しているのではなく、どの国も捕捉されないルートで逃亡しているのだと考えた。

夜の国と帝国は接しているがそちらに向かうのは危険すぎる。帝国は夜の国と魔王モグの国の間にある。魔王モグが裏切っているのならば素直に帝国に向かうのは危険であるし、各国の待ち伏せの危険も高い。

大森林に潜伏し頃合いを見て旧アルモルド領を縦断して帝国に帰るルートもあったが、それだと魔王ナクアの支配領域スレスレを通ることになる。それは魔王アナスタシアも絶対に避けたいはず。


だとするならば、おそらく旧龍の国を経由、現在国を魔法で閉じて引きこもっている魔王ミンク領を通り、荒野に出て逃亡したのだ。荒野はどの国にも属さない緩衝地帯。まぁ、今は荒野の覇者というものが領地としているらしいが奴は何も動きを見せずこの争いには静観する構えだ。

そこを通って逃亡している線が濃厚。


であるならば、そこから帝国に帰る最短であまり国を跨がないルートとなると決まっている。


迷宮都市クーリッヒを中継し、大森林の端を縦断、旧アルモルド領から帝国に帰還する。

私ならばこのルートで帰還する。迷宮都市クーリッヒで補給もできるし、もしかしたら迷宮都市の強力な冒険者の護衛も雇えるかもしれない。


魔王アナスタシアは聡明だ。しかし、頭が良い者ほど次の手は読みやすい。


「やはりそうか、グラン王国軍と協力を要請し他の道を封鎖させよ、魔王アナスタシアを討つ!皆のもの今こそ悪き魔王を討つ好機と心得ろ!!」

私は一千の兵を連れて迷宮都市クーリッヒに向かった。




エバーデールは小国だ。

王族はすでに隣接している魔王シャールブの手に落ち傀儡と化している。

しかし、それでも国民は魔王シャールブの魔の手を受けずに生活できている。


それはなぜか。


大将軍ドルジェがいるからだ。


大将軍ドルジェは魔王シャールブからの侵攻を多勢に無勢ながら全て防ぎ切った。


エバーデールの大英雄であり、偉大な大将軍である。


ドルジェがいる限り軍事侵攻は難しいと考えたシャールブは軍事侵攻を諦め、王族に調略を仕掛けた。そして、それは容易に成ってしまった。


魔王シャールブはエバーデールの王族にあらゆる快楽を与えて傀儡としたのだ。


これでシャールブは大将軍ドルジェを駒として獲得した。

ドルジェも他国に亡命するという手はあった。ドルジェはどの国も欲しいと思っており、度々スカウトがあった。

しかし、ドルジェは祖国のためそれを断りシャールブの駒となることを甘んじた。

魔王シャールブから祖国を民を守り続けるために。


そして、今回の派兵もそうだ。魔王シャールブが魔王アナスタシアを殺すために自らの最強の駒であるドルジェをエバーデールの王に命じて派遣させた。






人類最強 それは誰か?


勇者ルーカス?剣聖?獣王国の猛将?巨人の国の雷の巨人?エルフの国の万能?バイキングの王バーン?迷宮都市クーリッヒのS級冒険者達?


議論はそれぞれあるだろうだが、結局はこの世界の人々は口を揃えて同じ答えに辿り着く。


人類最強は小国エバーデールのの大将軍 ドルジェだと。



魔王アナスタシアを狩るために人類最強の強者が放たれたのだった。




「面白い!」「続き読みたい!」「最後まで見たい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!一言でも感想お待ちしております!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ