表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

83/105

2章-41話 大精霊

高評価等とても励みになります。


もし良ければ高評価等よろしくお願いします

ルナスィラは大の字で転がっていた。

体は切り傷だらけで胸元から腹下にかけて深い大きな傷まである。

 

完全敗北だった…………。

回復魔法を発動しようにも、何故かこの空間のエネルギーが急速に失われていて、何とか崩壊しないようにするだけで精一杯だったのだ。

 

そして、少し離れた場所で少女が倒れた音がした。

あの少女にも申し訳ない事をした…………。

 

剣を失った今、元のスキルを復元する術が無くなってしまったのである。

 

何とか此処が崩壊する前にせめて命だけでも助けてあげたい、そんな事を考えてる時だった。

 

パキンっと固有結界が破られ上から少年が降ってきたのである。

 

「あーーーーー!思ったより高いーー!」

ブホッ!

間抜けな落下音と共に少年が落ちてくると、結界の維持も少し安定した気がした…………。


ルクサイド

「無事か!リリ!!」

「ゥゥゥ、ぁぅ」

「…………キサマ我が家族であるリリに何をした!?」

ルクはすでに完全にブチギレだった。


「あなたは何処からきたの?とか色々疑問はあるのだけれどぉ?ごめんなさいね闇と光のスキルを私の剣に吸収したら心まで壊れちゃった見たい?」

 

「ならば早く元に戻してもらおうか!」

「…………その子が私の剣スパッと斬っちゃってね?もう無理なのよ」

 

「……………………。」

ルクは真っ二つに斬られた2本の剣を見つめる…………。

そして、おや??っと

 

「別に剣にスキルを吸収したのなら、少しくっつければスキルを戻すくらい出来るだろう!」

 

ルクだってエナジードレインやエナジーギフトと言った吸収、放出系のスキルを使えるのだ!

何と無く感覚で分かるのである!

 

「ムリよ、だってその剣貰い物だもの……。本来の私の力じゃないのよ」

「ごめんね?責めて私が死ぬまでは何とかこの空間を維持しててあげるから早く逃げなさい?」

 

ルナスィラの本来の力は混沌、そして光と闇魔法。

エネルギーの吸収や放出は含まれていないのである。

 

「お主、消えるのか?」

「…………何故かこの固有結界が崩壊しそうなのよ、もう結界の維持にかなりの魔力をさっきから使ってるの。もう無理ね」

 

 …………………………おや?

急に申し訳なくなってきたルクである。

だが!仲間を傷つけた事には変わりはないのである!!

 

「申し訳ないと本当に思っているのならリリと、この娘と契約してくれないか?お主も精霊なのだろう?」

「はぁ?大精霊が人と契約ぅ?嫌よそんなの」

 

「……消えるのだろう?申し訳ないと思っているのだろう??仁義というものがあるだろう???」

敵に対してはとことん容赦がなく、味方にはとことん甘いのがルクなのである!!魔王たる所以である。

 

「う、うーん……そうねぇ?でも私が契約したところでその子の元の意識は戻らないわよ?それでもいいなら契約してあげる」

 

してやったり!とルクは悪どい笑みを浮かべる。

この時ルナスィラは早まったかな?と思ったがもう遅かった!

 

「よし!聞いたからな!来い相棒」

ルクが魔短剣を呼び寄せると、真っ二つに斬られた白と黒のエネルギーを全て吸収!

 

そしてその中にあるリリの心、スキルをリリにエナジーギフトで戻していく。

何故かすごく手慣れていた………………。

 

ついでに剣に封印されていた、使えそうな力もたんまりと入れておいたのは内緒である。

今なら入れたい放題なのだ!

 

「ええ…………あなたって、出鱈目って言われた事なぁい??」

 

「フッ天才とはよく言われるな!ハーハッハッハ!」

 ………………都合の悪いことはすぐ忘れるのがルクの良いところである。

「さて!契約してもらおうか??」

 

大きなため息をつきルナスィラがルクを見上げる。

「そうね、約束は守るわ。もう少し早く、その子を何とか出来るなら言って欲しかったところだけどぉ?」

 

「…………まぁ、私みたいにならない様に側で見守ってあげた方がいいのかもね」

遠い目をしてルナスィラが呟いたのだが、ルクには聞こえてなかった。

 

「精霊と契約するために此処にわざわざきたからな!ハーハッハッハ!」

「それで?その子いつ起きるの?起きてないと契約出来ないわよ??」

 

「————!!!!???」

完全に計算外である、

ルクが本来のリリのスキル以外にも、剣に封印されていた良さそうなスキルを捻じ込んだ事で意識の覚醒に時間が掛かっているのだ…………。

 

「…………他になにか方法はありますか?」

そして申し訳なさから敬語になるルクである。

 

「何かって…………そうねぇ、精霊に縁のある物なら一時的に宿れるんだけどぉ?……そう言えばその子の剣、元は精霊剣よねぇ?そこに宿ろうかしらぁ?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「ぬっ?ちょっとマズイか?」

ついに大精霊が作りだしたダンジョンという名の固有結界の崩壊が始まっていくのだった。


 

アシュレイサイド

 

 ………………勝った…………のか?

アシュレイは力技で強引に精霊憑依を行った為、テンペストブレイカーを放った直後に強制解除。

デメリットで4時間の魔法使用不能と全能力値半減、そして圧倒的な脱力感により地べたに転がっていた。

 

サキもレンカも意識はあるがボロボロで動けず、イグニスとサフィアに至っては意識すらない。

 

そんな中、思いっきりぶっ飛ばされたソルアルディアが立ち上がる。

 

【サンヒール】

「…………な、に……?」

「フォッフォ、今の一撃は中々良かったぞ?痛かったわい」

 

だが、ソルアルディアにさっきまでの焦った様子はなく全てを悟ったのうなそんな笑顔でアシュレイ達を見ていた。

 

「お前さん達の連れ…………やばいのぉ?まさか固有結界を喰らうとは、お陰で此処はもうダメじゃのフォッフォ」

 

「……え?」

 その人物に心当たりがあり過ぎて冷や汗が止まらない。

 …………終わった、確実に殺されるやつだこれ。

 

「フム、まぁ本当は出直してこいと言っておる所なんだが……まぁ、良いじゃろアシュレイよ我輩が契約してやろう。条件付きじゃがの?」

 

「んん??…………はい、お願いします」

思ったいた回答と違い過ぎて完全にフリーズしたアシュレイであった。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

そしてこちらでも崩壊が始まっていく。

「ほれ嬢ちゃん達は我輩が集めてやるから、ワープの宝珠をだせ、どうせ持っておるのだろ?」

 

「後2人、扉の外に仲間がいるんです……1人はどこか飛ばされたみたいなんですが」

「フォッフォ、もう1人の大精霊が連れて行ったんじゃろ、あやつ気分屋な所あるからのぉ。じゃが無駄に命を奪うような奴でもない。向こうは任せて大丈夫じゃよ」

 

こうしてアシュレイ達は宝珠を割り入り口の天陽連峰の頂上へと帰還したのであった。

 

——後にしっかりと勇者の本質を確かめる為に作ったダンジョンだったのだとソルアルディアから説明を受けたアシュレイ達であった。



 

因みにルク達なのだが。

…………全く大丈夫では無かった!

 

「ヌオオオー!!はしれぇぇー」

「何がどうなってるんですかぁぁぁー!!」

 

ひとまずリリの魔剣に入ろうかと言った所でタイミング良く?

リリが目覚めると、思いっきり近くにいたルナスィラを殴り飛ばし。

そのままとどめを刺そうとするのを、必死にルクが止めるという珍事があり。

 

契約は出来たものの、ルナスィラがスリープモードに入ってしまったのだ。

その為、完全に徒歩で崩壊しているダンジョンを脱出する羽目になったのだった。

因みにルクの魔短剣もまたスリープモードに突入である。


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

天井から岩が落ち、大地が大きく揺れる。


「走れぇぇぇぇ!!」【スピードコマンド!】

「何をやったんですかルクーー!?」

崩壊していくダンジョンを全力で駆け抜けるルクとリリ。


「ルク!さっきの場所、扉が二つありませんでしたか!?」

「どうせ変な仕掛けだ! きた道を全力で戻るぞ!!」


「出口っぽい雰囲気ありませんでした?!?」

「捻くれ大精霊のダンジョンなど信用出来んからな!!」


「……それは確かに?」

二人のすぐ後ろで巨大な岩が轟音と共に落下する。


「……走りますよ!」

「潰されたら痛そうだな!」

「痛いで済みませんよ!!」


息を切らしながらもリリは隣を走るルクを見る。

「……ルク」

「なんだ?」


「……ありがとうございました」

「む?」

「私……何となく覚えているんです」

 

胸の奥に広がっていた底の見えない絶望。

何もかも失った虚無。

そして――誰かが必死に取り戻してくれた温もり。


「全部じゃありませんけど……助けてくれた事だけは覚えています」

「後で魔短剣さんにもお礼言わせてくださいね?」

ルクは少しだけ照れ臭そうに鼻を鳴らした。


「当然だ! 我が家族を助けるのは魔王として当然だからな! ハーハッハッハッ!」

 

「……でも一つだけ」

「んん?」


「私の中に、何か余計な物入れませんでしたか?」

「…………。」


ルクの足が一瞬止まる。

「気のせいでは?」


「気のせいじゃありません。新しいスキルが増えてるんですが?」


「…………。」

「しかも見たこともない物ばかりです。」


「………………。」

「ルク?」


「…………たまたまじゃないのか?」

「たまたまで一気にスキルは増えません!!」


「ハーハッハッハ!」

「笑い事じゃありません!!」


そんなやり取りをしている間にも、後方ではダンジョンが音を立てて崩れ続けていた。


「ルク!!前!!」

「ぬおっ!?」


ドゴォォォン!!

落下してきた巨大な岩を二人そろって滑り込みで回避する。


「これ本当に帰れるんですか?」

「まずいな、余計な話はなしでダッシュだ!!」


「ルクが変なことするからですね!?」

「我ではない! 会話を始めたリリだ!」


「助けてもらったお礼を言っただけです!!……あとちょっーーとだけ確認をしただけです」

「ちょっと?」


「ちょっとです!!後でゆっくり話してもらいますからね?」

崩壊するダンジョンの中。

絶叫とツッコミを響かせながら、二人は出口を目指して全力で駆け抜けていくのだった。

 

そして

「「【トルネード】」」

塞がれた出口を2人の魔法を融合させ強引にこじ開け、アシュレイ達の元へ合流するのであった。

 

結構ギリギリだった………………。

「おーーい!遅かったじゃなーい!もう肉食べてるわよーー!」

「ニクデーース!!」

 

「我の肉は大量にあるんだろうなぁぁ??」

「私もいっぱい肉食べますからねーー!!」

 

「…………何でそこから出てくるの??」

「ルク達ですからねぇ。考えたら駄目ですよ」

「10階層の扉の反対側に、外への出口があるって話でしたよね??」

 

こうして、元気いっぱいに新魔団4人とアシュレイ達3人は岩山の頂上で焼肉パーティーを開催するのであった。


この後、この岩山をどうやって降りたのか。

……知らなくてもいいことも世の中には沢山あるのだ。



「ルク 13歳ステータス」

 体力88魔力112力56守59速58技77運20特別ポイント5

 使用可能魔法orスキル:闇魔法、毒魔法、土魔法、火魔法、氷魔法、水魔法、風魔法、爆発魔法、海魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、夜目スキル、死の波動、爪攻撃、衝撃波スキル、共鳴スキル、武術スキル、錬金術スキル、潜水スキル)(ユニークスキル:星喰い、星渡り)(ワールドスキル:ダンジョンマスター)

 [称号:魔を極めし物、魔王(元)、魔眷属を作りし物、爪使い、武術家、負けず嫌い、聖騎士の知識、暗黒騎士の知識、魔の理解者を生み出し者]

 

「サキ 15歳ステータス」

 体力58魔力99力42守50速47技55運10特別ポイント5

使用可能魔法orスキル:(火魔法、爆発魔法、土魔法、水・氷魔法、風魔法、無属性魔法、海魔法、闇魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、杖攻撃、鞭攻撃、共鳴スキル、印術スキル、潜水スキル)

 [称号 ルク[元魔王]の魔眷属、魔の理解者、術使い、鞭使い、杖使い、負けず嫌い]

 

「リリ 13歳ステータス」

 体力95魔力54力60守70速56技80運10霊3特別ポイント5

 使用可能魔法orスキル(光魔法、闇魔法、混沌魔法の目覚め、風魔法、聖魔法、海魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、剣攻撃、盾防御、共鳴スキル、闘術・武術スキル、潜水スキル、薬学スキル)(ユニークスキル:漆黒の守心、月の※※※)

 [称号 ルク[元魔王]の魔眷属、大精霊と契約し者、聖騎士、暗黒騎士、剣士、闘術・武術使い、薬学の知識、負けず嫌い]


「レンカ 14歳ステータス」

 体力75魔力60力57守56速60技63運10獣3特別ポイント2

使用可能魔法orスキル(土魔法、風魔法、無属性魔法、海魔法、闇魔法)

 (探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、槍攻撃、共鳴スキル、遠投スキル、夜目スキル、幻術スキル、一部獣化(タイムリミット30s)、潜水スキル、)(低空飛行)

 [称号 ルク[元魔王]の魔眷属、属性纏装(風、土、闇)、槍使い、遠投の心得、不意打ちの心得、負けず嫌い]

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ