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アラサー魔法少女ラヴリームーンの引退  作者: 有栖賀馬頭(TL名義は朱里雀)


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「ねね、私たちもここで一緒に座っていい?」

「おい、遠慮しろよ」

 清太は口ではそう言いながらも座りたそうにしているので、月歌は笑顔を作った。

「勿論です。ドリンク何にされますか? さっき呑んだ期間限定の日本酒、すごくおいしかったですよ」

 月歌の言葉に、ミリアと清太が何故か目を合わせた。

「ううん、私たちすごくアルコールに弱いからソフトドリンクで」

「じゃあ、私はオススメの日本酒をいただくわ。月歌さん、いける口なら私のオススメのウイスキーがあるんだけど」

 由紀が月歌の隣に座り、ドリンクメニューのウイスキーを指さした。 

 名前だけは知ってるヤツである。でも、高い。

 そりゃあデートの費用は黒瀬が全額払ってくれている。

 だからこそ、月歌はあまり高いものは注文しないようにしていた。

「じゃあ、それを月歌さんに。由紀さんは日本酒で、俺らは烏龍茶で」

 月歌の遠慮を察したのか、黒瀬がそう言って店員を呼んだ。

(あれ?)

 そのときふと、何か重要な疑問が頭に浮かびかけたが、どうしても形にならなかった。


 


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