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魔王転生〜転生した世界は魔族が滅ぼされた後の世界でした〜  作者: るる
プロローグ

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15話 いってきます

ルク達がダンジョンを潰し村に帰ってきてから1ヶ月近くが経った。


「そろそろだな……。」畑から作物を収穫しながらルクが呟く。


「何か言った〜??」少し離れた場所から土まみれになりながら芋を両手に持つサキが話しかけてくる。


「…………よし!しゅうごーーう!!」


「何よいきなり?もうご飯にするの?」


「狩ですか?やりましょう!」


「いや、まぁ腹は減ったが違う。もう秋も中頃だしな、そろそろこの村を出て冬になる前に別の村にたどり着いておきたいなと」  


「「………………え?」」姉妹は持っていた作物や鎌を地面に落とす。


「もう、ここら辺の魔物じゃレベルも上がらなくなってきたし新しくダンジョンとかも探してみたいしな!」


「べ、別に良いじゃ無い!もう少しいたって……」


「…………グスッ」


「ん?なんだ?一緒に来ないのか??」


「「え?」」


「い、良いの…………その、私達お金の使い方すらわからないし、この村以外の事何も知らないし。」


「我が魔眷属になったのだから最早家族みたいな物だろう、一緒に行かないでどぉする!逆に」

人間を魔眷属にしてしまったからにはもうサキとリリにも我魔王軍に入ってもらうぞ!何としても

……いつ我が魔王だって言おうかな…。

ルクはすこーしだけ悩んでいた、すこーしだけ。


「……私行ってみたい!その、魔物と戦うのは怖いし、知らない所にいくのも怖いけど、みんな一緒にいたい、ねぇサキ姉?」 


「…………そうね。良いのよね?」


「うむ!そうと決まれば早速準備だ!寒くなる前に次の村に行こうではないか、我には(魔王軍を再構築する)重大な使命がある!」


準備をしながら、旅はこう言うものだというルクの偏った(しかも楽しいことしか言ってない)知識を聞き段々と楽しみになってきたサキとリリである。

そして準備はあっという間に終わった、ルクは勿論のことサキもリリも荷物も特に持っていなかった為すぐさま準備が出来る。


 時間が掛かった事といえば二つの村が合併し人数が増えは村人への挨拶周りと別の村への道を聞く事が少し難航した事くらいだった。 


 村の人達から沢山の服と布を貰い、何に使うかわからない土偶を貰い

 あると便利だからと麦わら帽子も貰ったらしている内に1日がたったとか…………。


「さて、地図も手にれたし(村人のうる覚えの、頼りない地図)、食料も持った!(ほぼ芋)行くか!」


「皆んなで旅楽しみですね♪」 


「ねえねぇ!街って所があるんでしょ?いっぱい食べ物があるのよね?そこ行きましょうよ!」


「勿論行きたいが場所がわからんしな!ハッハッハ!とりあえず地図も貰ったし村経由だな!」


「気おつけていくんだよ皆んな〜、村に着いたらワタシャの名前出すんだよぉーー!!」


「「いってきまーす」」「世話になったな!皆の衆!ハッハッハ」


 ルク達は進む、

 村へと続く道を歩き、


 歩き……歩き

 歩き疲れたサキとリリの休憩がてら、ルクの知識を少しだけ教えたり


 時には森に入り狩りをし、

 獲物を追いかけ森深くに入り、


 道なき道を進み、

 木登り大会を開催したり、


 変なものをつまみ食いしていたルクを真似てサキが毒で死にそうになったり 


 リリがキュア魔法を覚える事に成功したり

 最早地図の存在すら忘れ

 いつのまにか山を登り、降り


 それはそれは大冒険をした!村の人が知ったら失神レベルの大冒険だった。


 気がついた時には地図をもらった場所とは別の村近くまでたどり着いていた。


「おっ!あれ村じゃないか?パクパク」なんかよくわらないきのみを食べながら


「村から村に移動するのも大変なのね!行商人の人、もっと頻繁に来ないのかしらとか思ってたけど納得だわ!でも楽しかったわね狩り!貴重な薬草(本人はそれを知らない)で作った草冠でおしゃれしながら」


「うん!いっぱい倒せて楽しかった!きのみも美味しいしモグモグ(両手に大量の柿を持ちながら)」



小さな村の村長視点

 私の名前はデデン、小さな村の村長をしている。 


この村は山に囲まれており外部とはほぼ孤立して村人も100人程度しかいない。

だが良いこともある、いや、あった。


 村の近くに大きな湖がありそこの湖の周りからは豊かな森の恵み、珍しい薬草が取れた。


 その薬草を求め大きな街から商人が買い付けにやってくるほどだ。


 だがそれもあいつが湖に住み着くまでは。


これまで何とかやりくりしてきたがもう直ぐ冬、山に囲まれたこの村は冬になると雪に覆われる。


 今のままの食料では、もう………………。

あいつさえ、体調3メートルを超え、毒魔法を使い腐敗臭を撒き散らし湖を汚す魔物、

キャリオンディアさえ居なければ……………………。


なに?子供3人がここで冬を越したいと訪ねてきた??


村人だけでも食料が足りないのに住まわせるわけには…………、だがもう時期冬、子供だけで山越えは無理だろう、それにこの村では食料どころか水すら枯渇気味…………それでどうやって他人を気遣えと言うのだ。 

 え??水魔法が使える?? 


 え???汚染塗れの溜池の水をよくわからん勢いで飲み干して光魔法で浄化して水魔法で水を貯めた??


 だめだ、ついに村人まで幻覚を見始めた。 


 もうここまでか

 ん?幻覚じゃないって?馬鹿なことを言うなそんな事出来るわけないだろう!


 あーあー、わかったわかった、そこまで言うなら直接見に行ってやる、それで良いんだろう?


 ……私は目を疑った、確かにこの溜池は汚染され使い物にならなくなっていた筈だ、さらに池の中にはゾンビフィッシュまで住み着いて…………。


 それがなんだ、この透き通った水…………。

 村人と共に溜池の近くで焼き芋パーティーをしている子供達がこれをやったと言うのか?


 ……………………私にもその芋食わせて貰えないだろうか?…………あっ、ゾンビフィッシュはいらないです。


ゾンビフィッシュをそんな美味しそうに、ゾンビだからと敬遠していたが実は食べられたのか??


 えっ?冬間住む場所を提供して欲しい?良いとも良いとも!


 何かそこそこ強そうなモンスターかダンジョンがある場所があったら教えて欲しい? 


 キャリオンディアは冒険者ランクで言うとD級の魔物、(毒魔法を使わない場合)だが毒魔法を使うユニークは多分もう少し上だろう、それを子供に任せるには…………


 え?毒なら任せておけって?ハハハ、バカ言っちゃいけない、いいかい毒はね?人を殺すんだよ?

 

 えっ?毒に耐性がある?と言うか無効??3人とも?

 何で?

 変な草とかキノコとか食べてたら何回か死にそうになって耐性がついた? 


 ハハハ最近で1番面白いギャグだよそれ。

 ……ゾンビフィッシュ食べてたねそう言えば。


 そこまで言うなら湖の場所は教えるよ。

 でも無理はしちゃいけないからね?


 え?元いた村のオババに名前出せって言われた?

 ん〜、元薬屋のオバネ?ごめんよちょっと分からないな。


 本当にこの村目当てで来たんだよね?あっ、ごめんごめん、話が長くなったねどうぞどうぞ食事の続きを。

 

本日もう1話投稿予定です。 夕方ごろになると思います。

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