第5話: 食材が腐る村
——食べたことがない。
マリカ・ベルモントは獣道の途中で立ち止まった。鼻がひくりと動く。腐葉土の下、湿った土と木の皮の隙間から立ち昇る、甘い発酵臭。匂いの粒が舌の奥まで届いた瞬間、全身が反応した。
この匂いは、侯爵家の食卓にもない。宮廷の晩餐にもない。十八年分の記憶を走査して——該当なし。
つまり、未知。
マリカの琥珀色の瞳に、火が灯った。
裾の汚れた旅装。腰にスパイスポーチ。背負い籠を担いで、まだ日も昇りきらない朝もやの森を一人で歩いている。追放されて四日目の朝。
しゃがみ込んで枯れ葉を払った。
「——ありましたわ」
倒木の根元に、薄い琥珀色の傘が三つ並んでいた。直径は掌ほど。裏のひだは白く、胞子はまだ落ちていない。若い個体だ。
マリカは茸を一本引き抜き、軸を折った。断面を鼻に近づけ、目を閉じる。匂いの層を一枚ずつ剥がすように、呼吸を浅く、ゆっくり吸い込んだ。
「甘い系統ですわね。果糖に似た揮発成分——でもどの果糖とも違う。水分が多くて肉厚。炒めるか、スープに入れるか。……いえ、この香りは加熱しすぎると飛ぶ。軽く炙る程度がいい」
——あ。この甘さ。手帳を引っ張り出した。『森の入口付近。甘い匂いの未分類茸。要調査。必ず戻る』。初日に馬車の窓から嗅いだ、あの匂いだ。
「……ちゃんと戻ってきましたわ」
誰に言うでもなく呟いて、茸の傘を丁寧に籠に入れ直した。
胸の中で組み立てが始まっていた。この茸と、昨日の燻製肉の残りを合わせたら——いや、ルカならどう調理するだろう。あの手なら薄切りにして鍋の仕上げに落とすかもしれない。
「ルカ、聞いていますの?」
振り返った。
誰もいなかった。
「……あら」
マリカは首を傾げた。ルカを誘ったつもりだったのだが、思い返すと、酒場を出る時に声をかけた記憶がない。「森に行きますわ」と言い残したかどうかすら怪しい。
「まあ、いいですわ。あの人は朝の仕込みがありますし」
特に気にした様子もなく、マリカは次の獲物を探し始めた。
森の中を進む。枯れ葉の下を嗅ぎ、倒木を覗き、苔むした岩の裏に手を伸ばす。一時間もしないうちに、籠には茸が六種類。木の実が二種類。野蒜の束が一つ。そして——正体不明の根が一本。
「これは知りませんわね」
根を鼻に近づけて、マリカの目が輝いた。
「辛い? いえ、辛味の中に甘味がある。……面白い。ルカに見せなければ」
背負い籠を揺らして、マリカは森を出た。
酒場に戻ると、ルカが腕を組んで立っていた。
入り口の柱に背を預けて、マリカが来た方角を睨んでいる。
「おかえりですの? あ、いえ、わたくしが出かけていた側ですわね」
「——お前、森に一人で入ったのか」
「ええ。茸が六種類採れましたわ。それと面白い根が——」
「獣がいる森に。武器もなしに」
「武器? わたくし、茸を採りに行ったんですの。戦いに行ったわけではありませんわ」
ルカの額に青筋が浮いた。
「……熊が出る森だぞ。猪もいる。毒蛇も——」
「でも出ませんでしたわ」
「出なかったから良いって話じゃねぇんだよ」
マリカは背負い籠をカウンターに下ろし、中身を並べ始めた。琥珀色の茸。灰色の大きな平茸。紫がかった小さな群生種。木の実。野蒜。そして正体不明の根。
「ほら、見てくださいませ。この琥珀色の茸、甘い系統ですわ。軽く炙ると香りが立つはず。——それとこの根。辛味の中に甘味があって、わたくし初めて嗅いだ匂いですの」
ルカは溜息をついた。深い、長い溜息だった。
だが、その目は既にカウンターの上の食材を見ていた。料理人の目。素材を前にした時の、あの無意識の集中が戻っている。
「……その根、辺境じゃ『火蕪』って呼ぶ。辛味と甘味が同居してる。摺り下ろして薬味にするか、薄切りにして炒めると旨い」
「知っていますの?」
「このあたりに自生してる。宮廷じゃ見ない食材だ」
マリカの瞳が輝いた。好奇心全開の琥珀色が、ルカを見上げている。
「宮廷で見ない食材。——最高ですわ。今日のお昼はこれで何か作ってくださいませ」
「誰が——」
「ルカ。この素材にはあなたの手が必要ですの。わたくしの舌で見えた可能性を、あなたの手で形にする。——昨日と同じですわ」
ルカは何か言いかけて、口を閉じた。昨日——六十八点の煮込み。あの一皿を作った時の手の感覚が、まだ残っている。
「……勝手にしろ」
昼の仕込みの前に、マリカは村の市場を見に行くと言い出した。
「市場?」
「食材をもっと知りたいんですの。辺境の村にはどんな素材が流通しているのか。——ルカ、案内してくださいませ」
「俺は仕込みが——」
「じゃあ一人で行きますわ」
マリカはもう扉に手をかけていた。ルカは舌打ちをして、仕方なく後を追った。
村の市場は、酒場から歩いて少しの広場にあった。
——だが。
「…………」
マリカの足が止まった。
市場は閑散としていた。露店が五つ。うち三つは台が空で、残りの二つにも品物がほとんどない。干からびた蕪が数本。芽が出かけた芋。しなびた葉物。——それだけだった。
「ルカ。辺境の村の市場って、いつもこうですの?」
「……まあ、この時期はな。冬が明けたばかりで——」
「嘘ですわ」
マリカの声が鋭くなった。
「春ですわ。この辺りの森は野蒜も茸も出ている。さっきわたくしが一時間で籠いっぱい採ったんですのよ? 畑だって蕪は収穫期のはず。——なのに市場にこれしかないのは、おかしいですわ」
ルカは黙った。
マリカは露店の蕪を手に取った。皮に皺が寄り、断面が黒ずんでいる。鼻を近づけ、表面を親指でゆっくりなぞった。眉が動いた。
そして鼻先をさらに近づけ、吸い込む息を三度に分けた。浅く、深く、長く。
「この蕪、収穫から五日は経っていますわ」
声が変わった。分析モードのマリカだ。
「表皮の水分が抜けて繊維が浮いている。ここ——指で押すと沈んで戻りが遅い。細胞壁が壊れ始めている証拠ですわ。匂いも変わっている。採れたての蕪は青い土の匂いがする。この子からはもうそれが消えて、代わりにえぐみの前駆体——分解が進んだ糖の残り香だけ。糖度も落ちている。甘味が飛んで、えぐみが残り始めていますわね」
指先が蕪の表皮をもう一度なぞる。爪の先で薄い皮を一片剥いだ。内側を嗅ぐ。
「五日前。もっと正確に言えば、四日と半日。まだ残っているこの青臭さの濃度から逆算すると——収穫は五日前の午後ですわ。こんなもの、まともな値段では売れませんわ」
蕪を戻して、隣の芋を手に取る。芽が出かけている。
「こちらも三日以上。新鮮なものが市場に出ていない。——流通が滞っている」
近くで座り込んでいた農夫が、マリカの声に顔を上げた。日焼けした顔。太い腕。——昨日、ルカの煮込みを食べて泣いた男だった。
「……お嬢さん、その蕪はうちのだ」
「あなたのですの?」
「ああ。トマスっていう。この村で蕪と芋を作ってる」
マリカはトマスの前にしゃがみ込んだ。
「トマスさん。この蕪は五日前の収穫ですわね。——なぜ新しいものを出さないんですの?」
トマスの目が泳いだ。ルカのほうをちらりと見て、また視線を落とした。
「……出せねぇんだよ。新しいのは、全部持っていかれる」
「持っていかれる?」
「領主さまの使いが来てな。週に二回。畑の収穫の半分を納めろって。いや、半分じゃねぇ——最近は七割だ。良い蕪から順に持っていかれる。残りがこれだ」
トマスは台の上の蕪を指した。
「本当なら蕪一つで小麦二粒銀だ。今はこの出来じゃ一粒銀にもならねぇ。だが出すものがこれしかねぇんだ」
マリカの指先が、蕪の皺をなぞった。
「七割……」
「芋もそうだ。木の実もそうだ。猟師の獲った肉もそうだ。良いものは全部、領主さまの倉庫に入る。俺らに残るのは、売り物にならねぇくずだけさ」
トマスの声に怒りはなかった。疲れた諦めだけがあった。
マリカは立ち上がった。市場の向こう側に、もう一人の顔見知りがいた。木こりの老人——昨日、「ばあさんの煮込みを思い出した」と泣いた男だ。
「そちらの方。——お名前を伺っても?」
老人は白い眉を上げた。
「ヨルグだ。もう四十年、この森で木を伐っとる」
「ヨルグさん。あなたは森の食材にもお詳しいですわね?」
「まあな。茸も木の実も、どこに何が生えるかは知っとる」
「では教えてくださいませ。——あなたが知っている食材は、市場に出ていますか?」
ヨルグは黙って市場を見回した。閑散とした広場。空の露台。しなびた蕪。
「……出とらんな。春茸は、そのへんの森にいくらでもある。木の実も、干せば保存食になる。猟師もおる。——なのに、この有り様だ」
「なぜですの」
「領主さまの手下が、森の入口で見張っとるからさ。村の連中が森に入って採ると、帰りに七割取られる。だったら採りに行かんほうがましだ——皆、そう思っとる」
マリカの目が細くなった。
琥珀色の瞳に、分析の光が宿っている。——だが昨日までの「面白い」「気になる」という好奇心の光とは、何かが違った。
「この村、食材が回っていませんわ」
声が低かった。
「流通が止められている。——誰が?」
トマスとヨルグが顔を見合わせた。答えは出ている。だが口にするのを躊躇っている。
「……領主さまだよ」
トマスが小さな声で言った。
「クラウス領主。この辺り一帯を治めてる。昔はもっとまともだったんだが——三年前から、食材の上納が急に厳しくなった。理由は知らねぇ。ただ、上に命じられてるって話は聞いた」
「上に?」
「都の偉い人だとか。食材を集めてどこかに送ってるとか——俺らには関係ねぇ話だ。ただ畑のものを持っていかれて、飯が減っただけだ」
マリカは黙った。
風が吹いて、市場の空の露台が軋んだ。
酒場に戻る道を、マリカは無言で歩いた。
ルカが横を歩いている。普段のマリカなら、歩きながらでも食材の話を止めない。今朝の森の茸のこと。火蕪の可能性。琥珀色の茸の調理法。——そういう話が、止まらないのがマリカだ。
なのに、黙っている。
「……おい」
「……はい?」
「何も言わねぇのか。食材の話」
マリカは足を止めた。振り返ったその顔は、ルカが三日間で見た中で一番静かだった。
「ルカ。あの農夫の蕪は、五日間誰にも買ってもらえなかったんですわ」
「……ああ」
「この村の子どもたちは、まともな食事を——」
マリカの視線が道の先に向いた。広場の隅に、子どもが三人座り込んでいた。薄汚れた服。目の下に隈。一番小さな子が、地面に棒で絵を描いている。食べ物の絵だった。丸い果物と、串に刺した何か。
マリカの足が動いた。
「ちょっと待ってくださいませ」
酒場に駆け戻った。ルカが追いかける間もなく、マリカは市場で売れ残っていたトマスの芋を全部抱えて戻ってきた。
「ルカ。包丁を貸してくださいませ」
「は? ここで何を——」
「焚火を起こしますわ。芋を薄く切って焼くんですの。——あの子たちに食べさせたい」
ルカは子どもたちを見た。痩せた腕。くぼんだ頬。飢えてはいないが、十分に食べてもいない。辺境の村で、見慣れた光景だ——だがマリカにとっては違うらしい。
「……おい、焚火の起こし方は知ってんのか」
「やったことはありませんけれど、理屈はわかりますわ。枯れ枝を集めて火打ち石で——」
「火打ち石持ってねぇだろ」
「……あら」
ルカは溜息をついた。酒場に戻り、火種と包丁を持って出てきた。広場の隅に枯れ枝を組み、手際よく焚火を起こす。
マリカが芋を薄く切った。包丁の扱いは危なっかしいが、厚みは驚くほど均一だった。
「もう少し薄く。親指の爪の厚さですわ」
「お前が切ってるんだろ」
「ルカが切ったほうが早いですわ」
「俺に頼む気だったのか最初から」
「あら、気づきましたの?」
ルカは何も言わずに包丁を受け取った。マリカが切ったものより、さらに均一な薄切りが並んでいく。
石板の上に芋を並べ、焚火で焼く。じゅう、と水分が飛ぶ音。焼けた芋の、素朴な甘い匂いが広場に漂い始めた。
子どもたちが顔を上げた。
「……なに、あれ」
「なんか焼いてる」
「いいにおい……」
一番大きな子が、恐る恐る近づいてきた。マリカがにっこりと笑った。
「焼き芋の薄切りですわ。食べますか?」
子どもの目が、石板の上の芋に釘付けになった。焼けた表面がきつね色に変わり始めている。端が少しだけ反り返って、ぱりっとした食感を予感させる。
「……いいの?」
「もちろんですわ。ルカ、もう焼けまして?」
「……もう少し。端が——」
ルカが石板の芋をひっくり返した。裏面にも薄い焦げ目がついている。ルカは一枚つまんで、塩をひとつまみ振った。
「——食え」
子どもが受け取った。薄い芋の切片。ぱりっと焼けた表面と、ほくほくした中身。塩が一粒。それだけの、何の変哲もない食べ物。
子どもが一口齧った。
「…………おいしい!」
叫ぶような声だった。残りの二人が走り寄ってくる。マリカが芋を配り、ルカが焼き続ける。
「おいしい、おいしい!」
「もっと! もっとちょうだい!」
「おかわりー!」
子どもたちの顔が、みるみるほころんでいく。頬が赤くなり、目が輝き、口の周りが芋の屑だらけになる。
マリカは子どもたちが食べる姿を見ていた。その目が——少しだけ、潤んでいた。
「ルカ」
「何だ」
「この子たちがこんなに喜ぶということは、普段こんな簡単なおやつすら食べていないということですわ」
ルカの手が止まった。
「……ああ」
「芋を薄く切って焼いただけ。塩をひとつまみ振っただけ。——こんなものが、この村では『ごちそう』なんですの」
マリカの声が震えた。怒りではない。まだ怒りになる前の、もっと生々しい何かだった。
食材は森にある。畑にもある。猟師もいる。——なのに、食材が人々の手に届いていない。流通を止めている誰かがいる。
「ルカ」
「……何だ」
「わたくし、この村の食糧事情を調べますわ。市場のことも、領主の上納のことも、森の見張りのことも。——全部」
「調べてどうする」
マリカの琥珀色の目が、ルカを見上げた。
いつもの好奇心の光ではなかった。もっと深くて、もっと鋭い光だった。食を侮辱された者の——食を愛する者だけが持つ、静かな炎。
「——まだわかりませんわ。でも、このままにはしておけませんの」
焚火がぱちりと爆ぜた。
子どもたちが芋を頬張る声が、広場に響いている。
夕方、酒場に戻ったマリカは、テーブルの上に今日集めた情報を並べ始めた。
市場の食材の種類と量。トマスの証言——上納は七割、良いものから順に。ヨルグの証言——森の入口に見張り、採取物も七割取られる。子どもたちの様子——まともなおやつすら食べられていない。
「三年前から、急に上納が厳しくなった」
マリカはカウンターに頬杖をついて呟いた。
「それまでは三割だったのが、七割に引き上げられた。時期が急。しかも——『上に命じられている』」
「……お前、まだ考えてたのか」
ルカが皿を拭きながら言った。
「考えるのをやめる理由がありませんわ」
マリカの指が、テーブルの上に見えない地図を描いた。
「辺境の一領主が、自分の判断で上納を七割に引き上げる理由がありませんの。住民が飢えたら領地が衰退する。農夫が逃げれば税収が減る。——それでも引き上げるのは、もっと大きな圧力が上から来ているということ」
「大きな圧力って……」
「食材を集めて、どこかに送っている。トマスさんはそう言いましたわ。——集めた食材は、どこへ行くんでしょうね」
ルカは皿を置いた。
「……お前、領主に喧嘩を売る気か」
「喧嘩ですって? わたくし、ただ食材の行方を知りたいだけですわ」
「その顔で言うな」
マリカの目が据わっていた。表面上はいつものお嬢様の微笑みだが、瞳の奥に灯った炎は隠しきれていない。
「ルカ。明日、領主の倉庫を見に行きますわ」
「待て」
「何ですの?」
「計画を——」
「計画はありますわ。行って、見て、帰ってくる。完璧ですわ」
「それは計画じゃねぇ」
「細かいことですわ」
マリカはカウンターから身を起こした。スカートの裾を払い、扉に向かう。
「明日の朝、出発しますわ。ルカも来ます?」
「来ねぇよ」
「そうですか。では一人で行きますわ」
「——……くそ」
ルカは皿を乱暴にカウンターに置いた。
「行くとは言ってねぇぞ」
「でも来るでしょう?」
マリカが振り返った。にっこりと笑っている。
ルカは返事をしなかった。だが、翌朝の仕込みを多めに準備し始めた。——二人分の弁当を、作るために。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回、実は一番書きたかったのは子どもたちに焼き芋を配るシーンです。「芋を薄く切って塩を振っただけ」が「ごちそう」になる村——それがどれだけ異常なことか、マリカはすぐに気づくんですよね。食のプロだから。美味しいものを知っているからこそ、「美味しいものを食べられない人」の存在が許せない。
ルカが溜息をつきながらも結局包丁を握ってしまう場面は、書いていて自分でも笑いました。マリカの「あら、気づきましたの?」——このコンビ、もう完全に噛み合ってます。
次回、マリカが計画ゼロで領主の倉庫に突撃します。そこで見つけるのは——腐りかけた食材の山。第6話「わたくしがそうしたいので」、お楽しみに。
◇◆◇ 歩人の連載作品 ◇◆◇
▼ 「捨てられ令嬢は最後に笑う」シリーズ
婚約破棄・追放・裏切り——捨てられた令嬢たちが、それぞれの方法で最後に笑う短編シリーズです。
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