2章-3話 レオニス頑張る!!
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フィールド型ダンジョン:トレントの森第1層(2層はボス部屋)にて
特に戦闘があるわけでも無く浅瀬を抜けた先。
大きな木々で日光が遮られ薄暗くなっているダンジョンの中層に足を踏み入れるルク達。
【サーチ】
「うーん、敵の反応っぽいのはあるんだけど…………イマイチどれがトレントなのかよく分からないわね」
サキとレンカを先頭に進んでいくもサキのサーチではまだ範囲も小さく精度も大した事無いため
トレンドが周囲にいる事はわかってもどれがトレントなのかは分からないのであった。
「警戒しながら進むしかないデスね」
「そうね……ここら辺にトレントがいるわ!急に攻撃されても良い様に警戒しなさい!」
「何を偉そうに!女のくせに……ト、トレント如きにビビるレオニス様では無い!
…………ですよね!レオニス様」
「む、無論だとも!
す、少し薄暗くて視界が悪いからって怖いわけ無いだろ……なんなら俺様の火魔法で燃やし尽くしてやる」
「ちょっと!さっきも言ったけど森で火魔法なんか使ったらみんな焼け死ぬはよ!絶対禁止だから、いいわね!」
なんとサキの言葉である!
トレントの習性の1つとして強敵の気配を察知すると、完全に木に擬態しやり過ごし、自身より弱い者だけを襲って養分にする習性がある。
そして此処には明らかに魔力が高いルクとサキ、聖騎士に目覚めたリリがいるわけで
………………………………。
「ん〜、さっきから全く襲ってこないわね?寝てるのかしら?」
「不思議デス……此処まで敵がいないダンジョン……怖いです」
「…………!そうか、俺様に恐れをなして震えて出てこれないのだ!やはりトレント如き俺様の敵では無い」
「「流石ですレオニス様!」」
順調すぎるダンジョン攻略は結局最後まで続き、一泊だけして1層を攻略し2層の入り口についた。
此処までのトレント撃破数脅威の0体である。
因みにルク達は就寝時小さいテントを貼り、4人で入り隠れてマイダンジョンに入り1夜を過ごした。
そんな小さいテントでと笑いながら最新鋭の魔導テントを展開したレオニス達だったが夜の森の恐怖であまり眠れなかったと言う。
「フッ、此処まで何も無いと拍子抜けだな、ボスくらいは俺様が相手してやらんと父上も納得しないだろう……。
オイ!冒険者のチビ共は手を出すな!帝国貴族の力見せてやる」
「……だって?」
「いいのではないでしょうか?」
「デスデス」
「ウム、後で我らだけで来てジャイアントサンドトレントだったか?の魔石を取ればDランクだしな少し面倒だがそれで依頼達成ならよしとしよう」
ルク達は虎獣人に鍛えられ少し大人になっていた。
レオニスが同年代の連れ2人を率いて先頭に立ちボス部屋へと進んでいく。
「レオニス 14歳ステータス」
体力20魔力12力20守12速16技18
HP40MP28SP36
(火魔法、無属性魔法、剣使い、魔道銃使い(適性火)、身体能力系統スキル)
ジャイアントサンドトレント
体力58魔力28力30守32速2技18
HP116MP56SP36
(土無効、雷無効、火半減、水・氷弱点、自動回復(小)、エナジードレイン(小)、HP3割以下で属性変更、)
「思ってたよりデカいな…………あれがダンジョンボス、いくぞ俺様に続け!」
【パワーアップ】
「「うおおお!」」
レオニスが剣を持つとボストレントに向け走り出し、連れの2人もそれに続く。
しかし!
「――――――!」
【ーーーーー】
レオニス達の動きを見てボストレントが自身の周りの砂地を蟻地獄へと変える
「くっ近づくな!足を取られるぞ、おのれ魔物風情が小賢しい真似をしやがって!だが、帝国の叡智の結晶はそんな小賢しさをも正面から打ち砕くとしれ!」
【魔導銃:火属性魔力装填…………発射】
レオニスが剣での攻撃を諦め、特殊な銃を手に持ち発射するとファイアーボールが銃から放たれる
「「流石レオニス様!火魔法の申し子!!」」
だが――――ポスッ。
「――――――――」
【――――――】
そのファイアーボールもボストレントに命中するが余りダメージを与える事が出来ず、お返しとばかりに土の礫を周囲に発射されてしまう
ヅダダダダダ!
「ぐっ、ううう?」
「「うわぁぁぁ!!」」
何故だ!?トレントと言えば火魔法が弱点の筈!ま、まさかこいつユニークモンスターなのか?
(ユニークでは無く普通のボスである。
しっかりとギルドで下調べしてればジャイアントサンドトレントがボスという事はわかったのだが、レオニス達はそれをしなかった)
「――――――――!!」ビュン!っと
唖然としているレオニス達に追撃の根の鞭攻撃が襲う
「「「うあ゙あ゙あ゙あ゙」」」
「くそっ、まだだ、まだやれる」
「ひっ、もうだめだあーー!」
「逃げろ!!」
「おいお前達!何処へ行く」
「「な!何で扉が開かないんだ!帰らせてくれ」」
ボス部屋の扉はボスが倒されるか挑戦者が倒されるかどちらかしか開かないのだ。
「パクパク……どうするのよ?」
「リンゴジュースが美味い、まさか果物を飲み物にするとは何という贅沢!おかわり!」
「焼きリンゴ出来ましたよ」
「えっと……いいんデス?」
ルク達はのびのびしていた、チビと言われた事をまだ許してないのである。
「まぁ、死にそうになったら助けてやるか…………誰が助けるかジャンケンだぞ!負けられない戦いがここにある。」
「あの2人は敵前逃亡したと父上に絶対に伝えてやる。こうなったら俺様1人でも……ウオオオオ!!!!」
ガムシャラに突っ込んだレオニスの剣が振り抜かれ、巨大な樹皮を斬り裂くと
「―――――!!」
ボストレントが初めて苦悶の声を上げた。
「どうだ!」
だがすぐさまカウンターをくらい簡単に伸びた根に捕まり動けなくなる
「グゥウウウ」
「……………………負けた(絶望)」
「よっしゃあ!勝った」
「フッ、私運なら負けないのよね」
「な、なんかすいませんデス」
リリがじゃんけんで負け渋々リンゴパーティーの輪からぬけ、魔剣である真っ黒なレイピアを片手に駆け出す
【スピードアップ】【パワーアップ】
【ラッシュスラスト】
そして素早い動きで接敵するとレオニスが捕まっている根を斬り、自分よりも大きいレオニスを強化した力で脇に抱え、そのままの勢いでボストレントに迫る。
【エアカッター×2】
ヒュンヒュン!!
ボストレントが迎撃しようと根を伸ばすも風の刃によって切断!
リリを止める事は出来ない……そして
【アクティブスキル:闘術一点強化】
【闘術弱点看破】
【クリティカルスラスト】
「――――――――――!!!ザザァァ」
リリによる突きが確実にボストレントの魔石を貫くとそのままドロップアイテムを落とし消えていった。
デユーンズ•レオニスサイド
レオニスは完全に恋に堕ちていた……。
一目惚れだった…………。
強大なユニークモンスター(レオニス視点)に捕まりもうダメだと思っていた
しかし!自分よりも小さい女の子が助け出しにきてくれたのだ!
あぁ、何と美しい…………これが女神か(※レオニス視点)
トレントに捕まっていた俺様を颯爽と助け出し、そのまま丁寧に抱き抱えられ(適当に脇に抱えていただけ)
そのままボストレントを倒す銀髪の女神…………。
俺様は……いや、僕はこの女神様と結ばれるためにここに来たのか!そうだ、きっとそうに違いない
「あぁ、愛しの女神様!お、お名前を……」
「(怒)」ドサッ
「ぐえっ」
「邪魔」
レオニスが愛の告白をする前に汚物を扱うように地面に投げ捨てるリリ。
「あらっ!ダメじゃないリリ、ぷぅっクク、そ、そんな乱暴に扱っちゃ、ふふっ。最後まで聞いてあげなさいよ?」
「サキ姉でも言っていい事と悪いことがあるっ」
チャキ!
「刺すよ?」
「………………ご、ごめんなさい」
あぁ、少し困っている顔も素敵だ…………。(※レオニス視点です)
無事?ボスを倒したルク達は水晶に触れステータスをランダムで5アップさせ入り口に転移する。
リリは全力で駆け出しルクの後ろから離れなかったと言う。
そして、レオニス達が帰るまでの1週間リリはひたすら付き纏われた…………。
ある時は食事どころで
「リリさん、どうぞ?僕からの気持ちです(フルーツの盛り合わせ)」
ある時は討伐クエスト中の森の中で
「リリさん、どうぞ汗拭きです」
ある時は街を歩いているときに
「この服を着たリリさんと踊らせてくれませんか?(高価なドレス)」
そして
「リリさーーん!絶対また会いに来ますからねーー!!」
朝からリリ達が泊まる宿の前で誰にも見送られる事なく、大きな声で別れを告げながら馬車で去っていったという。
[トレントダンジョン隠し要素]
トレントを1日で20代以上倒しボス部屋に到達する(未達成)
トレントから奇襲攻撃を2回以上受けた状態でボス部屋に到達する(未達成)
ボストレントを近接武器のみで倒す(未達成)
全条件クリア後に出てくるサンドブラックアントの群れを討伐する事でレアドロップ発生。
リリのレオニスへと態度をキモいにするか無言にするかで物凄く悩みました。
リリ達もちゃんと年頃の女の子です




