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第172話 猛将 フェリル

ナラに元魔王ブーモルの城の一室に案内された勇者達。


「この部屋に閉じ込めている。」

ナラはそう言って部屋の扉を開ける。


「むぅー!!」

扉を開けた先にはバタバタと暴れる白い繭があった。

暴れ回りすぎたのか部屋の中にある家具はほとんど壊れてしまっている。


「むぅ、うるさい、ガブッ!」

ナラはそう言って白い繭に噛みつく。


すると毒が回っていくかのように白い繭の動きはゆっくりとなりピクピクし始めた。


「「殺した!?」」

ルーカス達はナラが噛み付いたのを見て驚きの声をあげる。


「違うよ、痺れ毒。暴れるから。」


「待て、顔を確認したい。ドルフ、猛将の顔は分かるな?」

マーミヤがそう言ってドルフに確認する。


「当たり前だろう?獣王国でしらねぇやつはいねぇよ。」



「むぅ、まぁいいか。」

ナラはそういうと顔の部分の繭だけ解いた。


「ぷはっ!」

やっと外の空気を吸えたかのようにフェリルの顔の顔が繭からでる。

白銀の毛並みに鋭い白銀の眼光。シュッとした顔立ちの戦士の顔だ。


「間違いねぇ!猛将 フェリルだ!!」


「ナラ、俺たちを解放してくれ!!んっ?お前たちは誰だ?」

フェリルはナラにそう叫んだ後、ルーカスたちを見てそう言った。


「僕は勇者ルーカスです。獣王国 猛将 フェリルあなたを助けにきました。」


「俺を助けに?勇者ルーカスといったらあの魔王アルモルドを倒したと有名な!?おぉ、これは心強い!頼みがある!俺の妹のベネットも、むぐっ!?」

フェリルはなにか続きを言おうととしたが、ナラが自分の足先をフェリルの口を塞ぐように突っ込んだ。


「まだ元気みたいだね。結構な量の毒を入れたんだけど…毒が効きづらくてうざい。さぁ、早く連れて帰ってよ。」

ナラが少し苛立ったようにそう言った。


「待て、今フェリル殿がなにか言おうとしていた。少し話をさせてくれないか?」

ルーカスはナラを見てそう言った。


「むぅ、もういいや。はい、どうぞ。」

ナラはフェリルの口に突っ込んだ自分の足先を抜いた。


「ぷはっ!俺の妹のベネットもこの化け物に捕らえられている。一緒に救出してほしい!」

フェリルは何事もなかったかのようにそう言った。


「ベネットちゃんは行きたくないって。」

ナラはすかさずフェリルに嫌な顔をしてそう言った。


「嘘つくな!」

フェリルはそう言って頭に青筋を作って怒る。


「ベネットちゃんは私とこの森で安全にずっと暮らすの。」


「永遠にお前のおやつをやってろっていうのか!?」


「ここにいれば安全。私の近くにいれば私がベネットちゃんを守ってあげられる。蟻の一族が出てきた以上、外の世界は危ない。」


「ふざけるな!血を吸われ続けてどこが安全なんだ!?」


「むぅ、お前やっぱり嫌い。ベネットちゃんのお兄さんじゃなかったらすぐに殺してたよ。」

ナラはそう言って頬を膨らませた。


「えっと!あの、ベネットさんがフェリル殿の妹さんであってますか?そして、ナラはベネットさんを手放したくない?」

アリルは2人の間に入って2人にそう言った。


「「そう!」」

2人は息ぴったりに食い気味でそう言った。


「じゃあ、とりあえずベネットさんを交えて話しませんか?」

アリルは2人に提案する。とりあえず当事者はいたほうがいいだろう。


「確かにそうだ!さぁ、ベネットの部屋に連れて行け!」


「むぅ、しかないな。」


ナラはひょいとフェリルの繭を持ち上げるとベネットの部屋に向かう。


ルーカスたちもナラの後に続く。



「ベネットちゃん、入るよー。」

しばらく城の中を歩き、ナラは大きな扉の部屋を開けた。


「ナラ!もうさっき血を吸ったでしょ!!ハシャさんとの約束は守って貰うからな!って、兄さん!?と誰ですか?」

そう言ってナラに怒っていたベネットは担がれているフェリルとルーカスたちを見てそう言った。




一言感想割と時間使うので、やめます笑

多分みんなあんま見てないと思いまし笑続きを上げることに集中します笑


「面白い!」「続き読みたい!」「最後まで見たい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!一言でも感想お待ちしております!!


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