第三話 隊長
新キャラ募集中!
キャラ名・能力・敵か味方か・その他(設定など)
のように送っていただければ、おそらく採用されます。
1402年 メービャス帝国 スレイブ邸
「スレイブさーん、入りますよー。」
ガチャッ
「レナか…俺のことはいいと言ったはずだぞ」
レナはヴォーリャスとの戦いのあとに入隊した新人。なぜか近衛隊だ。
「あなたは近衛隊隊長なんです。いつまでもすねてないで早く来てください」
「わかってるから…少し1人にしてくれ…」
「ずっとそればっかり。隊長ずっとそういってさぼってますよね、一体何があったんですか?」
「やめとけレナ、任務だ」
こいつはコレット。近衛隊一の古参だ。
「はーい。早く来てくださいね、隊長」
レナとコレットは、唯一俺を隊長と呼んでくれた。他のやつは、ヴォーリャスとの戦いの件で、未だに俺を隊長とは認めてくれない。正直俺も、俺が隊長だとは思っていない。俺はクローン初号さんを見殺しにした。俺は隊長じゃない。でも、そんな俺を認めてくれる2人を、俺は絶対に死なせたくない。俺の命と引き換えだとしても…
「スレイブ…さん、レナとコレットから応援要請が来ています!誰が行きますか?」
「俺が行く…」
「えっ!?スレイブ…さんが!?」
「行ってくる…」
サッ
みんなは知らない。俺が影でどれだけ鍛錬してきたか…みんなは俺がずっとサボっていたと思いこんでいる。だが実際は、あそこにずっといたのは精巧な俺の人形。俺は食事を食べにしかあそこに戻っていない。ずっと鍛錬していた…クローン初号さんが死んだ次の日から…
1402年 メービャス帝国 森林地帯
「こんなとこに魔物がいるってのか?たしかに気配はするが…」
「ギャー」
「レナ!…誰だ…お前は?」
「初めましてだね、スレイブ・リーガンくん。僕はフィギュア。よろしく」
「その足を…どかせ!そこにいんのは、俺の大事な部下なんだよ!」
「なんて?聞こえないなあ」
サッ
避けられた!こいつ…恐らくヴォーリャスより…速い!
「仲良くしようよスレイブくーん。ほら、ちゃんとその部下は返したよ」
「二人共、俺のあとから増援が来る。そいつらに連れてってもらえ」
「そんな…私も戦います」
「だめだ!俺がやるから、そこで休んでろ」
「いいの?戦わせなくて…」
「ああ、俺一人で十分だ!地割れ・広!」
キーンッ
地割れがはじかれた?何者だこいつ…
「斬撃!持ってるやつ初めてみたー!どこで学んだの?」
「学んでねえよ。はじめから身についてたんだの。先天的って言やあいいかな」
「あっそ、つまんな…召喚・暗黒蛇!」
クソッ…なんだ?召喚?先手必勝!
「地割れ・谷!」
ブシャッ
「なるほどね、暗黒蛇と僕を同時に攻撃しようって訳ね」
どうにか間に合った…一対一でキツかったのに、暗黒蛇なんて出されたら、確実に死んでた…
「まあいっか、僕が相手してあげる…とでも言うと思った?僕はつかれたから帰るよ。よろしくね、ヴォーリャス」
「ヴォーリャス?もう死んでるは…!」
「やあ、久しぶりだなスレイブ!さあ、葬式を始めよう」
「お前…魔物討伐隊を舐めんじゃねえ!居合術・突!」
グサッ
「なっ…」
倒した…去年のあのとき、俺にこれくらいの力があれば…だがやけにあっさりだったな…
「チッ、逃げられたか…」
やっぱりあのフィギュアとかいうやつは速い。逃げられた。そうだ、レナとコレットはどうなった?あいつら結構重症だったぞ。早く行こう。
タタタタタタタタ…
1402年 メービャス帝国 帝国病院
「大丈夫か?レナ、コレット!」
「はい、もう大丈夫です。ありがとうございました」
「なら良かった。じゃあ俺は…」
「ちょっと待ってください!耳借りますよ…」
「ああ。いいけど…」
「ありがとう、スレイブさん」
「なっ!?からかうんじゃねえ」
「ハハハッ、いいじゃねえか!『大事な部下』なんだからよw」
ハハハッ
俺はこんな2人を絶対に守ると誓う。絶対に死なせない。
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