「害虫とか益虫問わず虫は虫でしょ」って話。
「ぎゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃゃあああああああああああああ」
「なになになに!?!?」
「help!!!!マジで!!助けて!!!help!!」
「どした!?」
「虫!昆虫!G!!」
「どこで?」
「裏の!!店長の!!置いてった!!カバンの!!中!!!」
「ああ、それは店長の息子さんが持ってきたおもちゃだよ。」
「マジ?」
「マジ。」
「おもちゃかよ。」
「おもちゃだよ。」
「Gのおもちゃとは。趣味悪いなぁ」
「人の趣味にケチつけるほどいい趣味してないやろお前。」
「でもGはやばいだろ!」
「ってか持ってきてたのってGじゃなくてカブトムシのメスじゃね?持ってきたタイミングで話してたよ。」
「いや、わからん!ぱっと見どころかよく見てもわからん。」
「昼間のシフト寝坊したバカが悪いんです」
「昼にあると思わんじゃん!夜に入れてんのに!」
「店長もバイトリーダーも後輩くんもインフルだからなぁ」
「幽霊でもかかるしなぁ。」
「俺はこの前かかったから大丈夫だけど。」
「抗体かー。」
「でもまさか説明と引き継ぎのために一旦働きにくる店長すごいわ。」
「思った。」
「そういえばさー」
「どしたー?」
「害虫とか益虫っているじゃん?」
「いるねー。」
「あれってどっちにしろ虫は虫でしょ?」
「そりゃな。」
「僕どちらにせよ大騒ぎすると思う。」
「幽霊でも虫は怖いんや。」
「幽霊でも怖いものは怖いよ」
「ホラー側だから怖くないと思うんだけどな」
「ってさ、ホラー映画であのさ、死装束?来ているやつあるじゃん!」
「あるな。」
「あれ実際着ないんだって!」
「なんで?」
「あれってさ、永眠……要するに眠るときの服装じゃん。」
「まぁね。」
「ってことはあれはパジャマなのよ。」
「解釈によってはそうなるな。」
「パジャマで人前に出ないだろ!って思う。」
「お前も寝る時はあれなの?」
「いや、全然違う。◯印のパジャマ。」
「そうなんだ。」




