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途中の村に立ち寄ります

続編です、よろしくお願いします

「さてとぉ、後始末して出発しようか」


リベルタが焼いてくれた山犬の肉を食べ終え。

俺は足で火を消しながら、出発を宣告した。

保存していた山犬の肉は、今胃の中に入った物で在庫切れに成る。



倒したオークの肉。

試しにディーネは、少量切り取って来た物を串刺しにして火で焼いていた。


「ちょっと、お肉を焼いてみますねっ♪」


「ディー、止めておけ!」


けどこんがりと焼けた肉は、リベルタが言う様にとても食べられる臭いではなく。

彼女は、顔を背けてオークの焼肉を投げ捨ててしまった。


「きゃあぁ━! 、臭ぁっ!」


「だから……、そう言っただろう」


「ぎゃははは!」


焼肉を投げ捨てたディーネは、リベルタからは呆れた顔で蔑まれリンからは、腹を抱えて笑われてしまい、地面に座り込んでしょぼくれた。



って事で。

旅を続けるにしても、食料は欠かせない為に調達しなければ成らないが、リベルタが地図を開き近くに村が在ることを見つけ、取り合えずはそこを目指すことにした。







フロウ村。


今迄、移動してきた街道から逸れて暫らくしたら地図の村は登場した。

村と言うよりは、小さな街に近かったが人通りは多くは無かった。

俺達は、泊まれる場所か保存食を扱っている店を捜して歩き回る。



「ちょっと四人で、手分けして捜してみるか?」


小さい街にしては、それなりに建物も店も多く点在していて、別行動をとった。

何かを探し当てたら、入り口付近に有った小さなカフェで待ち合わせる事。

それだけを決めて散って行った。




街中を散策して、俺は武器屋を見つけて中へ入ってみた。

こんな小さな街では、高価で品は無かったが使っている剣の修理を依頼。

随分と使っていたけど、刃毀れも在った事もあり丁度良かった。


店を出て、決めた待ち合わせのカフェに行くと。

既に、リンとリベルタはテラスでお茶を飲んでいる処。


俺の姿を見つけたリンが、手を振ってきた。


「ノベルは、何を探し当てた?」


リンは、俺達がまるで宝探しをしていたかに聞いて来る。


「武器屋かな、丁度いいから剣を修理して貰ってる」


「お、そうかあ、私は保存食の店を見つけたよ。街を出る時に買いに行こう」


そしてリベルタは。


「私は、宿屋だ。連日滞在するか分からないが、今日はそこにしよう」



そして……、一番の問題の奴が戻って来ない。

ディーネの奴、まさかと思うが何処かの料理屋か、洋服店の前で(よだれ)でも垂らしているのでは?、っと不安が過ぎり探しに行こうとした。


「お、あの走って来るのは、ディーじゃないの?」


リンが走って来る白い物体を発見した。

距離が近付いて、ディーネの姿だと確認出来た。

彼女は、俺達の座っているテーブルに両手を着いて、息を整えた。


「はあ、はあ、はあ……、ふぅうー」


息を切らせて慌てて来た位だ。

何か、面白い物を発見でもして喜びいさんでやって来た!。

っと、言う所では無いだろうかと彼女を見て、想像してみた。


「で、ディーは何を見つけてきた?」


俺が尋ねる前に、リベルタが口からカップを離して彼女に聞き始めた。

美味しそうな料理を見つけたとか、可愛い服が売っている店を見つけたとか、そういう系統の答えを予想していたのだが、俺の考えを完全否定してくれる物を見つけて来た。


「はいっ、困っている方を見つけて来ましたあっ!。依頼をしてくれますよぉ」


ぶふっ━!


リベルタは、お茶を噴出した。


「なぁにぃー?、困ってる人ぉ?」


「はい、とっても困っていらしたので、良い仕事に成るのではないかとぉ」


リベルタはディーネの報告を聞いて、コメカミに手を当て俯いた。


「あはははははっ! 、流石だわぁ!」


そしてリンには、又もや大受けして爆笑している。

俺はと言うと、もう彼女のそういう事には免疫が生まれ始めていたお陰で、まあ彼女ならそういう事を見つけて来ても、何も不思議じゃないな、ってくらいに感じれる様になってしまった。


「えっと、駄目ですかね……?」


ディーネは偶然であった人から、困っている話を耳にしてしまったのだろう。

そして、俺達がきっと喜ぶと思い話を持って来た訳だ。

まぁ、一概に彼女を責めて怒るわけにもいかない。


俺は彼女の、柔らかな頭の髪を撫でながら聞く。


「ディー、その人の居場所は知ってるの?」


「はい、ちゃんと覚えてきましたっ」


「分かった、後で話だけでも聞きにいこうか」


「はいっ! 、ノベルさん、ありがとうございます」



そう言って、ディーネもテーブルの椅子に座り込んだ。

俺達の会話を聞いて居たリベルタは、『お前はやはり甘過ぎだ』っと無言の表情で訴えて、リンからは肩を震わせて笑われた。





カフェで休憩した後に、ディーネに案内されて着いて行って驚いた。

なんと、こんな小さな街にも『ギルド本部』が設置されていた。


「これは、私もちょっと驚いた。こんな場所にも在ると思わなかったよ」




要するに、ディーネは街中を散策している内に、『ギルド本部』の看板を見つけてしまった。彼女は当然の如く、中へと入り依頼請負いの話を聞いていたのだ。


この街のギルドの係官と話をすると。

ディーネの言う『困っている人』っと言うのが、この係官だと気が付いた。

こんな小さな街に、わざわざ訪れて依頼を請けて行く冒険者なんか。

滅多に現れるものでは無いだろう。


そう言う訳で、『係官』自体がディーネの中で『困っている人』に、認定された。


難解な問題が解けた様に、清々しい気分に成ったのは何故だろう?。

それは、ディーネを除いた三人が共通して感じた様で、可笑しくて笑ってしまう。



「あのっ、やはり駄目ですか?」


俺達が吹き出したせいで、ディーネは不安に成り尋ねてきた。


「いや、大丈夫だよ。ディーが請けてきた話を聞こうか」


「あ、はいー!」


不安を払拭されて、眼を輝かせ返事をするディーネ。



有難うございます。


駄女神ディーを、どうかメジャーな駄女神に、よろしくお願いします!。

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