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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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17話 大雪

もし良ければ高評価等よろしくお願いします

ルク達がキャリオンディアを倒した報告を受けると村人達はすぐさま山にいる汚染された魔物を狩るべく討伐体を結成、腕力の強い男衆を中心に山狩が行われた。


 勿論ルク達も参加し魔物を狩ることに貢献した…………

狩ることには………………。


 ルク達3人はスキルで獲物を見つけると一目散に駆け出し狩り、そしてまた駆け出すを繰り返すうちに村の団体から大きく離れ迷子に。


 いつのまにか子供達がいないと大騒ぎになった村人達が血相を変えて捜索するという事件が起こったりもした。


 そんなこんなで慌ただしい1週間が過ぎようとしていた時。


「雪だなぁ…………思ったより降るんだな」


「そうね、村にいた時は降っても軽く積もる位だったけど降り出して少ししか立ってないのにもう雪で足跡が残るわ」


「冬は食べ物が少なくなるから嫌いです…………。」


そんな事を言いながら雪合戦やチャンバラをして村の子供達と遊んだりして日々を過ごし。


積もったなぁ……。

 ある日の朝外を見ると2mの高さまで雪が降り積もり村全体が雪で覆われる。


「「「……………………(絶句)」」」


いやいやいや、こんなに雪って積もる物なのか?我が魔王城があった場所は雪が数ミリ触れば大騒ぎだったし、今まで街道沿いに人間の領土に入って行った時もここまででは無かったぞ?


これが山の脅威と言うやつか………………。


スチャ

ん?スチャ??


「待てぇぇェイ!杖を構えて何をしようとしている!サキ!」


「何って炎で雪を溶かすのよ、当たり前じゃない!こんなんじゃ外に出れないわよ」


「こんな木造の小屋で火魔法なんか使ってみろ!一瞬で燃え尽きるぞ!我らが!!」


「えぇ〜じゃあどうするのよ?」 


「どうするって…………一応小屋は補強してもらったし、キャリオンディアを討伐したお礼にっていっぱい布とか貰ったし服とか作ってればいいではないか(我は絶対しないが)。ほらリリをみろ!」


真剣な表情で布を縫い合わせそれを木の枝の先端に取り付けていくリリ………………


 ん?なにか思ってたのと違うな?何を作ってるんだあの娘は。


「出来ました!室内でも大丈夫なように当たっても痛くない剣です!」


 ……………………、何が大丈夫なのだろうか?この小屋10畳ほどしか無いんだが?(寝床と囲炉裏含め)。


 しょうがない、本当はこっそり抜け出してこの季節にしかいなさそうな魔物でも探しながら山を探検しようと思ってたのだが…………このままではこの小屋が吹き飛ぶ。 


「わかった!しょうがない外に出ようそうしよう!外で修業だ!お前ら準備はいいか!服を着込んだか!?手袋したか!??いざゆかん雪の迷宮へ!」  


 ルクを先頭に小屋から出ると、小屋の屋根まである雪を洞窟のように掘り(雪はダンジョンウィンドウに投げ入れながら)どんどんと先に進んでいく。


「サキ!サーチの魔法を使え、村の大広間繋げてみるぞ!」  


「任せて!って、サーチは魔物を見つける魔法よ?どうやればいいのよ?」


「ハッハッハ!魔法とは想像力だ、そう言う物だと思うのはやめよ!やろうとすれば出来るのが魔法だ」


わーパチパチパチ


「リリ!辞めなさい、甘やかさないの!いつもいつも思うけどアナタの魔法って時々おかしいと思ってたのよ!パッシブスキルのマッピングでいいわよね?」


「それじゃ修行にならんぞ?わかったわかったちょっと見てろ」


【魔力回路接続】魔眷属のスキルにより3人の魔力回路を繋げる。


「魔力の動きをよく見ておけ!」【スペルマジック:サーチ!対象大広間!】

ルクがサーチの魔法を使うとルクと魔力回路を繋いでいるサキのリリの脳内に大広間の位置が鮮明に映し出される。


「「わっ!」」


「どうだ!我が直接魔法を本質を教えてやったのだもっと我を褒めよ!褒め称えよ!」


「はいはいすごい凄い。じゃ行くわよ!」【アクティブスキル:パワーアップ】

サキは自信を強化するとスコップを振るう。


「私にはちょっと難しかったですがルクは凄いです」

【アクティブスキル:スピードアップ】リリもサキに続く。


 ……………………おかしい。これは革命だ!とか部下のエレメントリッチに教えた時は大絶賛だったのに。


 こうなったら雪掘りの速さで奴らを抜き去り我が力を見せつけるしかあるまい!


【スペルマジック:ロックドリル――を変形!装備!いくぞぉォォ!!】【アクティブスキル旋回】


「ちょっ!何よそれずるいじゃ無い――――――――」


 サキが何かを言っていたが言い終わる前にルクの姿が見えなくなる。

 ……………………………………。フッ、ハハ!やってやるわよ

 サキの心に火がついた。


「魔法は想像力、魔法は想像力。いくわよ!!リリ」 

「………………え??」


【ファイアーストーム!!!大広間に!】

その日、大きな爆発音と共に大広間の雪が全て溶けた。


 もう一歩進むのが早ければ命はなかっただろうと後にルクは語る事になる。


※余談だが、この村は商人達の間では薬草村と言われていた。高品質のハイポーションや解毒、解呪ポーションの原料がたくさん採れるためだ。だが、此処最近、採取量が減りポーション関係の値段も値上がりしていた。


 だがそれももう直ぐ終わる、原因出会ったキャリオンディアが討伐され大量の雪が降り、毒に汚染された湖も大地も少しづつ以前の形を取り戻してゆく。


ソルテジオ・アシュレイ視点

 

時は少し遡り秋の中頃。


アシュレイは今、実家のある辺境都市リサナクで旅支度を進めると共に、冒険者ギルドに入り浸りクエストを消化しながらギルドランクをFランクの駆け出しからDランクにまで上げていた。


 今日もイグリスと2人で、作物を狙うジャイアントバッターの群れを討伐し帰りの馬車の中で休息をとっていた。


 「それにしてもよくご両親が許可しましたね?三男とは言え成人前に旅に出る許可が降りるのは異例ですよ?」


「はははっ、説得するの大変だったけどね。」


今までソルテジオ家には前世の知識で使えそうな農業の仕方や簡単なボードゲーム、料理の知識を伝えていたからね、それを全部家の権利として上げるから旅に出させて欲しい、旅に出させてくれないならもう知識貢献はしないとまで言ってやっと折れてくれた…………。


 貿易都市ヴァラレート、そこにはどうしても仲間にしたい魔法使いが1人。


 そしてもう1人……出来たら情報を早く集めて、その少女が育ち切る前に討伐しておきたい人物……いや、擬天使がいるんだよね。


 天使が儀式をしている最中に拾ったと言われており、天使の強引な改造と元々あった才能で将来天使の手先となってアシュレイの前に現れ戦う事になる少女[絶対防御の閃光騎士、擬天使リリ]を。


確か擬天使になったばかりの時、ヴァラレート付近でレベルを上げていたとされていたはず…………。


 ここからヴァラレートまでは村を経由しながら馬車で2週間程、緊張してきたぞ。

 

ルク達は冬休みに突入です

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