番外編② 乙女ゲーム『聖域の天秤』
『聖域の天秤』
その恋は、癒やしか、断罪か――。二人の聖女が織りなす、RPG×恋愛アドベンチャー。
本作の核は、「光」と「影」を象徴する二人の聖女の存在である。プレイヤーは「光の聖女」として王道の恋愛ストーリーを体験する一方、物語の重要な鍵を握るNPC「影の聖女(悪役聖女)」の行動によって、シナリオは複雑に分岐する。
単純な善悪二元論に留まらないキャラクターの多面性を描き、「悪役」とされるキャラクターの視点にも共感と葛藤が生まれるような、深みのある物語を提供する。プレイヤーは、自らの「正義」と「恋心」を天秤にかけ、彼の運命、そして世界の運命を選択していく。
【Wヒロイン構造が織りなす重厚なシナリオ】
プレイヤーが操作する「慈愛の聖女」と、物語の鍵を握るNPC「断罪の聖女」。二人の対照的な視点と行動が交差し、互いに影響を与え合うことで、予測不能な物語が展開される。
【恋愛とRPGが融合したハイブリッド・システム】
選択肢で好感度を上げていく伝統的な恋愛AVGパートに加え、性質の異なる2種類のRPGパートを搭載。ライトなパズル風RPGと、見ごたえのあるダンジョン攻略イベントが、物語への没入感を高める。
【もう一人の主人公、“悪役聖女”】
従来の「悪役」とは一線を画す、強い信念を持った孤高の聖女リディア。彼女は単なる障害ではなく、物語を動かす「もう一人の主人公」。彼女の行動が、プレイヤーの攻略にどう影響を与えるかを見極める戦略性が、本作独自の魅力となる。
【世界観・ストーリー】
魔法が存在する、とある王国。この世界では、かつて魔力が引き起こした大戦の教訓から、個人の魔力貯蔵は固く禁じられている。魔力は、王国に仕える二人の聖女を通じてのみ、人々に恩恵として与えられる。
一人は、人々の心を癒やし、愛を説く「慈愛の聖女」。そして、もう一人は、法を破り魔力を不正に蓄えた者を断罪する「断罪の聖女」、通称『魔力マルサ』。
プレイヤーは「慈愛の聖女」として、名門貴族の子弟が集う王立学園に入学する。そこで出会う、様々な悩みを抱えた攻略対象たち。しかし、彼らの抱える問題の裏には、国を揺るがす巨大な陰謀の影が潜んでいた。
光の道を行く慈愛の聖女と、影の道を行く断罪の聖女。二つの正義が交錯する時、本当の物語が幕を開ける。
【ゲームシステム】
学園生活を送りながら、攻略対象との会話やイベントを通じて物語が進行。平日パートでパラメータを上げ、休日パートでデートイベントなどを発生させ、好感度を上げていきます。物語の節目では、リディアによる「魔力監査イベント」が強制的に発生し、シナリオが大きく動きます。
独自システム:ホーリーバランスシステム
プレイヤーの行動によって蓄積される「慈愛ポイント」と、リディアの行動によって変動する「戒律ポイント」が存在します。
慈愛ポイント: 攻略対象を癒やしたり、慈善活動を行ったりすることで上昇。高いほど、キャラクターとの甘いイベントが発生しやすくなります。
戒律ポイント: リディアが貴族を断罪するたびに上昇。高いほど、社会の歪みや隠された問題が表面化し、物語はシリアスでサスペンスフルな展開へと変化します。 この二つのポイントのバランスによって、攻略対象の反応や物語の結末が大きく分岐します。
RPGパート①:心の迷宮
攻略対象の心の傷に触れた際に発生する、プレイヤー専用のヒーリングRPGパート。パズル要素が強く、スキル「癒やしの光」で心の壁を取り除いたり、「悲しみの欠片」を浄化したりすることで、対象の心を解放します。クリアすると、好感度が大幅にアップします。
RPGパート②:聖域穿孔
リディアが物理的な呪いや病巣に立ち向かう際に発生する、ハードなダンジョン攻略イベント。プレイヤーは直接操作せず、リディアの視点(あるいは客観視点)で、彼女の孤独な戦いをイベントシーンとして体験します。選択肢によって、彼女を間接的に支援することも可能です。
【 主要キャラクター】
プレイヤーキャラクター:慈愛の聖女(名前は変更可能)
「その微笑みは、世界を癒やす光」
本作の主人公。聖女としての力に目覚め、王立学園に転入する。優しく、献身的な性格で、人々の心に寄り添い、癒やす力を持つ。彼女の「慈愛」が、凍てついた人々の心を溶かしていく。
断罪の聖女:リディア・フォン・クレスメント
「その正義は、世界を律する影」
もう一人の主人公であり、物語の鍵を握るNPC。法を絶対とし、違反者を容赦なく断罪する『魔力マルサ』。その冷徹さから「悪役聖女」と恐れられているが、彼女の行動の裏には、国を想う強い信念が隠されている。
攻略対象①:アルフォンス王太子
「光と影に揺れる、若き獅子」
この国の第一王子で、リディアの婚約者。文武両道、容姿端麗な完璧王子だが、それゆえに自らの正しさを疑わない危うさも持つ。二人の聖女との出会いを通じて、真の王の器とは何かを学んでいく。
攻略対象②:クロード・フォン・アンスバッハ
「禁忌に触れた、憂いの貴公子」
知性的でクールな公爵令息。不治の病に苦しむ最愛の妹を救うため、密かに禁じられた魔術に手を染めている。リディアの断罪の対象となり、物語は動き出す。
攻略対象③:ライナー・フォン・ヴァイト
「民を愛する、不器用な猛禽」
辺境の地を治める、武骨で熱血漢の辺境伯令息。領地を蝕む謎の病から民を救いたい一心で、無謀な行動に出る。貴族社会の欺瞞を嫌い、己の拳と信念だけを信じている。




