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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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2章-21話 海と高速?潜水艦

高評価等とても励みになります。


もし良ければ高評価等よろしくお願いします

港街ラグノート海軍基地は、かつてないほど慌ただしくなっていた。


「急げ!!」「耐圧板を持って来い!!」「第二魔力炉、まだ動かねぇのか!!?」


怒号が飛び交う中、海兵達が港の一角で必死に整備を続けていく。


 そこに停泊していたのは…………異様な船

 いや、船と言うよりも巨大な鉄の棺桶。


分厚い装甲で魚のように細長い船体、船腹には無数の魔導式が刻まれている。


そして中央には、ひび割れた巨大な魔力炉が青白い光を放っている。


「これって……船?」

 サキが目を輝かせる。

 

 ……が本部長は嫌そうな顔をしそれを指差す

魔導潜航艦ネレイド。 昔、深海調査用に王国が開発した試作艦だ」

 

「「「「………………ネレイド」」」」

 なんだそのかっこいい名前は!

 狡いでは無いか……。

 そしてルクは自らがつけた名前……試作船3号を思い出す。

 

 ……ルクのネーミングセンスレベルが少し上がった!

 テンテロテーン!

 

「深海を航行できる唯一の船……だったんだがな」

「だった?」

 

「魔力消費が馬鹿みてぇに激しく船体強度も不安定、しかも魔力炉がすぐ暴走する」


 直後、ドンッ!!と船体内部から爆発音が響く。


「ぎゃあああ!?」

「また配管吹っ飛んだぞ!!」


「冷却水!!冷却水急げ!!」

 海兵達の悲鳴が飛ぶ。


「爆発デスが大丈夫デス?…………」

「…………実際これで三回目の爆発だ」


「「「「えっ」」」」


 本部長は深くため息を吐く。


「本来ならこんなモン使いたくねぇ。 だが海底ダンジョンへ行ける手段が他にねぇんだ」


 通常船では海底へ辿り着けない。

 潜水魔法を使える者も限られる。


 まして海底深部までの長時間行動など不可能なのだ……

 結果、この欠陥船に頼るしかなかった。


「ちなみにだが……」


 本部長が真顔で絶望感を漂わせながら続ける。


「深海運用成功率は三割だ」

「ちょっと!

 それって…………?

 低いんじゃないの??…………?」

 

三割ってどのくらい?と聞こうとしてやめた…………サキはもう買い物が出来るのだ!それでいいではないか。

 

「安心しろ!沈んでも即死するだけだ」

「安心できる要素どこですか!?」


 海兵達も顔が死んでいた。

「なんで俺らこんなの乗るんだ……」「遺書書いとけば良かった……」


「ウム!なかなか面白いな!!海底とはロマンだろう!」


何故かルクだけは楽しそうだった!

ネレイドという名前に気を取られ完全に話を聞いていなかったのである!


 そして数時間後。

 出発の準備がついに整うと


 ラグノート海軍選抜部隊精鋭10名、そして新魔団を乗せた魔導潜航艦ネレイドは、ゆっくり出航した。


 まずは慎重に動作確認を行いつつダンジョンに向かう………………

 

 ──はずだった!


しかーし!

ろくに話を聞いてなかった者が一面魔法を発動させると?

 

「おい!!速度が異常だ!!?」

「違う!!何かが船艦を押してるぞ!!」


 艦橋が騒然となる。

 

「ハーハッハッハ!我に任せろ!サクッといってサクッとダンジョンを攻略しようではないか!」

 

【スペルマジック:アクアストーム出力アーーップ!】

 ゴォォォォォォッ!!


 海中とは思えない激流が発生し、《ネレイド》が魚雷のような速度で突き進む。

 

——こんなカッコいい名前の船なのだ!

チンタラ走っているのは勿体無いではないか!

 

話を聞いていなかったルクが機体の耐久度などお構いなしでぶっ放したのだ!

 

「速ッッッ!!?」


「待て待て待て!! この艦そんな速度出したら壊れる!!」

 ドォン!!

 

「ぎゃああああ!!」

「計器振り切れてる!!」


「到着予定時間を大幅短縮してます!!」

「短縮しすぎだろォ!!?」


「「「………………。」」」

 なんかルク褒められてるな?とちょっとだけ思ったサキ達。

 

 ……褒められている訳ではなかったのだが、サキ達の中では速い=凄いなのだ!

 

どんどんと深海を進んでいくネレイド、あまりの速さに戸惑っていた船内だったが段々と落ち着きを取り戻す。

 

落ち着いたというより諦めたなのだが……

冷静にはなれたのである。


新魔団の面々も初めての深海、それはもう楽しんでいた!

「わぁ……」

 リリが目を輝かせる。


 深海、青黒い水の世界。

 光は届かず、不気味な魚影だけが揺れている。

 とても幻想的な世界がそこにはあった。

 

「変な魚いっぱいいるデス!」

「ダンジョンが終わったら潜って見ましょうよ?」

 

ワイワイとその幻想的な世界にネレイドが悲鳴を上げてることなんかすっかりと忘れて外に夢中になる。

 

こんな綺麗な海なのだ、もう少しスピードを出したっていいのでは無いか?

そんな疑問を抱いてしまうくらいには夢中になっていた……。

 

しかも《ネレイド》は、通常ではあり得ない速度で海底へ突き進んでいた、海の魔物も以上感じ距離を置いてた為真っ直ぐ突き進むことができていたのである。


「この速度なら半日かかる距離を一時間で……」

 観測士が青ざめる。


「いや速すぎる!!船体が悲鳴上げてる!!」

「おおお、おちちちつけ!いったたたん落ち着くんだ!」

新魔団とは打って変わって、誰1人冷静な海軍はいなかった


「「「……………………」」」ササッ

……誰か今どこかへ走って行っただろうか?


「「「【エアハンマー!!】」」」

 ミシミシミシッ!!


「第四隔壁に亀裂!!…………さらに加速しましたぁぁぁ(泣)」

「誰だ魔法重ねたバカは!!!?」


「「「……………………」」」

海兵が振り向いた先には……。

 

吹けてない口笛を吹くサキ。

長い銀髪をいじりながら目が泳いでいるリリ。

狼の耳を手で押さえて目を瞑るレンカがいた……。


「…………まさか

 ……全員…

 ………だと!?」

 

「だって!ルクだけなんか狡いじゃない!」

 

「だってって………………」

 本部長が思いっきり突っ込もうと息を吸い込んだその時。

 

 コンッ。

 何かが船体へぶつかった。


 そして、コンッ、コンッ、コンコンコンッ。


「……おい」

 海兵の一人が青ざめる。


「外……なんかいるぞ」

 窓の外、暗闇の中に赤い目が浮かんでいた。


 一つではなく、二つでもない、無数。

 ギチギチギチ……。


 不快な鳴き声が響く。

「サハギン群です!!」


「もう囲まれてる!!」

 次の瞬間。


 ドゴォォォン!!

 と船体が激しく揺れる


「右舷損傷!!」

「サハギンが船体に張り付いてます!!」


窓の外!槍や銛を持ったサハギン達が、船体を狂ったように叩いていた。


 しかもその奥には、さらに巨大な影。

「上位種までいやがるのかよ!!」


 ドゴォッ!!

 巨大な三叉槍が船体へ突き刺さる、警報が鳴り響く


『第三装甲損傷!!浸水率上昇』

「マズイ!! このままじゃダンジョンに着く前に沈むぞ!!」


 艦内に焦りが走る。

 ルクが窓の外を見て首を傾げた。


「おっ!ダンジョンの入り口とはアレではないか?」

 その指差す深海の底、岩盤の裂け目の奥で。


 青白い光が脈動していた、まるで巨大な口のように。

「……見つけた」


 観測士が震えた声を漏らす。

「海底ダンジョンです……!!」


「はぁ!? もう着いたのか!!?」

 予定より遥かに早い到達に、艦橋が騒然となる。


 その瞬間。

 ギチギチギチギチィィィ!!


 サハギン達が一斉に狂ったように叫び始める。

 まるで、巣へ近付くなと警告するように


もう機体がどうのとか帰りをどうするとか言っている暇ではなくなった!


「突撃するぞ!合わせろサキ!」

「任せて!」

 

「「【アクアスパイラル】」」

 

魔導潜船艦を押し出すように水の渦が発生、至る所が破損しつつあり得ない速さでダンジョン入り口目掛けて突き進む

 

「まてまてまて!早い早い早い!ぶつかるぞー!!」

「固まってください!」

 

 【エアクッション】

 リリが空気の膜で周囲を包み込む

 

そして………………。

ドカーーーン!!

 

凄まじい衝撃と共にダンジョンに突入し大破するネレイド。

『…………………………。』

 


そして、ちゃんと無事な船員たち。もはや奇跡であった。

 

バキッ! バコッ! ドカッ! と瓦礫を退けて這い出る。

 

 

「ふぅ、よし!ダンジョン内は普通に歩いて探索出来るぞ!?ハーハッハッハ運がいいな!」

 

「でも、膝下まで水があって動きずらいわね…………」

 

「ふぅ、此処が海底ダンジョンですか…………沼地ですね」

「すっごく沢山の殺気を感じマス………………囲まれてます」


すると周囲から赤い目が浮かび上がるり


ギチッ!ギチギチッと不快な歯の擦れる音が聞こえてくる。


「接敵!!」

 海兵が叫ぶ。


 次の瞬間!ザバァァァァァッ!!

 水面を割って十数体のサハギンが飛び出す


「密集陣形だ!槍を構え!」

本部長が叫ぶと全ての海兵が腰につけていた小さなアクセサリーに手を伸ばす、そしてそれを前に突き出すと槍に変形する。

 

10人の海兵全てが魔槍を装備していたのである。

そしてそのまま次々とサハギン達を倒していく海兵たち。

 

 【スラストォ】【ラッシュ!】【チャージショット】

「よし!どんどんいくぞ!魔道具も使っていけ!」

 

本部長が声を上げると共に、小さい石の様な物をサハギン達に投げつけると

 

 バゴォォォン!!

 と言う爆発音と共に石が破裂しサハギン達が吹き飛ぶ!

「これ…………我らの出番あるのか?」

 

 海軍の精鋭部隊なのである!そりゃ強いのである!

 

…………だが、ルク達のすぐ近くにはまだまだ数多くのサハギン達が身を低め接近してくる。

まだまだ戦いは始まったばかりでなのであった。



「ルク ステータス」

 体力84魔力106力53守56速55技75運19特別ポイント4

 使用可能魔法orスキル:闇魔法、毒魔法、土魔法、火魔法、氷魔法、水魔法、風魔法、爆発魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、夜目スキル、死の波動、爪攻撃、衝撃波スキル、共鳴スキル、武術スキル、錬金術スキル、潜水スキル)(ユニークスキル:星喰い、星渡り)

 [称号:魔を極めし物、魔王(元)、魔眷属を作りし物、爪使い、武術家、負けず嫌い、聖騎士の知識]

 

「サキ ステータス」

 体力55魔力95力40守46速45技54運10特別ポイント4

使用可能魔法orスキル:(火魔法、爆発魔法、土魔法、水・氷魔法、風魔法、無属性魔法、闇魔法の目覚め)(探知スキル、身体能力系統スキル(中級)、隠密スキル、死の波動、杖攻撃、鞭攻撃、共鳴スキル、印術スキル、潜水スキル)

 [称号 ルク[元魔王]の魔眷属、魔の理解者、術使い、鞭使い、杖使い、負けず嫌い]

 

「リリ ステータス」

 体力90魔力52力57守65速53技74運10特別ポイント4

 使用可能魔法orスキル(光魔法、闇魔法の目覚め、風魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、剣攻撃、盾防御、共鳴スキル、闘術・武術スキル、潜水スキル、薬学スキル)

 [称号 ルク[元魔王]の魔眷属、聖騎士、暗黒騎士の目覚め、剣士、闘術・武術使い、薬学の知識、負けず嫌い]


「レンカ ステータス」

 体力70魔力57力55守53速58技62運10獣3特別ポイント1

使用可能魔法orスキル(土魔法、風魔法、無属性魔法、闇魔法の目覚め)

 (探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、槍攻撃、共鳴スキル、遠投スキル、夜目スキル、幻術スキル、一部獣化(タイムリミット30s)、潜水スキル、)(低空飛行)

 [称号 ルク[元魔王]の魔眷属、属性纏装使いへの道(風、土)、槍使い、遠投の心得、負けず嫌い]


「海軍本部長 (38歳)ステータス」

体力140魔力12力80守60速42技50

サハギンって深海に耐えられるの?

という疑問は海の彼方に放り出していただけると幸いです。

後で気づきました、

すいませんがそういう物だと思ってください。

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