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第191話 ナラの来訪

「ここがハシャさんが言ってたところ?」

ナラはアリアが築いた街に来ていた。


アリアの砦は各地で起こった戦争で追われた多くの難民が続々とたどり着きすでに街と言われる規模にまで成長していた。


様々な種類の人種や亜人が入り混じっており治安が悪いと思われるがアリアが従える軍団長の強力な軍団により治安は維持されている。


アリアの従える軍団はすでに強力だ。

魔王ブーモルのオーク騎士団団長のガーダとオーク騎士団。

魔王アルモルドの恐怖の軍団 死霊騎士団団長 フルモンド・アーガストと死霊騎士団。

三大王 竜王ダイヤの最強の四龍が1人 赤龍アドネスと龍軍。


ガーダが率いるオーク騎士団は大森林に散らばったオークの戦士たちが集結し、かつての数ほどではないが本領を発揮できるほどに回復した。


アーガスト率いる死霊騎士団はかつての魔王アルモルド領から大量の兵士を回収し、ほとんどかつての力を取り戻しつつある。


赤龍アドネス率いる龍軍は、龍たちは新しくアリアを竜王と認め、各地から龍達を呼び寄せて再編している。


アリアの持つ軍事力だけで言えば、すでに三大王の軍ともまともに戦えるだけの力を持っているのだ。


そして今、新たな英傑が見定めにやってきた。





「ねぇ、ここの王様に会いたいんだけど?」

ナラはそう言って門番に話しかけた。


話しかけられたオークの門番はすこし困った顔をして、待っているようにナラに指示を出して街に消えていき、少し大きいオークを連れてまたやってきた。



「何のようだ?魔王アリア様に謁見希望?」

先ほどの門番が連れてきたオークがそう言って首を傾げる。


「うん、話がしたいの。案内してくれる?」


「いきなり魔王様に会えるわけないだろうが。どこかの国の使者か?今日は使者が来訪するとは聞いていないが。」


「ううん。私の用事。」


「なるほど、頭イカれてやがるのか。よし、観光してさっさと帰りな。運が良かったら街で会えるかもしれないぞ。」

少し大きなオークはめんどくさくなったのか、ナラを街に通した。


「え、あ、うん。ありがとう。」

ナラは戸惑いながら街に入った。


街にはさまざまな種族や亜人、モンスターが行き来しており、いろいろなものがあった。



色々なお店を物色していると日が暮れる。


すると鎧を着た赤い髪の美女が部下を率いて街を巡回しているところに出会した。


「あっ、あの人強い。あの人なら魔王のところまで連れて行ってくれるかな?」

ナラはそう思い、その騎士たちの前に立ち塞がった。


「ん?なにかようか?」

赤い髪の騎士、赤龍アドネスはいきなり立ち塞がった金髪の美女に声をかける。


「魔王アリアのもとに案内してくれない?」


「アリア様のもとに?なぜだ?お前はなに者だ?」

アドネスはそう言って警戒心をあらわにする。


「私はナラ。魔王アリアと話がしたいの。」


「不審なものをアリア様の元へはつれては行けない。」

アドネスが真顔でもっともなことを言う。


「むぅ、なんだかもうめんどくさい。じゃあ、君を倒せば魔王も出てくるでしょ?」

ナラはそう言って黄金の魔力を放つ。


「なるほど、やはり貴様はアリア様のもとへは案内できない。牢屋に案内してやるから大人しく着いてくるんだな。」

アドネスは相手を強者と悟り、対抗するように赤い魔力を滾らせる。


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