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隣の席の女の子と2年生


みこちゃんと遊園地を行った2週間後、学校が始まった。それまでの間に吹奏楽部でスプリングコンサートがあったのだが不運にもちょうどその日に俺は風邪をひいた。そして、俺らは高校2年生になる。2年生になるとクラス替えがあるから、昨日はみこちゃんと同じクラスになれるように神頼みをしておいた。


下駄箱にクラス表が貼ってあるが思った以上に人が多く、さらに俺の視力が悪くてほとんど見えない。俺の苗字の最初の“藤”はこの学年に他にいないのでそれを頼りに探す。


「ゆーくん。おはよ。険しい表情してるけどどうしたの?」


「目が悪いから文字が見えなくてさ。」


「あらら。」


「みこちゃんは何組だった?」


「う〜ん。内緒。ゆーくんのクラスは3組だったよ。」


「え、まじ?ありがと。」


「良かった良かった。じゃあ私友達待たせてるからもう行くね。」


「うん。ありがと。」


みこちゃんは友達がいる方に駆けていく。朝からみこちゃんと話せて幸せ。よし、3組に行くか。


教室に着いたので自席に座る。少し早いから本を読んでいよう。


5分後くらい経った後。



「ゆーくん。2年生だね。」



隣から声がした。隣を見るとみこちゃん。隣の席だ。神様ありがとうっっ。


「同じクラスだったんだ。」


冷静を装う。結構表情がニヤついている方だと思う。


「ゆーくん嬉しそうだねハッピーオーラが溢れてる。私は嬉しいよ。」


「俺ももちろん嬉しい。」


手のひら返し。多分今人生で一番笑顔な気がする。


「ゆーくん見て。これ一緒に遊園地行った時に買ったキーホルダー。お揃いのやつ。」


みこちゃんは鞄を俺に見せてくる。


「え、待って。俺もつけてる。」


俺は鞄を見せる。


「お揃いじゃん。」


みこちゃんはニヤッとする。可愛すぎる。


「そういえば、朝さ。みこちゃんは俺と同じクラスなの知ってたの?“内緒”って言ってた時。」


「ううん。知らなかった。たまたまゆーくんの名前の方が早く見つけてさ。」


「そうだったんだ。クラス教えてくれてすごく助かった。ありがとう。」


「どんとこいだぜ!」


「流石っす夜山師匠。」


「ドヤ!」


可愛い。この一言に尽きる。


みこちゃんと話していたらホームルームが始まった。


クラスを見渡すと、秋山くんがいた。だが、望月さんがいなかった。秋山くんは寂しいだろうな。俺はもう早速二人のことをニコイチ認定していた。


秋山くんの方を見ているとすでに隣の席の女の子とすごく仲良くなっているようだ。コミュ強、すげぇ、、


みこちゃんの方を見ると秋山くんのことをすごい表情で見ていた。なんか、目が悪くって遠くがあまり見えない時の俺みたいな。


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