8話
――昨日の夜のことを思い出すと恥ずかしくなる。
結城にしがみつきながら声を上げている自分。
羞恥の何者でもなかった。
だけど、それを望んでいた。
嬉しかった。
結局は一回では止まらず、夜が明けるまでした。
お互いに温もりを手放さないように、と。
一瞬一瞬を、記憶に刻み込んでおきたいくらい
幸せだと思った。
「碧李、体大丈夫か?」
「大丈夫だったら、歩いてるよ。
むちゃさせるとは言ってたけど、ここまでとは……」
耳元で囁く声が、いつも以上に聞こえるような気がした。
ベッドの上に二人で寝転んでいる。
僕は、結城に背中を向けている。
結城はその背中を包み込むように抱きしめ、
僕の腰の上に腕を乗せている。
その手を、互いに握り合っていた。
「母さんとかに見つかったらヤバいかもな」
「それはそれでいいんじゃない?」
今は、そう思える。
いや、浮かれているだけかもしれない。
いずれは僕たちも離れることになるだろう。
たとえ今一緒にいるとしても。
そのときには、覚悟を決めるよ。
でも、それまでは一緒に愛し合ってもいいでしょう?
二人だけの、秘密の恋。
片想いを続けてもいいことはないと思っていた。
だけど、続けることも成功に導ける
第一歩であるんじゃないかと思うこともできた。
たとえ、実らない恋だとしても……
兄弟だって例外じゃないんだから……
『いつか、離れてしまうその日まで、
あなたの傍にいさせてください……』
すいません……
無理やり終わらせてしまった……
濡れ場は苦手なんです、残念ながら……
強制的に終わらせる形になってしまいました。
読んで下さった方、ありがとうございました。
こんな駄文を…… お恥ずかしい;
感想などいただけたらいいな……とか思ってます^^;
ここまで読んでくださってホントにありがとうございました。
千沙都




