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43.錬金釜で水をボイル煮る

 皆様、異世界に用いられる錬金術とはいったい何なのでしょうか? ご存じですかね?

 おそらく知らない人はいらっしゃらないかと思います。それは、大昔に存在した学問のことなのです。


 錬金術は現実にあった化学なのです。石を金に変えるために学ばれていた歴史があるのです。

 そんな化学の基礎である錬金術ですが、作者は錬金釜で「ボイル、煮る?」を実践してみたいと思います。


 突然ですがここで、水を煮るシミュレートをしてみましょう。長くなりますので気合を入れてお読みください。


 最初に①として、錬金釜に水を入れ、釜土に火を入れ水の入った釜を温めます。②に、火は電子を縦に揺らし、二酸化炭素結合で陽子も揺れていきます。③に、この陽子の揺れは円を描くように動きます。そのため、存在Xの遠心力を受け、電子の直流電流波動と同じような力、陽子バージョンの直流陽流波動を放ちます。④に、その直流磁波は、近くにある伝搬しやすい陽子に伝わります。この伝わりやすさを陽圧とします。また、陽圧は直流陽流波動の正の力と負の力の差分になります。この正と負の力をそれぞれに正と負の陽荷と表現します。また、言い換えるならば、どちらが熱いか冷たいかを意味するのです。⑤に、正の直流陽流波動は、負の陽荷となる陽子に伝搬していきます。⑥に、釜底の表面に直流陽流波動が伝搬します。⑦に、釜は固体です。表面の陽子が良く揺れます。釜の金属素材の内部で陽子のずれが起き、結合が強い陽子を揺らし素早く伝搬、水分子に接した内面に直流陽流波動を伝搬します。⑧に、水分子にも直流陽流波動が伝搬します。⑨に、水分子は釜底の方から順に陽荷を高めていきます。陽荷は分子ごとに違います。その違いが陽圧となり、直流陽流波動を並列電気回路のように伝搬します。⑩に、釜底の陽子の揺れが最も強いため、その揺れがあたかも分子の体積を増やすことになり、分子の質量の密度が低くなり、密度が高い別の水分子と交換するように流体が起きます。⑪に、流体は陽荷の低い分子を釜底に移動させるのです。逆に陽荷の高い分子を水面に移動させるのです。⑫に、流体と陽圧によって直流陽流波動が分散し伝わっていきます。この分散の伝わりが続き、徐々に水分子全体の陽荷が高くなっていきます。⑬に、水分子の一部が気体の密度よりも低くなります。ついでに陽荷も高くなります。そのため、気体分子が水分子に接触し、陽圧差が無くなるまで水面に気体が循環します。⑭に、陽荷が高い水分子もまた気体に向けて移動します。体積の密度が低いため、気体以上に軽くなったため、ガスのように浮き上がります。この時の陽荷の差になる陽圧によって、気体と水分子との間で直流陽流波動を伝搬し合います。この状態が蒸気になるのです。⑮に、釜底でも⑭が起こり、気泡になります。⑯に、こうした流体の循環が続き、最終的に全ての水分子が気体と液体とで陽圧差を無くすまで循環し続けるのです。この時の状態を沸騰と言います。この沸騰は空気との陽圧差で外に出やすくなるのです。

 空気の圧力が低いと気体の密度の関係から水分子の逃げ道となり、速く沸騰します。逆に、空気の圧力が高いと水分子は逃げ道を失い、遅く沸騰します。これらは「ボイル、煮る?」とは、違った現象になるのです。


 お分かりいただけたでしょうか? 「ボイル、煮る?」とは、陽子間だけで起こる熱現象になるのです。

 そして、熱の伝導はある種の電気回路の電子波動のように考えることができるのです。

 作者はこの現象を陽子が流動波動を伝達する回路として捉え、陽子を電流と見立て、陽子間を伝搬する熱のエネルギーを陽荷だと理解しているのです。


 陽子は熱によって円を描くように揺れ動きます。この揺れが存在Xの遠心力を生むため、空間力を歪め、その歪みに励起された別の陽子の力場を形成するのです。これを磁波の変動とし、磁束の変動や磁場の変動とした考えになるのです。


 電流波動とは電子が陽子の周りを普段よりも早く回転する現象でしたよね? これは、その陽子バージョンの現象なのです。陽子は己の磁気モーメントの力を使い、周囲の陽子を動かすのです。


 この現象を直流電流にちなみ、直流陽流と名付け、陽流の力を熱と解し、陽荷と名付けています。陽荷は熱になります。そして、その熱よりも冷えている陽子を、負の陽荷とするのです。

 電荷の考え方も同じでしたよね? 負の電荷に正の電荷が引き寄せられる。そうした関係だったかと思います。それと同じなのです。負の陽荷は冷たく、熱の伝導を奪う抵抗なのです。


 これらは、負の電荷と正の電荷の差である電圧と同じ解釈ができるのです。このことから、負の陽荷と正の陽荷の差を陽圧と名付けることにしたのです。陽圧が高い場合、熱の伝導はおそらく早まることになるはずです。


 いかがでしょう? この考え方は分かりやすくないでしょうか?


 気体や液体の場合は、過渡現象として考えなければいけませんが、水分子内部の陽子の揺れを電子回路風に捉えることができるのです。


 熱による体積の変動で生じた水分子の密度の関係から、熱で変化した重さを予測し、流体による分子の流動をイメージすることができるのならば、熱エネルギーを伝達する陽子回路として考えることができるのです。


 また、この考え方は、熱の差を陽圧として捉えることで、他の現象にも応用ができるのです。


 例えば、塩や砂糖です。冷えた塩と砂糖を沸騰したお湯に入れると、すぐに溶けるはずです。この現象は陽圧として捉えることで、正の陽荷であるお湯と、負の陽荷である砂糖と塩が混ざり合い、素早く溶ける理屈が予測できるのです。


 あるいは、水と油です。もしかしたらマイナスに冷えた油と沸騰したお湯とが合わさると、瞬時だけ油がお湯に溶け込む現象を引き起こすかもしれないのです。(嘘かもしれません)

 陽圧と陽荷を考えると、そんなイメージが浮かんでくるのです。


 このように、錬金術の基本である「ボイル、煮る?」を考察してみると、いろいろなことが分かってきたのです。もしも魔素に重さがあったとしたならば、錬金釜の中の水はどうなるのでしょうか? と、そうした疑問が生じた場合にも対応することができるのです。

 例えば、魔荷が生じるはずです。魔荷は魔流を生みます。魔流は熱を循環させます。あるいは熱ではない魔法の熱を循環させるのです。こうしたことが本文を通して理解できるようになるのです。


 ね? 面白いでしょう? 魔素に重さがあるだけで水を煮るという行為にも影響が出るのです。この影響のせいで水の沸点も変わるかもしれないのです。魔素の存在が蒸気になる場合、魔素がどれだけ揺れるかで体積の密度が違ってくるのです。そうしたことを考えると、設定次第でいろいろなことができるはずなのです。


 このように、皆様も錬金釜で「ボイル、煮る?」の現象を極めてみてはいかがでしょうか?

 陽荷に陽圧に直流陽流波動。どれもが今回初めて出てきた作者オリジナルの現象になるのです。それらは皆様のお役に立てることができれば嬉しいのですが、改めて作者のエセ科学を知るにあたり、正しい知識を身に着け、比較できるように心がけていただければ幸いです。

 結構自信があります。

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