隣の席の女の子とお家
先輩と話した翌日。
入学式だったので吹奏楽部と生徒会以外は学校が休みだった。午後から部活の所もあるけれど、今日は顧問の先生が水やりをやってくれるそうだ。そのため、園芸部は部活動中止日だった。
お昼を食べた後の頃。
みこちゃんから連絡が来た。
「いきなりでごめん!今日の午後暇?暇だったら家来ない?」
い、家!?
驚きすぎてスマホを落としそうになった。
「もちろん暇だよ!何時ごろに向かえば良いかな?」
僕は返信した。
みこちゃんの家か、、緊張するなぁ。心の準備がまだできていないかもしれない。
「3時くらい!家の前で待ってるね!」
3時か、、あと2時間くらいある。
「了解!ありがとう。」
今は13時。今から準備するか。
服を決めて、髪をセットして、カバンを用意して。
14時前くらいだ。今から外に出て、みこちゃんの家に持っていくお菓子を買いに行こう。
なんて思って家を出た。
午後3時。
「お!ゆーくんもういるの!?早いね〜」
「ううん。ちょうど今来たところ。」
「それなら良かった。じゃあ、入って入って〜」
人生で女の子のお家に入ることは初めてだ。だからものすごく緊張する。みこちゃんの家は一軒家だ。あまり人の家に入ることがないのでやはり緊張する。
「お邪魔します。」
「はいは〜い!」
「ご両親は?」
お土産のお菓子を渡そうと思った。
「お仕事だよ。」
「じゃあこれ、つまらないものですが、、、」
「え!?いいの!?これ私めっちゃ好きなんだよね。全然気にしなくてよかったのに。でもありがとうゆーくん。超嬉しいよ!」
みこちゃんの笑顔が見られてとてもはっぴー。みこちゃんが以前、スマホで好きなお菓子の写真を見せてくれたことがあった。それを思い出して購入したものだ。プリンとゼリーの詰め合わせだ。もちろんいちご味もある。
「喜んでもらえてよかった。」
「じゃあゆうくん上行こ!着いてきてね!」
「わかった。」
みこちゃんの家は俺の家とは違い、木目の家具が多く使われていて温かみがある雰囲気となっていた。
「ここが私のお部屋で〜す!」
みこちゃんは「みこと」とひらがなで書かれたプレートがかかった扉を指差した。
「さあ入って入って〜?」
「お、お邪魔します、、」
ここから先がみこちゃんの生活スペース、、!緊張する、、
「荷物ここ置いて、座って待っててね。お茶持ってくる!」
みこちゃんは慌ただしく部屋を出て階段を降りていった。
部屋に入っただけでわかることがある。とっても良い匂いがする。
キモくならない程度に少し部屋中をチラチラしてみる。
全体的に女の子らしい部屋だ。ぬいぐるみがいくつかベッドの上に置いてある。そして、やはり音楽が好きなのかギターを持った人のの大きなポスターが貼ってある。
部屋をチラチラしていたら僕はあるものを見つけた。“花言葉辞典”




