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最凶の転生者  作者: ネック
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第24話 中央軍部会議

 一週間が経過し、中央軍部会議当日となった。会議には地方指揮官として出席することとなっている。


「やっぱいっぱい兵士集められてるんだなぁ。そこらじゅう兵士だらけだ。」


周りを見渡しつぶやく。城の周りは大勢の兵士で守られていた。ギアトは兵士たちの間を通っていき会議室に向かう。会議室に入るとすでに二十名ほどが席についており、その中にはナミアもいた。ギアトも席に着き残りのメンバーを待つ。五分ほどして三十名のメンバー全員がそろった。


「全員揃ったようだな。それではこれから中央軍部会議を始める。」


 シャルロが会議の開始を告げる。そのあとに続いて護衛部隊総隊長のラエスが会議を進める。


「それではこれから王国の防衛に関する情報報告を始める。まず魔物の動向についてだが新たな問題が発生した。ガリアという魔物がこれまで確認されていた強さより明らかに強くなっている個体が発見された。」


会議室が少しざわつく。


「それは一体どういうことですか?」


会議の出席者の一人が聞いた。


「言った通りだ。通常の個体より明らかに強い個体が見つかった。」


「なぜそのような個体が現れたのです?」


「まだ確定はできないのだが、魔物に強化魔法を使用したことが原因であると考えている。」


この発言に会議室はさらにざわつく。


「静粛に!落ち着いてくれ。」


「誰なんですかその魔物に強化魔法を使用したという危険人物は?!」


「その人物はスドウコウヤであるとにらんでいる。」


スドウコウヤという人物は普段城で仕えている重役の人達は知っているが、地方指揮官として働いている者にとっては初めて聞く名前だった。


「だ、誰なんですかそのスドウコウヤというのは?」


「今から説明する。」


そしてラエスがスドウコウヤについて説明をする。


「そ、そんなことがあったのか…。」


スドウコウヤの件を初めて知った人たちは現実を受け止めるのに精一杯という感じだった。


「混乱を生じさせないためにこのことは一部のものにしか話していなかった。ここで知ったものも外部には漏らさないでくれ。」


「あの、魔物に強化魔法を使用したといっていましたがそんなことが可能なのですか?」


「検証した結果、それは可能であると結論付けた。」


少しの間沈黙する。会議に出席している皆が危機的な状況にあるのだと認識していた。

 ラエスがまた話し始めようとしたとき会議室の扉が勢いよくあけられた。


「なんだ?!」


シャルロが立ち上がりながら扉を開けた兵士に向かって言う。


「大変です!エアリカル王国南方で魔物の襲撃が起こっているようです!至急救援を向かわせてください!」


「なんだと…?」


シャルロは一瞬反応が遅れたがすぐさま救援部隊を向かわせた。ナミアもすぐに救援に向かおうとギアトを探すが会議室にはギアトの姿は見えなかった。


(もしかしてもう向かった?)


ナミアはすぐに会議室を出て城の外に出る。するとそこにギアトの姿があった。


「ギアトさん!」


ナミアが呼びかけると振り向いた。


「おいナミア、急ぐぞ!」


「は、はい!」


ギアトの姿を見てナミアはいつも冷静なギアトが今は不自然に感じるぐらいかなり焦っている様子に感じた。


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