14話 もう1人のダンジョン攻略
ソルテジオ・アシュレイサイド
ゴブリンジェネラルを討伐して手に入った報酬金を使って買った軽鎧を装備したアシュレイは、こちらも新しく新調した槍を装備したイグリスと共にゴブリンダンジョン5階層で仮眠をとっていた。
「んっんん〜、そろそろ時間かな?交代しますよゴルドさん」
「おう!そんじゃ任せたぜ!おいブブ交代だ」
「…………フン」
ブブさんとはゴブリンジェネラルと勝手に戦ってからずっと気まずいんだよな…………。
「流石にあの態度は失礼では!!アシュレイ殿は貴族、それにゴブリンジェネラルを単独撃破できる実力者!やはり私が文句を……」
「大丈夫大丈夫、ありがとうイグリス。
それに文句を言いつつもちゃんと斥候としての役割をこなしてくれているし、僕たち2人じゃまだレベル1とはいえダンジョン制覇は厳しいからね。
はい、温めただけのお湯で悪いけど」
「ありがとうございます。
ですがアシュレイ殿はダンジョンの知識もお存なのですね、ゴブリン共の抜け道も初見で看破、モンスターハウスも事前に察知し回避する事が出来ました。
私自身初めてのダンジョンですが、聴いていた話よりかなり順調に進んでいると思います。」
まぁ、実際にこのダンジョンに入るのはゲーム含めて初めてだけど、公式が出してる設定集に各ダンジョンの情報が載ってたからな。
前世だと面白半分でチラリと見ただけだったけど転生してから記憶力が良いというか思い出したいものを思い出せるんだよな、やっぱり主人公だけあってアシュレイの記憶力がすごく良いんだろうな。
「まぁ……ね。それよりもどうかな?槍は?いきなり槍を使ってなんて言ってごめんね」
「いえ、確かに最初は騎士を目指していた私としては少し憤りがあったことは確かですが、今では凄くしっくりきます、まさか剣よりも槍の才能があったなんて…………。」
「それなら良かった、何かわからない事があったら何でも言ってね。」
「出来るだけ戦闘を避けてきたから、まだちょっと不安かもしれないけどイグニスの槍捌きは十分通用するから安心して。
ここのゴブリンダンジョンは敵を倒せば倒すほど、次に出てくる敵が強くなるんだ……
それに時間経過でここのボスは仲間を呼ぶんだけど、その仲間は道中で倒した敵の数が多ければ多いほど強くなる。
出来るだけ戦いは回避していかないとね」
充分な休息をとった4人は、アシュレイの手作りの地図を確認しながら洞窟タイプの迷宮をブブを先頭に真っ直ぐ正解の道を突き進む。
このダンジョンは確かドロップ品も宝箱も大した物がなかったはずだしこれが正解のはず。
「この扉を開けたらBOSSか。確かホブゴブリンソルジャー2体とホブゴブリンソーサラーでいいんだよな?
ブブと俺がソルジャーを1体ずつ引き受ける、アシュレイとイグリス2人でソーサラーを頼む。ブブ、出来るだけ速攻片付けるぞ!」
ソルテジオ・アシュレイ
体力22魔力22力11守11速11技34霊10 HP44MP44SP72GP20
イグリス
体力30魔力10力15守15速14技16焔5
HP60MP20SP32
ホブゴブリンソーサラー
体力24魔力50力8守10速10技8
HP48MP100SP16(初級魔法全体化)
「いくぞ!!」バンッとゴルドが扉を蹴り飛ばしブブと共に突撃する
【アクティブスキル:プロヴォーグ】ゴルドがホブゴブリンソルジャーに対して挑発スキルを発動し注意を弾くと、エリアの端えと牽制しつつ移動していく。
オラオラァ【アクティブスキル:スラッシュ】
「ぐぐギギ」一体のホブゴブリンソルジャーがゴルドに的を絞り大きめの盾とロングソードを巧みに使い攻め立てるも、ショートソードというリーチの不利を物ともしないで敵に傷を負わせて行くゴルド。
【アクティブスキル:スピードアップ】
そして、ブブが素早くもう1体のホブゴブリンソルジャーに接敵する。
ゴルドへと向かおうとしていたホブゴブリンソルジャーに接敵したブブは敵の機動力を削ぐ為太ももにダガーを突き立てる
「ギギヤァ」
「そのままイネ」【ダブルエッジ】
そして体を回転させながら両手に持ったダガーで斬りつけるブブ。
「グガガギギ」【ヒール】
だが、後ろに控えていたホブゴブリンソーサラーが傷を回復させてしまう
「チッ、やはりまずは魔術師を消さないと無理か!早くしろ!」
「うん!僕たちもいくぞ!」【スペルマジック:ウィンドアロー】
「はい!」【アクティブスキル:ダッシュ】
ホブゴブリンソーサラーがそのまま視線をゴルドに向け魔法を唱えようと準備し始める……が、ゴルド達に攻撃を放つ前に、アシュレイの攻撃がソーサラーに届く
【スペルマジック:シールド】
ソーサラーが防御魔法を唱えるとソーサラーの周り全体にシールドが貼られウィンドアローが防御される。
「全体化のスキル持ちだ!イグリス隙間なく攻撃して攻撃させないようにするんだ!」
ゴルドとブブが作った道を駆け抜けイグニスがソーサラーに到達し。
「了解!」【アクティブスキル:ラッシュ!!】
ソーサラーに接敵したイグリスがシールドに対して槍を乱打すしシールドを破壊する。
【スペルマジック:エアロブースト】
「イグリス!風のブーストをイグリスにかけた!連続で攻撃してくれ」
アシュレイ自身もソーサラーに駆け出しながら、イグリスに補助魔法をかけイグリスに風を纏わせ速と守をアップさせる
【スラストォー!】
「ギギィィィッ」ソーサラーに突き攻撃がヒットすると魔法を唱えようとしながら後ろに下がる
「そう来ると思ったよ!」【アクティブスキル:スラッシュ!】
「グギィィ!」ダメージをくらいスペルマジックがキャンセルされ
【ラッシュ】
すぐさまイグリスの追撃がソーサラーを襲う。
「ギギィ」【ファイアアロー】
出が早い魔法攻撃を放つソーサラー、全体化のパッシブスキルにより人数分のアローがソーサラーの前方に展開され、解き放たれる。
【ウィンドカーテン】風の防壁によりアローが叩き落とされる。「弱魔法は効かないよ!イグリス!!」
「ハァァァァ!!」【チャージスラスト!!】
突きが深くソーサラーの腹に突き刺さり動きが止まる、そこへ。
【ダブルスラッシュ!】
その後ろからアシュレイの剣撃がソーサラーを襲いそのまま倒れる
ホブゴブリンソーサラーHP0
「よしっ!2人は?」
ゴルドとブブの方を見ると、残り1体となったソルジャーを2人で連携して倒した瞬間だった。
「よしっ!…………って何だ、もう倒したのかお二人さん、やるじゃねぇか」
「まぁ、レベル1のダンジョンボスだしね。しかもその中でも低級のゴブリンダンジョン、こんな所で苦戦なんかしてられないよ」
「ハッ!8歳のガキが言う事じゃねぇだろ。まぁいいとっとと水晶壊すか、ドロップ品は…………魔力1上昇の書一つだけか」
「フン、レベル1のダンジョンでレアドロップなぞ出た報告はない期待するなどお前らしくないなゴルド」
「良いじゃねえかブブ!可能性は0じゃねぇんだろ?」
…………、それがほぼ0なんだよなぁ、いやほぼどころか0だな、前世で何度、いや何千とダンジョンボスをトライしたけどレベル1ダンジョンからレアドロップは取れた事は無いんだよ…………。
まぁ、ステータスはランダムだけど5上がるし成果としては充分。
レベル1ゴブリンダンジョン隠し要素。
ボスエリアに着く前に合計1000体のゴブリンを倒す(未達成)
道中の宝箱で手に入る錆びた装備シリーズを合計5つ装備してボスに挑む(未達成)
ボスとの戦闘開始後20分経過すると出現するゴブリンキングを撃破する(未達成)
全て達成で手に入るレアドロップリスト(ランダムで一つ)
錆びた魔盾、浄化魔法の書、召喚魔法の書。
効率重視タイプのアシュレイ君でした。




