隣の席の女の子と遊園地会議
朝10時
今日は結局ほとんど眠れなかった。そして、一番深刻な問題がある。口のニヤケが止まらない。どうしよう。けれど幸い、珍しくみこちゃんは遅刻している。心配だ。
「お待たせ!!遅れちゃってごめん。」
息を切らしながら走ってきたみこちゃん。
「全然待ってないよ。むしろこっちまで来てくれてありがとう。」
「ほんと、、?ゆーくん本当に優しいね。まじごっめん。」
「気にしないでいいって。もうこの話終わり!カフェ行こ!」
「ゆーくん神、、?まじ崇める。」
キラキラとした眼差しで俺を見つめてくる。あれ?よく見ると目の周りがキラキラしている。もしかしてメイクしてる!?可愛すぎる。唇もいつもに増してうるうるしている。は??世の中に生み出して良い産物じゃないだろ。いくらなんでも可愛すぎるって。
「ゆーくん、、?なんかこっち見過ぎじゃない、、?もしかして怒ってる、、?」
キョトンとした顔に変わるみこちゃん。きゅんっっ(←みこちゃんの口癖が移りました。幸せ)みこちゃんに話しかけられるまで頭の中で一人でずっと喋ってた。危ない危ない。
「ううん。全然怒ってないよ。ごめん。そんなことよりみこちゃん、今日メイクしてるでしょ?」
「え!?なんでわかったの!?」
「目元キラキラしてるし。すごく似合ってる。可愛い。」
「そんなこと言ってくれるのゆーくんだけだよ〜」
照れくさそうに笑うみこちゃん。きゅんっっ
そして場所を移し、うちの花屋の隣にあるカフェに入った。
「わ〜メニューいっぱいあるね。初めて入ったよ〜」
「どれも美味しいよ。」
「え〜何が良いかな〜?」
メニューをパラパラめくって悩んでいる姿がすっっごく愛おしい。
「俺はもう決めたよ。」
「どれ?」
「ドリア」
ここのドリアすごく美味しいんだよね。ヘビーリピーターです。
「じゃあ私もゆーくんと同じのにする!」
そうして、注文をした後、、
「今日さ、ゆーくんに会えるの楽しみすぎて全然寝れなかったんだよね。」
「嘘。俺も。」
「一緒じゃん!」
「もしかしてそれが原因で遅刻した?」
「実は、、うん。まじごめんね。」
「本当に気にしないで。むしろみこちゃんの家から少し遠いもんね。そりゃあ俺と同じ状況だったら来るの時間かかるわ。しかもしかも服可愛いし、メイクも超似合ってるし。いろいろ準備してきてくれてて可愛い。絶対髪型とかも時間かかってたでしょ。こんな俺と話すだけなのにそこまでしてくれるなんて、、好き。」
みこちゃんが目を見開く。
「ゆー、、くん、、?」
え、待って。今の、声に出てた?
「いや、今のはその、、」
「ゆーくん。ほんっっっとうに優しいね。日向にも紅葉にもこんなに褒められたことないよ。ちょっと後だし感あってなんか嫌なんだけど、ゆーくん今日髪上げてるのすごくかっこいいと思う。しかも服!!私のどタイプ!!そしてそしてすごく似合ってる!!」
みこちゃんは机の上に置いていた俺の手を握りぶんぶんする。
こんな話をしていたところでドリアが届き、遊園地に向けて会議を開いた。
決行の日は次の金曜日。楽しみすぎる。




