33話 あっという間の1年間
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「ッガバ!!??………………ここはどこだ?」
和風の一室で布団で寝かされていたルクが目を覚ます。
……………………本当にここは何処だ??
何だか頭を強く蹴られたようなそんな事ないような? (ルクは衝撃で少し記憶が飛んでいた)
それよりも外の騒がしさは何だ、いったい!!
ルクが部屋を出て外の訓練場になっている広場に目を向けると各々に合った特別な魔道具をつけられたヴィカ、ニコ、サキ、リリ、レンカが走り込みをしていた。
「声が小さい、そこっ身体強化を絶やすな!
ショートカットしようとするな!?
魔法を足に向けて打って空を飛ぶな!??
投げた槍に乗るな!??
これは走り込みたぞちゃんと走れ!
………………なんなんだお前らわァァァ!!!!」
そして族長の叫び声が響き渡っていた
「あっ!」
走り込みを無視してリリがルクに気がつくと走ってくる
「目が覚めましたかルク!おはようございます」
「ちょっとサボるなんてずるいじゃない!おはよう!!」
「おはようデス」
「ウム!おはよう、一体何をやっておるのだ?」
「「「さぁ?なんかこれ付けて走れって?(デス)」」」
ルクのパーティーは体力とルク譲りの狡賢さには定評があった。
「な、何でこの魔道具付けてこんな平気なんだ…………ヴェ」
「フム?あぁ、スキルの出力を強制的に抑える事でスキルの持続力を上げる特訓か
………………魔力を代わりに使えばいいだけだな我パーティーはどちらかと言うと魔力を絞られた方が辛い」
「ゴホン、魔力だと?
君達魔法の方が得意なのか…………凄いなホッホ」
この世界は魔法使いはそもそも少なくスキル頼りの方が多い、獣人に限らず人間も。
なので魔法使いはとても貴重なのだ。
「どうやらあまり走り込みは意味がないようだ
…………実践形式の方がいいか
………………ヴィカとニコは継続だが」
「「なんで!!(ニャ)」」
「ホッホ、子供はしっかり見てやらんと儂が考え付かん想像力を発揮するからな(ギロリ)」
「オイ、ジジイ」
「(怒)な、何だ?ガキ……ルク君と言ったか?」
「そんな事より練気法だったか?あれを教えて欲しいんだが?何だあれは!凄いじゃないか」
「ホ、ホッホ。あれは武術の極意……そう簡単に教えるわけにはいかん」
「ケチだな」
「ケチ」
「頭硬ジジイ」
「腰痛ジジ」
「…………………………いいだろう小童共、儂に一撃入れられるようになれば教えてやる、ただし魔法は禁止だ!」
「魔法使いに魔法禁止って酷いじゃない!横暴よ!」
「魔法使いのお嬢ちゃんには里の術士に鍛錬を任せる、練気法は無理だが見になる術はあるだろう」
遠くて走り込みをしながら聞き耳を立てていたヴィカ達は、アイツらってやっぱ頭おかしいよな?
と思いながら気配を消して関わらないようにそっとその場から離れるのであった。
「ふぅ、フェリグラ、レオガル、それとティグレア来なさい」
ライゼン族長が名前を呼ぶと縮地を使い屋敷の屋根から監視していた3人が族長の隣に降り立つ。
「「「ハッ何なりと」」」
レオガルはこの銀髪のお嬢ちゃんを鍛えてやりなさい、
ホッホ聖騎士に目覚めかけておるキッカケを掴めばすぐ伸びるだろう。
フェリグラは影狼鴉族[エイロウアゾク]のお嬢ちゃんを、
戦闘はまだまだだが強い意志と才能がある伸ばしてやりなさい。
ティグレアは魔法使いのお嬢ちゃんを、
儂はあまり魔法に詳しくなくてね術士の視点で見てあげなさい
「「「ハッ!」」」
「さて、ルク君。
君は儂が面倒を見よう……魔法無しでまずは掛かって来なさい、
君は数十年もすれば今の私より強くなるだろう……だが、
しっかり見てやらないと悪にもなり得る気配がある。
まずは性根からしっかり鍛えてあげよう」
「ハーハッハッハ!数十年と言わず数ヶ月で超えてやる覚悟しておけジジイ」
「………………思いっきり来いコゾウ」
「無論だ!魔法で武器を作り出す位は許せ!」
【スペルマジック:シザークロウ】
【アクティブスキル:フィジカルブースト】
「……まずはオマエの力量を見る、本気で来い銀髪」
「フッー、わかった」【フィジカルブースト】
「私たちもやろうか?私からは攻撃しないであげる、お嬢ちゃんの力みせてみて?」
「ハイデス!」【フィジカルブースト、スラスト】
「マホウと術、トリアエズ比べてミマショ?」
「フッ、魔法合戦なら自身あるわ!痛い目見ても泣かないでよね!」
その日の夕暮れ、鍛錬が終わるとルク達は満身創痍となり貸し出された部屋につくなりそのまま朝まで熟睡したのだった。
そして修行が始まり1年と数ヶ月の時が過ぎた。
1年間の修行は毎日が実践での戦いになった……
というか、それ以外をやろうとしても従わないのがルク達なのだ!
修行を始めて1ヶ月が経つころはまだ獣人達にも余裕があった…………
だが半年経つころには段々とルク達の成長スピードに目を見張り
一年が経つころには手加減を辞めていた
「今日こそはぁぁぁー!!」
【シザークロウ】
【アクティブスキル:フィジカルブースト、武歩術】
ルクが魔法で作り出したシザーを装備し、力強く隙の小さい足運びでライゼン族長に迫る
「ホッホ」【練気法[迅雷拳]】
それに対して族長は稲妻を観に纏い達人の身のこなしで迎撃する。
「チッ、だが!今日は一味違うぞ」
【見よう見真似迅雷】
中々練気法を教えてくれないジジイ(ライゼン族長)についに痺れを切らし自己流で開発したスキルを身に纏うルク
「フンヌゥゥゥ!!」
あまり制御出来ていない強化された身体能力で強引に飛び掛かるルク
………………それにはライゼンもかなり驚いた!
「誰が真似しろと言った!?」
「教えんからだ!」
「馬鹿者ォォォ!!」
ルクの攻撃を軽くいなしそのまま蹴り技を決め勝敗が決する。
今日も…………負けた…………だと!?
「いいか?絶対に勝手にその技は使うなよ!!」
この一年と数ヶ月毎日の様にライゼンに挑み続けるも結局一撃与える事は出来ずにいた。
因みにヴィカとニコはルク達というお気に入りをライゼン族長が見つけた為1ヶ月の鍛錬の後逃げる様に帰っていった。
「……フゥ〜、ホッホ、まだまだ甘いの、だが最初の頃に比べたらかなり良くなった、魔法も解禁すればソコソコの敵には負けんじゃろうホッホッホ。
本当はもっと鍛えてやりたいが冒険者ギルドに顔を出さんと身分剥奪されるのだろ?
また時間を見つけて修行しに来なさいホッホ。」
ルク達はまだ低ランクの駆け出し扱いの為、長期間ギルドで仕事を受けないとギルドカードが剥奪されてしまうのだ。
最初は小賢しいとか小癪なガキとか思っていたライゼンだが毎日、
絶対に諦めず挑んでくるルク達を見て最近では我が子の様に可愛がっていた
………………可愛がり方がスパルタだが。
「共鳴のスキルは結局発動出来ないままだったか、力にならなくてすまんの?まぁよく分かってないスキルは多い、いつかわかるじゃろ?」
「リリよ攻撃についてはまだまだだが、防御はギリギリ合格点をやろう。また来い」
「レンカちゃんいなくなっちゃうの寂しいわぁ、うちの子になってもいいのよ?外の世界はレンカちゃんの種族じゃ生きづらいでしょ?」
「マタクルトイイ、コンドクルマデニ魔法もベンキョウシテオク。」
そしてリリ達3人もそれはもうかなり気に入られていた。
頑張る弟子達は可愛いのである。
こうしてルク達は出発していった。
族長の部屋にはルク達から貰った壺が大事そうに飾られていたのだった。
現状のステータス確認
「ルク 12歳ステータス」
体力72魔力93力42守46速43技61運17特別ポイント3
HP144MP186SP122DP0 ストックエネルギー6200
使用可能魔法orスキル:闇魔法、毒魔法、土魔法、火魔法、氷魔法、水魔法、風魔法、爆発魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、夜目スキル、死の波動、爪攻撃、衝撃波スキル、共鳴スキル、武術スキル)
[称号:魔を極めし物、魔王(元)、魔眷属を作りし物、爪使い、武術家、負けず嫌い、聖騎士の知識]
「サキ 14歳ステータス」
体力42魔力81力27守35速32技41運10特別ポイント3
HP84MP162SP82
使用可能魔法orスキル:(火魔法、爆発魔法、土魔法、水・氷魔法、風魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル(初級)、隠密スキル、死の波動、鞭攻撃、共鳴スキル、印術スキル)
[称号 ルクの魔眷属、魔の探究者、術使い、鞭使い、杖使い、負けず嫌い]
「リリ 12歳ステータス」
体力75魔力40力44守51速40技63運10特別ポイント3
HP150MP80SP126
使用可能魔法orスキル(光魔法、風魔法、無属性魔法)(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、剣攻撃、盾防御、共鳴スキル、闘術・武術スキル)
[称号 ルクの魔眷属、聖騎士、剣士、闘術・武術使い、負けず嫌い]
「レンカ 13歳ステータス」
体力53魔力31力38守39速41技49運10獣3
HP106MP62SP98
使用可能魔法orスキル(土魔法、風魔法、無属性魔法)
(探知スキル、身体能力系統スキル、隠密スキル、死の波動、槍攻撃、共鳴スキル、遠投スキル、夜目スキル、幻術スキル、一部獣化(タイムリミット30s))
[称号 槍使い、遠投の心得、負けず嫌い]
称号負けず嫌い:一定回数以上負けた相手に戦いを挑み続ける者に与えられる称号
効果:不利な状況になればなるほど相手に与えるダメージが増加する
早く帰って来れたので本日2回目ですが投稿しました。
前話が少しキリが悪かったので。
この話で第一章は終わりとなります。
修行編として深掘りするか悩んだのですが、一章はルク達の子供らしさを楽しんで欲しかったので修行は合わないと思い辞めました。
2章からはこれまでの説明を飛ばしまくった作風よりかは、もう少しだけ分かりやすく出来たらいいなとおもっています。
ルク達も少し大人に近づいたので
2章も毎日投稿+たまに連続行動していきたいと思ってます




