第九話 こいつは敵か?
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1403年 メービャス帝国 万死渓谷
「滅圧縮水・刺貫水槍!」
「水滴?」
ダーンッ
貫かれた!
「いいねいいねえ!」
滅圧縮水は威力は尋常じゃないがその分体力消費も尋常じゃない。滅圧縮水の威力と体力消費は極圧縮水のそれの1万倍。連発はできない。命に関わる…適度に使わないと俺は死ぬ…だが、極圧縮水じゃダメージがミリも入らない…そうだ!あの炎野郎は火力発電で効率よく使ってた。そして俺は水!電気を作れれば水に流し込んで感電せることが可能!あいつはこれまでの攻撃で完全に油断してる!さらに感電なら極圧縮水でもいい!ビッグチャンス到来!ぜってえ勝つ!
「極圧縮水・雷水激流!」
「ええ、滅圧縮水使ってよお…せっかく楽しくなってきたのに…!」
ビリビリビリビリビリビリビリッ
感電!水に電気を通したのか!
「いいねいいねええ!」
「滅圧縮水・水雷獅電!」
これガチで当たったらやっばいかも…でも避けれねえ!
ビリーガーンッ
効いてる!このまま電気と滅圧縮水で押し込む!
「いいけど〜…電気弱い…」
「水力発電は効率悪ぃからなぁ!しゃあねえだろ!」
「つまんねえ〜…鏡光拡散・光槍万乱!」
四方八方に行き渡る光の槍!やべぇ、全部は避けらんねえ!…とでも言うと思ったか?俺の能力は今…覚醒したとこだ!
覚醒は、ある程度の経験を積んだものしかできないと言われている。大体常人が拾魔神レベルと1万回戦ったときぐらいの経験だという。マスター・リーガンは、ブレイブ、水溶液の魔物、そしてサンダーライタ。この3人としか戦っていないが、この戦いでとうに、覚醒の基準の経験を超えていた。
俺は覚醒しても体を水にできるだけ…体全体を水にしたら息ができずに死ぬ…それでも相手は相当不利…だが油断はならない…最後まで滅圧縮水と感電で…命取りだが…ゴリ押す!
ビシャッ
避けた?光槍万乱を?全部?
「いいねいいねえええ!」
「圧縮水・電撃爆水!」
ビシャッ
水?さらに勢いは弱い?
ドーッ
爆発?二段構えか?
ビリビリビリビリビリッ
クソッ、電気の量が多い!
「居合術・滅圧縮水…水雷斬!」
速っや!感電してるから避けらんねえ!
「いいねいいねええええ!光輪旋回・光壁輪廻!」
弾かれた?居合術が?
「速いけど…突っ込んでくるだけっしょ…つまん…な!」
ダーンッ
避けられても水を!器用だなあ!
「いいねいいねえええええ!でも…これで終わりだ、マスター・リーガン。光獅子・群突牙月!」
光の獅子が四方八方から…体が水なら行けるか…いや、本体が通る隙間が…!本体の場所を途中で変えれば…行ける!
ジャーッ
サッ
行けた…
「決着だサンダーライタ!電龍水神・龍牙!」
「光速居合・雷光一閃!」
ダーンッ
バタッ
「はあ…はあ…お前魔王国の魔物じゃないだろ…」
「何故それを…知っている…」
「拾魔神レベルのお前に拾魔神の証拠の紋章がない…昏漸島のやつだろ」
「俺は何も言わん…」
「別にいいわ…」
「頭痛ぇ…ってレナ!」
「私は大丈夫です」
「良かった、帰ってろ…」
「えっ?」
「あいつ、敵かもしれんからな…」
「じゃあ私も…」
「駄目だ、あいつはクソ強い。犠牲は俺だけだ」
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