21話 VSジャイアントゴーレム
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6mサイズのジャイアント・ウッド・ゴーレムが起動するとゴーレムから無機質な声が響き渡る。
[本日のダンジョン内のトラップ発動回数によりレベルアップ。
発動回数147回、147レベル、レベルが上昇]
「「「………………え???」」」
[一定レベルまで達しました、進化を開始します。」
「さらにレベルが上昇します。」
「一定レベルまで達しました、進化を開始します]
そして、ジャイアント・ウッド・ゴーレムからジャイアント・ロック・ゴーレムへと進化し、
さらにジャイアント・アイアン・ゴーレムへと進化したダンジョンボス。
「進化!進化!!レボリュー◯ョン!!!」
ゴーレムはノリノリだった…………。
「……おい、オマエら」
「「「……てへ♡?」」」
[ジャイアント・アイアン・ゴーレム]
体力300魔力30力120守120速10技10(斬撃耐性、土属性無効、毒無効、呪い無効、肉体自動再生、攻撃範囲上昇)
HP600MP60SP20
「くっ、オマエらに言いたい事は山ほどあるがまぁいい!ちと、鉄相手には相性悪いがやれない事はない!援護は任せたぞ」
【アクティブスキル:フィジカルブースト】【アクティブスキル:アタックオーダー】
ヴィカがスキルアタックオーダーを発動するとヴィカ及びルク達の力ステータスが一時的に上昇する。
「フム!いいスキルだな。我とサキで魔法を放つ!リリ、剣に風を纏わせれば少なからずダメージは入るはずだ、任せた」
「わかった、頑張るっ」
【スペルマジック:エアソード】【アクティブスキル:パワーアップ、スピードアップ】
「いくわよー!!」
【スペルマジック:ブラストォォ!!】
サキの先制攻撃を合図に、ヴィカとリリが左右に広がりながら走る。
さてさて、ゴーレムってあれだろう?
術者が操る傀儡、どこだ?どこで操っている?
(ルクは300年前の知識に基づき、術者がいる物だと思い込み軽い牽制技のみを使いながら索敵に専念する。
因みにこの時代のゴーレムは体内にあるコアを原動力とし術者は必要とせず一般的な魔物として認識されている、それは空気中の魔力をエネルギーに変えていた魔族が世界から消え溢れた魔力が世界に溜まって行った影響なのだが…………
勿論ルクはそんなの知らない!)
【エアースラスト】【パワーエッジ!】【アイスランス】
リリとヴィカが左右の足に攻撃を仕掛けつつ、サキによる魔法攻撃がゴーレムの頭に命中する。
しかし…………
「――――――――――」
せっかく与えた小さい傷がすぐに修復され無機質な機械音と共にゴーレムがその場で大きくジャンプする。
それだけで大きな衝撃波が起こりリリとヴィカにダメージが入る
「ちっ、おい!銀髪、大丈夫だな?」
「はいっ」
シールド魔法で衝撃を受け流し後方に飛んだ事で事なきを得るリリ。
「再生能力付きかよ、チクショウ」
…………………………、我ですら術師の気配を探れないだと?なんと隠密特化の術者か……ぐぬぬ。
「ヴィカさん、一箇所を集中して狙いましょう!」
【エアラッシュ】
「でかい奴相手に固まるのは愚策なんだが、しゃーねーか」【ダブルエッジ】
「集中、集中!魔法は想像力…………」
【ファイアボム】
サキの放った魔法がゴーレムの開いた口の中で爆発するが何事もなかったかのように前衛の2人を狙うゴーレム。
「くるぞ!躱せ!」「っ!はいっ!!」
「オイオイこりゃやばいぜ?こっちの攻撃はすぐ再生されるってのに向こうの攻撃は喰らえば致命傷だぞ、オイ!ルク!あのエネルギー吸収出来る技!つかねぇーのか?」
「ん?ぁ、あぁ生物には使えるんだがゴーレムに試した事なくてな、まぁいけそうな気はするが(我天才だし)でも吸収するには噛み付かなきゃなぁ……」
鉄でできた巨体を見上げながら。
「っち、どこなら噛み付ける?」
「ん〜、手足は無理だな、暴れられたらすぐ振り落とされる…………頭ならいけそう…………か?まぁエナジードレイン中、振り落とそうと向かってくるであろう手を何とかしてくれればだが」
ゴーレムの攻撃を回避する事に専念しながら作戦を練る。
「闇になりながら噛みつけば良いじゃない!ねぇ?どお?」ドヤ顔のサキ
「ハッハッハ!噛みついてる箇所は実体化するからな、結局そこを叩かれたら意味ないのだ!それにあんな高くまで攻撃を掻い潜りながらどうやって行くのだ!ハッハッハ!」
【サーチ………………】
いないなぁ?
「っち、オイ!頭までならワタシが送ってやる!その後の事を集中して考えろ!」
「片腕の攻撃だけなら、私が受け流せると思います…………」
「イヤイヤ、リリよあの巨体の攻撃だぞ?それは無謀という物で」
「さっきシールドで衝撃を受け流した時、何となくですけど攻撃の受け流し方わかった気がするんです、大きなシールドを作って光魔法でコーティングすれば受け流すだけなら、多分…………」
「ホォ?ならもう片方はワタシと黒髪で何とかするか!オイ黒髪!ゴーレムの手が振り上げる瞬間腕の付け根に魔法を打ち込め!勢いが弱った状況なら弾いてやる」
「タイミング教えてくれれば大丈夫よ!任せなさい!」
「よし、なら打てつったら打て。オイ、ルクやるぞ!?」
まだ術者は見つかってないが……しょうがない、先にゴーレムか
「うむ!」
【獣人スキル:全獣化!!(タイムリミット150s)】ヴィカがスキルを発動すると3メートル弱の虎の魔獣に変身する。
「「「カッコイイ!!!」」」
「あんま獣化得意じゃねぇんだ!早く乗れルク!銀髪!」
「よしっ!シュパーツ」「おー!」
「ねぇ!ズルい!ズルいわよ、私は?私も乗りたい!」
「後で乗せてやっから今は集中しろ黒髪!行くぞ」
【アクティブスキル:ハイスピード】
よし、援護してやろう【グラビティバインド】
重力の鎖がゴーレムの両手に絡みつき動きを鈍らせ、
攻撃を交わしながら突き進むヴィカ
させまいと再び高く跳ね上がりジャンプ攻撃をするゴーレムの動きを見てバックジャンプし周囲を旋回、
スピードに乗ると一気に飛び上がる【アクティブスキル:ハイジャンプ】
「いけ!ルク!」
頭上までたどり着くと変身を解除し得意のダガーを手にルクの近くに着地する。
【我らは最強パーティー!必ず勝つぞ】
ルクが魔の言葉を発し魔力回路を魔眷属と繋ぐ。
「隣は任せたぞリリ」
「任せて!」
【ユニークスキル暴食:エナジードレイン】ゴーレムの頭に噛みつきエナジードレインが開始される。
突如エネルギーを奪われ始めたゴーレムが暴れ始め、ルクを振り落とさんと重力の鎖で重くなった腕を強引に上げ自身の頭を叩きつけてくる
【スペルマジック:シールド、光障壁付与】
【アクティブスキル:パワーアップ、ジャストガード、オートリジェネ】
「ぐっ、うううぅぅアアアアア!!」
ゴーレムの腕を魔法で作られたシールドで受け流すように弾く、リリの力で受け流せなかった力はダメージとなるがそれはリジェネによる持続回復で多少和らぐ。
「打て!黒髪!!」
【ブラスト!】
「おおおぉぉぉ!」【パリィ】【パワーエッジィィィ】
反対側の攻撃も攻撃魔法による勢いの緩和とヴィカの高い戦闘センスでギリギリ受け流す。
それを何度も何度も…………少し間違えば即死の攻撃を懸命に食い止めつづける。
こやつのエネルギー、量が多すぎる。まだか……まだなのか?
「ふぅ、ふぅ」【ブ、ブラストォ】
「なんかクラクラしてきて……それに…………早く!ルク!!早くしないとリリが死んじゃう!!」
リリはすでに限界を迎えていた、いや最早気合いだけで何とか攻撃を防いでいる状態だった……。
多少スキルで力を上げたとはいえ、それでも自身の力の何倍もある攻撃を何度も受け流しているのだ、それにリリはすでにSPも尽きていた……
もうスキルの力に頼らず自身のセンスだけで何とか踏ん張っていたのだ。
「……………………………ま、まだ……まだ……やれ……る」
「くそっ!銀髪も限界だ、何とかしてやりテェがこっちにも余裕がねぇ…………おいっ!早くしやがれルク!!」
そして、ついに均衡が破られる。ゴーレムの攻撃によりリリのシールドが遂に破壊された。
「リリィィーー!嫌ァァァ!!!」
「ぐっ!オイヴィカ!リリを頼む。後は我1人でやる!!」
「おい!それじゃ」
「早く!!!!頼む」
「叱ったらあの世でぶん殴るぞ、残りの力全部使う!後は任せた」【全獣化ァァァ!(タイムリミット20s)】
残りのスキルポイントも全て注ぎ、全獣化するヴィカ、リリに攻撃が届く前にリリを拾い上げ
「グッっ」自身の足に交わしきれなかった攻撃を受けながら戦線を離脱する。
「私も、全部!」【アイスフォール】サキの残りMPを魔法に捧げ氷の大岩をゴーレムにぶつける。
そして 【スペルマジック:ダークボディ、ストライクグラビティ】
自身の顔以外を闇化させゴーレムに重力魔法をぶつけながらエナジードレインを発動し続ける。
「――――――――――!!」
ゴーレムはさらに激しくルクを振り落とそうと両腕を振るう。体への攻撃は無効化出来るが顔への攻撃はそのままダメージとなり…………
エナジードレインで自身の体は回復出来るが攻撃ダメージの方が大きいため、ルクが倒れる前にゴーレムを倒せるかの勝負となった。
「グフッ、ぐ、ぐぬぬぬぅゥー、負けるかァァー!」
ルクが叫び声を上げながら限界まで出力を上げている暴食の力をさらに強めようとしする。すると
【ユニークスキル暴食のレベルが一定値に達しました、ユニークスキル暴食がユニークスキル星喰へと進化しました】
それはルクが暴食を使い続ける事もうすぐ10年(前世を入れれば数100年)かつてダンジョンの床を喰らい、壁を喰らい続けた日々が、外に出て有害な毒草や腐肉を食べ続けた日々が起こした奇跡。
ルク自身も初めて経験するスキルの進化によりエナジードレインの力が爆発的に増加する……。
「我わやれるぞォォォ!!!ヌォォォーー!!!」
「――――――――――――――??…………………………………………………………――――。」
ジャイアント・アイアン・ゴーレム
HP0
ボス戦などの戦闘があると一話の長さが少し長くなってしまっていますが、あまり戦闘を区切りたくないので今後も長い時が出るかと思います。
よろしくお願いします。




