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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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16話 キャリオンディア

ルク達は村の外れにある小さな小屋を掃除し、貰ってきた藁を敷いてその上に熊の毛皮を敷いてベットを作っていた。


「フム!こんな物だな。後はやっぱり風呂も欲しいな」


「そうね!お風呂入るとさっぱりするもの!何か水が貯められる入れ物無いかしら?」


「村の人に大工さんがいるってお芋を一緒に食べたおじさんが言ってたよ?頼んで見ましょう」

 

「おぉ!それはいい、それにしてもこの小屋を自由に使って良いとか中々気前のいいおっさんだったな!ハッハッハ!やはりご飯を上げれば頼み事を聞いてくれやすくなる作戦大成功だな!凄いぞサキ」

 

「まぁね!(ドヤ)お腹が空いてるのは辛いもの、一緒にご飯を食べた人は仲間だって村のオババも言ってたわ」


「お客人、いるか?」ノックと共に声が外から聞こえてくる。


「ん?ほーい!何だ?芋食うか?」


「いや、村長が何も無い小屋では辛いだろってな適当に桶やら食器やらを持ってきたんだが…………。」


「おお!それは有難い!肉をやろう、兎肉だ食ってけ食ってけ!ハッハッハ!」 


「いや、頼まれて届けにきただけだ。」


「そうか?いいやつだな。そうだ!聞きたいんだが大工に風呂を作って欲しいんだ!デカい桶でもいい」

 

「この村で大工は俺しかいないが……風呂か?あぁそうか水魔法が使えるんだったな、凄いな。

桶ならある持ってこよう、代わりといっちゃ何だが家の桶に水を貯めてくれないか?最近水不足で困ってるんだ」


「勿論だとも!それなら今から行こう」


 3人は大工の家兼工房に向かうと家の中から5歳くらいの少年が走ってくる。


「おとぅ!おかえりなさい」


「あぁ、ただいまイスカ」子供は痩せていて何日も体を洗ってないと思われるほどボロボロだった、よく見ると村人皆んなその様な感じだった。


「フムフム。そうだ大工さん」


「……あぁ、自己紹介がまだだったな、大工のアカタだ」


「フム、アカタおじ1つ提案なんだが大工のスキルを教えて貰えないだろうか?教えてくれるなら桶どころかいくらでも水を提供するに肉もご馳走しよう」 


「肉!?…………グゥゥゥ」イスカの腹がなる


「そんな事でいいのか?俺の持ってるスキルだとパッシブスキル手先の器用さ小アップの一般的なスキルだが」


「勿論だとも!よしサキ、リリ肉を焼け!」


「「うん!」」

 ルク達が肉を焼いていると村人達が集まってくる、そしてルクは閃いた!スキルを大量に手に入れるチャンスではないか!?と


 クックック、流石パーフェクト天才魔王である我よな、こんなこと天才以外は気づけまい!!


「村人の諸君!何でもいい、我らに教えられるスキルはないかね?勿論あれば魔法でも良い!教えてくれた家族には大量の水と肉をプレゼントしようでは無いか!!ハーハッハッハ」

そして、すべての村人の家を周り水を貯水槽に貯める作業でその日1日が終わるのであった。


「………………。疲れた、痛い、痛いですほっぺをつねらないでくらはい」


「ほんっとに疲れたんだから!どれだけ魔法使ったと思ってるのよ?」


「………………(ついでに光魔法で傷がある人を癒してた為疲れて半分寝ているリリ)」


「全く、しかも教えて貰えるスキルも変なのばっかだし、これ本当に役に立つの?」


「・パッシブスキル:手先の器用さ小アップ

 ・パッシブスキル:農具手入れ時効率アップ

 ・アクティブスキル:遠目はまだわかるわ!でも、歌が少し上手くなるとか、足をつったとき治るのが早くなるとか、中にはアクティブスキル:草刈りなんかもあったじゃ無い!ここまで来ると要らなくない?」


「まぁまぁ、いつか使える日が来るかもしれんだろ!(願望)それにこの村で冬を越すのだ、村人と仲良くなることは良いことだ!」


それにしても魔族ならお礼にスキルをくれと言えばとても有用なスキルくれたのに(ルクが魔王だったからである)こんな変なスキルばっかりよこすとは………………

ニンゲンってヨクワカラナイ。


「zzzzzzすぴー。」


「もう疲れたし寝るか!明日こそは湖いくぞ!」 


「そうね、私ももう眠いし。おやすみ」

 

翌朝早速山に入り湖に向かうルク達

 

 【アクティブスキル:スラスト!】素早い身のこなしで敵に接敵し、剣を敵に突き刺す


「ヌギャ」叫び声と共にゾンビラビットが絶滅する。


「ここら辺はゾンビ系統ばっかりだな」

「そうね、食べられないから嫌いだわ、ゾンビ」リリと同じくゾンビウサギにトドメを刺しながらルルとサキが会話する。 


 さてさて、キャリオンディアだったか?そろそろ聞いてた場所だが…………。


 村から山に入り1時間ほど歩くと木々が開け、太陽の光が照らす大きな湖が視界に入ってくる。


「フム、あそこだな…………、凄いな湖が紫だぞ」


「おっきいですね、これが湖」


【アクティブスキル:遠目】「あれね、おっきい鹿がいる…………それに色が紫ね気持ち悪い、それに周辺が毒の霧?っぽいのに覆われてるわね」


「毒は我らには効かないから問題ないな!よし、サキとリリは回り込んで待機、サキよ場所をリリと共有してくれ。」 


「ルクはどうするの?」


「勿論、正面からいく!その方が楽しいであろう?ハッハッハ!」


「アナタは相変わらずね、じゃ回り込めたら合図するわね」


 サキからの合図を確認すると正面からキャリオンディアに近づいていくルク


 【アクティブスキル:パワーアップ】【スピードアップ】【スペルマジック:シザークロウ】


「さて、やろうか!鹿っ」


 キャリオンディアはルクに気付くと威嚇と同時に毒魔法を放つ【グルルルガア!】


【ハイジャンプ】

 毒魔法を交わすと同時に距離を詰め、近距離まで近づき切り裂こうとして


「おっと!」

 ディアがその場で回転し巨大に任せた足の薙ぎ払いをパックジャンプで避ける、そして避けながら手を伸ばし

 【スペルマジック:アイスアロー】氷の矢をディアに放つ。


「グルゥ」低級の魔法がディアの体に触れた瞬間腐敗しディアのエネルギーに変わる。


「弱い攻撃ではダメか!」わざと大きな声を出すルク。


 ディアがルクに向け突進攻撃を仕掛け


 【スペルマジック:アーススワンプ】

 ルクの魔法で足を取られ動きが鈍くなったところを脇からすれ違いざまにシザーで切り付ける。

 【アクティブスキル:旋回破】


「ガゥゥゥ」ディアの血液が地面に落ちるとジュゥゥという音と共に地面が腐敗する。


「ヤッベェなんだこいつ」シザーをよく見ると斬りつけた部分が腐敗していた。


「剣もダメだ!」


 【シザークロウ】 

 思ってたよりめんどくさいなコイツ……。一気にやった方が早いか。


「一気に畳み掛ける!!」

 【アイスショット!】ディアに向けて氷の礫を放ち、それを気にせず再び突進してくるディアに対して


「ふっ、残念でした〜」

 【マジックアップ】アイスショットがディアに着弾する瞬間アイスショットに向けて強化魔法を放つと氷の礫が巨大な氷の塊に変化しディアに衝突、大きなダメージを与える。


 ここだ!「総攻撃!」 


「待ってました!」【ブラスト!!!!】

「うん!」【エアハンマー!】死角からの一撃によりクリティカルが発生しそして。


「カァォァ」キャリオンディアHP0


「ふぅ、余裕だったな!ハッハッハ!」


「毒がやばいって村長言ってたけど耐性あるなら余裕ね、気持ち悪いし食べられないからもう合わなくて良いけど」 


「この汚れた湖、これで綺麗になるのでしょうか?」


「う〜ん…………どうだろう?浄化魔法使ってみるか?リリ」


「うん、やってみる」【スペルマジック:光魔法キュアクリーン】

 ………………………………。


「駄目だな、大きすぎて意味がないぞ?」


「また全部アナタが飲んでみたら?」


「………………えぇ??まぁいけなくもないがなんか村の人達から怒られそうな…………。まぁ一旦キャリオンディア倒したし帰ろうか」


【ダンジョンウィンドウ】「ほら!解体手伝うのだ!」


「「…………え?食べられないのに持って帰るの?(ですか?)」」


「お主らは食えなくても、我は食えるからな!(ババーンとドヤ顔)」


 キャリオンディアを解体し、マイダンジョンの部屋に収納していく3人。 


「濁った魔石だなぁ、これ」


「早くポイントに変換しときなさいよ……。」


「えぇぇ……、今結構ポイントに余裕あるからな、後で良いかな?って?」


キャリオンディア


キャリオンディアは元々魔物ではなく少し体格が大きいだけの鹿だった。


 その日も綺麗な湖で喉を潤していると不意に空から4枚の白い羽を生やした天使が現れた。


「ふふふっ、可愛い鹿さん。私達の為に魔物になってくださいな?」

そう言いながら腐敗の魔石を強引に鹿に飲ませる。すると体から負の魔力が溢れ出し、体が腐敗していくと共に魔物に変化し、腐敗しているのに朽ちることない生きた屍とかした。 


【魔法の書:毒魔法伝授】そして、ついでとばかりに毒魔法をキャリオンディアに覚えさせる。


「ふふふっ、これでこの辺の薬草も全滅かしら?少しづつ人間達の戦力減らさないとね」

 

 

 

一般人にとって魔法自体めずらしかったりします

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