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38 なんだか良く分かりません

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 SMって双方合意のプレイよね?


 じゃあ、フリン君がされてるのって拷問?いや、拷問は何か分聞き出すために暴力を振るう行為だわ。


 じゃあ、この人達、何してることになるんだろう??


 翌日、起きて帰ってまた呼ばれるの最近のワンパターンで悪魔さんの部屋にいるんだけど、今日はフリン君が縛られている。亀甲縛りとかいうやつだろうか?誰がやったんだろう?


 震えるフリン君を前に悪魔さんは、よく分からない道具をたくさん見せてくれる。


「声が出る方が良い?うるさいかな?猿ぐつわ噛ませようか?」


 ああ、これ猿ぐつわ用の紐なのね。

 それはそうと、お願いですから相談しないで下さい。フリン君も涙を溜めてこっちを見ないで。


「あの、あの、私、見ないとダメですか?」


「え?」


 なぜ意外な顔するの??


「あの、2人だけでなさっても宜しいのでは?あまり酷くしないであげては欲しいですけど……」


「??昨日の鞭は好みじゃなかったのかな?それならこの棒にしよう。綺麗だよ。花形に血が飛び散る特別仕様なんだ。」


 は、吐きそう。血が花形に飛び散ったら私がキレーキレーって喜ぶと思うの?


「どうしたの?」


「き、気持ちが悪くて……」


「え?まさか……」


「お、お助けを。ベルゼ様、リンダ様、どうかお助けを。」


 フリン君が命乞いをしてくる。顔が真っ青だ。それはそうよね。昨日散々鞭で撃たれて、今日は棒で叩かれるなんて、可哀想すぎる。


「黙れ。誰が発言を許した。」


 怖い。お腹の底から冷え冷えする悪魔の声。フリン君はビビりすぎて更に血の気がなくなってる。もうちょっとで失神しそう。


「ベルゼ様、私、気分が悪くて。今日はこのまま眠らせて下さい。」


「リンダ、まさか、まさか間に合っていなかったのか?この男の子供を!?」


 何故そうなる。


「ご安心ください。それはありません。」


「良かった!!安心したよ。君には私の子を産んでもらうからね。まずは君に似た女の子、次は男の子が良いな。それはそうと、初めて見たから良さが分からないんだよ。鞭も棒もとてもワクワクするものだよ。自分にされるのはダメな人もいるけど、見る分には、絶対に段々楽しくなるよ。サバトでも良くやるし。」


「サバトで、良くやるんですか……」


「そうだよ。その内、連れいて行ってあげるね。きっと気にいるよ。」


 嫌です!!デートならまともな所にして!!相手は妥協しますから!!


「サバトは、その、あまり興味がなくて。それより綺麗なところに行ってみたいです。ベルゼ様なら天国のような素敵なところもご存知でしょう?」


 悪魔さんは急に真面目な顔になる。


「ああ……、ああ…分かっている。それが、君の本当の望みだ。待っていて。私はもっともっと強くなる。君の力を全て取り込めるように。そして、サタンの力もいつか我が物にする。そうすれば、きっと君の望みを叶えてあげられる。私たちは天に戻り、君は天の女王として私は最高神として共に君臨するんだ。」


 なんか、壮大なことを言い出したわ。最終的には神を倒して天国を占領する気なのか。


 それに、私の力を全部取り込んでないのは、隠し通せたのではなくて、取り込めないのね。


「いや、そこまで望んでないと言うか。とりあえず、今日は睡眠に入りたいだけなんですが。」


 そんな会話を、ひと月ほど前にしたんですよ。婚約パーティーがアクセサリーの遅延で延期になりるとか、色々あったんですが、


「リンダ体調はどう?パーティーなんだけど、少し規模を小さくして、身内だけでも良いかと思うんだ。いや、なんなら無しでも良いかなと。それより、早く結婚したいだよ。そんなに派手にしなくて良いよ。地震が収まったとはいえ、地方では被害もあったから、自粛というか。時期を見て、もう一度セレモニーをしても良いし……」


「フリンは解放したよ。君が気にしていたからね。何も心配要らないよ。」


「家でのんびりしていて良いよ。もちろん会いたい時はいつでも使者をよこしておくれ。」


 最近、悪魔さんの言動がおかしい。やたらと親切で、自分の欲望より私の体調を気遣う。あまり城に呼ばれないし、フリン君を急に自由の身にするとか何なんだろう??

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