第16話 冒険者ランキング
二人はギルドへ行き、ガリアの首を差し出してクエスト達成報告をした。
「はい、確かに受け取りました。クエスト達成おめでとうございます。報酬金の7000ルピです。それと、80ポイントの冒険者ポイントが加算されます。お疲れさまでした。」
報酬金は山分けが基本だが、冒険者ポイントは一人ずつ割り振られるためクエストに赴くときはパーティを組むのが普通となっている。
冒険者ポイントは
クエストランク1が1~10ポイント
ランク2が11~50ポイント
ランク3が51~100ポイント
ランク4が101~200ポイント
ランク5が201~500ポイント
ランク6が501~1000ポイント
ランク7が1001~2000ポイント
ランク8が2001~5000ポイント
ランク9が5001~10000ポイント
ランク10が10001ポイント以上、となっている。
(あんな思いして報酬7000ルピか…。まぁ元々ランク3のクエストだから仕方ないけどさ。)
ギアトは報酬金を受け取り、後ろで待っているナミアのところに戻った。
「はい、報酬の3500ルピ。」
「え、いやいや今回私は何もできなっかたので報酬とか受け取れないですよ!」
「いやそういわれてもなぁ。それで俺が全部受け取るのもなんか気持ち悪いし受け取ってくれよ。」
「そういわれたら、じゃぁ受け取ります。」
ナミアは申し訳なさそうに受け取った。
「そういえばナミアってこれまでどのくらい冒険者ポイント稼いでるんだ?」
「え~と約90万ポイントですね。いや~ここまでくるのに結構苦労しましたよ。」
急に態度が大きくなった。一般的に通算で30万ポイントを稼いだら一流と言われている。
(さっきまで申し訳なさそうにしていたのに…。自慢したくなるのもわからなくないけどさ。)
「ギアトさんは前にどれくらい稼いでたんですか?」
「ん~確か300万ちょいくらいだったかな?」
「えぇ?!どんだけ稼いでるんですか!」
ナミアの大声で周りの人たちが一斉にこちらを向いた。
「ばか!声が大きいって!」
「あ、すみません。でもギアトさんって前の時は2年ほどしか冒険者してなかったんですよね?300万ポイントなんて稼げるものなんですか?私は5年やってこのくらいなのに…。」
「基本ランク8以上のクエストしかやってなかったからな。ランク10のクエストは俺が片っ端から片づけたし。」
ナミアは呆気に取られていた。
「ランク10のクエストを片っ端から…。それも一人でやっていたんですよね?」
「あぁ、そうだな。」
「それだけやっていたならいっぱいお金貯まったんじゃないですか?」
ナミアは少しほくそ笑みながら聞いてきた。
「なんか期待しても無駄だぞ。報酬のお金はほとんど残ってないからね。」
「えぇ!?かなりの大金だったんじゃないんですか?何に使ったんですか?」
「そんな質問攻めするなって。お金は王国に献上したよ。王国の発展のために使ってくれってね。他にも孤児院とかに寄付したりしたかな。」
「そうだったんですか。なんていうかそこまでこの国のことを思ってるとは思ってなかったので驚いちゃいました。」
ナミアは少々気まずそうにしていた。
「あの、もう一つ質問いいですか?」
「何?」
「なんでパーティーを組まなかったんですか?」
「あぁ、まぁ色々あってね。」
「色々ですか。でもなんで今回はパーティーを組んだんですか?」
「さすがに今回は国王様の話を聞いて一人は厳しいかなと思ってね。一人だと回復役がいないからどうしても短期間でやらなくちゃいけなかったから。ま、話はこれくらいにしといて城に向かおう。」
二人はギルドを出ると、城へ向かった。
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