↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イディアハルモニア  作者: 金柑


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
20/53

遊びの音「されどプリン」


イディアハルモニア  


とある日


「今週の新作は〜〜♬」

ウチはコンビニに駆け込んだ。


「オゥ、アカネ、ドシタNEWプリンナイネ」



目の前が真っ暗になった…



「はぁあ?ちょ、どーゆー事よ!!」



ウチはタナに詰め寄った



「ハァ、アカネ」



「おまえ、バカか?」


「ソンナニ新しい商品デルワケないネ」


「ツクル人、大変ネ」



そ、そんな!!



「ハァ、ショウガナイネ」


タナがゴソゴソしてる?


「コレクエ」



こ、これは!!


それは、夏の終わりの夕日が、器の中で優しく息をひきとったような艶やかなオレンジ色。


遠い南国の、美しくも狂おしい夏をそのまま凝縮したような。


舌の上でとける、黄金色の甘やかな微熱。


喉を通り過ぎた後も、恋の終わりのような切ない余韻がいつまでも吹き続ける。


……


マンゴー、プリン!!


あまりの美味しさについ歌を詠んでしまった…


「モグ…どうしたの…モグモグこれ?」

「お店のと、パカっ…全然、モグモグ、違うよ」

「悪い…モグ…ふぅ〜悪いよ」


タナは呆れてる。


「ゼンブタベてからいうコトジャナイネ」


やれやれしてる。


「タナ、タイのトモダチとツクッタヨ」

「マンゴーいっぱいモラタヨ」

「アカネ、どーせタベルオモタからモッテきたネ」



「神よ…」


気がつけばウチは平伏していた。



(あの〜)




「モウ、やめろ!エイギョウボウガイヨ!!」

平伏し続けたウチにタナ様がお許しなされた。


「タナァ、凄いじゃん!こんなの作れるんだ!!」

ウチはタナの意外な特技にビックリしたよ。


「アカネ、なにもワカッテイナヨ」

「買うタカイネェ、作るヤスイヨ〜〜」


「ねぇねぇ、他にはどんなプリンがあるの??」

ウチはまだ見ぬプリンを求めていた。


「タイ?ソウネ…」

タナが真剣に考えている、期待度爆上がり!!


「フツウヨ」


「ニホンとカワラナイね」


「オンナジヨ、笑」




タナ様…


「チョット、ナニヲイッテイルカ、ワカリマセン…」



(あの〜)




嘘っ!!嘘だと言ってタナ様!!!


「ウ、ウチを騙そうとしたって、すぐ分かるんだからね!ギャル舐めんなし!!」

「だって、こんなマンゴープリン初めて食べたよ!!」


タナはやれやれしてる…


「ダカラ、タナいったよ、フツウネ」

「ニホン、なんでもアルネ」

「コレ、タナたちフツウのマンゴープリンヨ」



ピキィーーーーン!!


ウチの中で何が閃いた。



「ときにタナさんや」


「ナンネ、キモチわるい??」


「タナの「フツウ」は、ウチらの「フツウ」とは全然違うの」


「?」


「タナの国の色々な「フツウ」のプリン、作ってみない?」

「ベツにメズラシクないヨ、似たノイッパイあるヨ」



(あの〜)



分かってない、分かってないよタナ。


「それな!似たのなんよ、ぜーんぶ!!」


ウチはここだって、タナを口説くチャンスだって思ったね、うん。


「市販品とタナが作ったのじゃ、全然違うから!」

「ウチ、タイのプリンもっと食べてみたい!」

「うんん」


「タナのプリンを!!」


決まった!!!!


「…」


「まぁ、ソコマテいうならベツニイイヨ」


勝った!!


ウチは喜びに震えていた、

これからタイ風プリンをタダで食べれるチャンスゲットだと。


「あの〜ー!!」


「レジ、お願いします」


……


ウチはめっちゃ謝った。


「ゴメンナサイヨ」


……


ーーーー


次回 第18音

「大会」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。