番外編① 登場人物紹介
☆リディア・フォン・クレスメント
【紹介】
物語の主人公。過労死した社畜OLの記憶を持つ転生者。乙女ゲーム『聖域の天秤』の推しキャラである「悪役聖女」に転生してしまった。
表向きは、法を破る者を容赦なく断罪する『魔力マルサ』として、冷酷非情に振る舞う。しかし、その内面は、平和を愛し、ツッコミが絶えないごく普通の常識人。
ゲーム知識と、対象の精神世界をRPGダンジョン化して呪いを浄化する聖域穿孔を武器に、自らの破滅フラグを回避し、やがてはこの国を蝕む巨大な陰謀に立ち向かっていく。
【コメント】
内心の激しいツッコミと、表向きの完璧な悪役令嬢ムーブのギャップが最大の魅力。彼女の奮闘が、知らず知らずのうちに、周りの人々の運命を次々と良い方向へ変えていきます。その精神力は、前世の社畜経験で鍛え上げられたものかもしれません。
☆アルフォンス王太子
【紹介】
この国の第一王子にして、リディアの婚約者。金髪碧眼の、絵に描いたような美青年。物語開始当初は、ヒロインの言葉を鵜呑みにし、リディアを断罪しようとする「空っぽ王子」だった。しかし、リディアが引き起こす数々の「奇跡」と、国の危機を目の当たりにする中で、次第に王族としての自覚と覚悟に目覚めていく。
不本意ながらもリディアの「補佐役」となり、やがては共に戦う「運命共同体」へと関係性を変えていった。
【コメント】
物語開始時と現在で、最も評価と印象が変わるキャラクター。典型的なツンデレ王子で、その不器用な優しさと目覚ましい成長ぶりは、物語の大きな見どころの一つです。リディアとの皮肉の応酬は、もはや二人の名物と言えるでしょう。
☆クロード・フォン・アンスバッハ
【紹介】
アンスバッハ公爵家の嫡男で、王太子の側近。プラチナブロンドの髪を持つ、知性的で冷静沈着な美青年。
妹を救うために魔力違反を犯すが、本来彼を断罪するはずだったリディアによって、その呪いごと救済される。以降、リディアに絶対の忠誠を誓い、その知略と、公爵家の持つ広範な情報網を駆使して彼女を支える、最初の味方となる。
【コメント】
リディアの忠臣その1(知性派参謀担当)。彼の的確な分析とサポートがなければ、リディアの計画は何度も頓挫していたはずです。普段は冷静ですが、リディアのこととなると熱くなる一面も。ライナーとの言い争いは、物語の貴重な癒やしパートです。
☆ライナー・フォン・ヴァイト
【紹介】
ヴァイト辺境伯家の跡取り。日に焼けた肌と鍛え上げられた体躯を持つ、武骨で実直な青年。
領地を蝕む病から民を救うために無謀な自己犠牲に走るが、それもリディアによって救われる。以降、彼女の「剣」となることを誓い、その高い戦闘能力と、裏社会にも通じる行動力で、チームの突破口を切り開く。
【コメント】
リディアの忠臣その2(武闘派・行動力担当)。曲がったことが大嫌いで、その忠誠心は誰よりも真っ直ぐで熱い男。貴族的な駆け引きは苦手ですが、その実直さが、逆に事態を好転させることも。クロードとは何かと張り合っていますが、お互いの実力は認め合っているようです。
☆慈愛の聖女
【紹介】
乙女ゲーム『聖域の天秤』の本来のメインヒロイン。表向きは、万人に愛を注ぐ、心優しく清らかな聖女。しかし、その正体は、秘密結社「アルカナの天秤」と繋がり、呪具を用いて人心を惑わし、国を裏から乗っ取ろうと画策していた、本作の真の悪役。リディアの活躍によって全ての悪事を暴かれ、断罪された。
【コメント】
完璧な聖女の仮面の下に、底知れぬ野心と嫉妬を隠し持っていました。悪役聖女であるリディアにとって、まさに最強最悪のライバルであり、彼女の存在が、物語を一層深く、面白くしたことは間違いありません。
☆国王陛下
【紹介】
アルフォンスの父であり、この国の頂点に立つ、威厳に満ちた王。長年、ヒロインと侍医頭によって仕組まれた呪いの病に苦しんでいたが、リディアとアルフォンスの命がけの作戦によって、その呪いから解放される。以降は、リディアの最大の理解者であり、その活動を全面的に支援する、頼れる後援者となった。
【コメント】
見た目通りの、器の大きさと、物事の本質を見抜く慧眼を兼ね備えた名君。彼が味方になったことで、リディアたちの行動範囲と物語のスケールが一気に広がりました。実は、リディアと息子のじれったい関係を、一番楽しんで見守っていた人物かもしれません。




