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隣の席の女の子と取り合い


みこちゃんと渡会暁良の友情が成立して5月が始まり、しばらく経ったある日のお昼、渡会くんが一緒にご飯を食べようと言われた。少し嫌だったが、圧が強くて断れなかった。


「ねーねーみことちゃん!」


渡会くんはみこちゃんに話しかける。


「何?」


「何でそんなに可愛いの?」


みこちゃんは驚いた表情をする。


「え、何でって、、」


とても動揺している。


みこちゃんはもとが可愛いから可愛いんだよ。もとが可愛い上に可愛くなるための努力をたくさんしてるから可愛いんだよ。


心の中で俺は答えた。


「何でそんなにおめめがきらきらで髪もサラサラなの?」


なんか、、ここまでくると赤ずきんみたいだな。


「えぇ〜」


みこちゃんは照れている。


くそっ、、、俺も何か対抗手段をっっ


今日の1日の行動を思い出せっ


「みこちゃん、そういえばシャンプー変えた?」


匂いが普段と違う気がする。


「え!よく気がついたね!変えたよ〜!!」


みこちゃんはさっきよりもテンションが上がる。勝ったか?


「あのねあのね!季節の花の匂いのやつにしてみたの!」


どうやら園芸部に入ったことがきっかけで花に興味を持ってくれたようだ。


「みこちゃんに合っててより素敵なオーラを感じるよ」


「ゆーくんったら!お上手なんだから!いつもありがと!私のこと好き過ぎじゃん!」


渡会くんは目が点になっている。


そう、これが日常なのだ。“好き過ぎじゃん!”とか“私のこと好きなの?”とか“やっぱ好きだわ〜”とか、みこちゃんに言われることは日常なのだ。だから、それに慣れてきたら少し踏み込んだことでも言っても平気だと察することができた。


「あの、、二人は本当に付き合ってないんだよね?」


「一旦親友だからね。」


ちゃんと“一旦”とつけておいた。


いつか、告白しようと考えているからだ。


「出会って間もないけどなんだかんだで二人で出掛ける程度には仲良くなっただけだよ。」


みこちゃんは答えた。


「そうなんだ?」


「あ!まって、家に呼んだりもしたね。結構仲良いじゃん私たち!」


渡会くんは苦笑いだ。





「じゃあさ。今度二人でどこか行かない?」



渡会くんはみこちゃんに言った。


「どこか行きたいところ教えてよ。連れてくから。」


なんか王子様みたいなセリフ、、


いいなぁ。


って感心している場合じゃないんだ。


みこちゃんが他の男にデートを申し込まれているぞ。しかも俺の目の前で。本当に泣きたくなる。


でも流石にみこちゃんも出会ってまだ数日の男の誘いを承諾するわけないよな。


みこちゃんは少し悩む素振りを見せたあとこう答えた。


「いいよ。今度モール行こ。二人で。」


え、嘘だろ。。。



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