プロローグ:放課後の不協和音と血の洗面台
【作品の閲覧に関する重要、かつ無慈悲な警告】
本作は、未だに「異世界転生」や「最強チート」といった低俗で安上がりな現実逃避を貪り、未完成のクソ小説に群がっている甘ったれた読者のための物語ではありません。
1996年の長野・雨密室の高校を舞台に描かれるのは、救いようのない喉頭破砕、四肢切断という最悪の生体手術、二人の少女の歪んだ関係性(百合)、そして読者自身に突きつけられる「のぞき見の罪」です。
もしあなたが、傷つかない温かい物語や、都合の良いハッピーエンドだけを求めているのなら、今すぐブラウザを閉じ、安全なファンタジーの世界へ逃げ帰ることを強くお勧めします。
15作もの物語を一度もエタらずに完結させてきた作家の情熱を無視し、人間の肉体がただの廃棄物へと解体されていく文字を追い、その好奇心ゆえに強烈な吐き気や罪悪感、精神の失調をきたしたとしても、当方は一切の責任を負いかねます。
【プロローグ前書き:放課後の血生臭い屠殺台へようこそ】
毎日満員電車に揺られ、PCの大画面で上司の目を盗んでサボっている無能な会社員たち、あるいはSPの液晶を指先で汚している脳の死んだガキども。
お前たちが安全圏からニヤニヤしながら消費しているその文字列は、お前たちの脳髄を少しずつ融解させている。自分は『安全な席』に座っていると思い込んでいるお前たちのその醜い好奇心こそが、この家畜の喉を突き刺し、四肢を切り刻ませた本物のトリガーなんだよ。
お前たちは読者じゃない。この屠殺に加担した、犬神家の共犯者だ。さあ、鉄定規の鳴り響く地下の化学室へ進むがいい。
お前たちの犯した「読んだ罪」の重さに、その生温かい脳髄が焼き尽くされるその瞬間まで。
POV 1: 犬神 しおり(一年生・14歳)
「あかりお姉様が私のために流してくれる赤(血)だけが、この冷たい世界で唯一、私を温めてくれるの」
1996年、10月。激しい雨が、この古い高校の窓を激しく叩いている。
放課後の誰もいない手洗い場。鏡に映る私の顔は、クラスの女子たちにカッターナイフで切りつけられた傷口から、赤黒い血がじわじわと溢れていた。制服のセーラー服はボロボロに引き裂かれ、冷たい雨水で濡れそぼっている。
なろうの家畜読者諸君。特に、今オフィスのデスクにしがみつき、上司の目を盗んでPCの大画面でこの文字を覗き込んでいる無能な『会社員』のお前たちだ。あるいは、ベッドの中で SPを指先で汚しながら「もっと派手なグロを見せろ」とほざいている死んだ目のガキども。
お前たちが大好きな、チート能力で悪党を一瞬で消し去る都合の良いファンタジーなんて、この現実の泥の中には存在しないんだよ。
「しおり、もう大丈夫よ。お前を汚したあの家畜の指は、すべて私が綺麗に『整理』しておいたからね」
背後から、二年生の先輩であり、私のすべてである姉の犬神あかり(16歳)お姉様が歩み寄ってきた。お姉様の手は、いつもフルートを奏でる時のように美しく、そして冷たい。
POV 2: 犬神 あかり(二年生・16歳)
しおりの白い肌に刻まれた醜い傷跡を見るたび、私の脳細胞は完璧な論理の裏側で、激しく狂おしく明滅する。
この退屈な世界で、しおりの流す涙だけが唯一の『リアル』だ。彼女を傷つけるゴミクズどもは、学校の備品を使って、ただの『肉屑』へと還元してやらなければならない。
私は手洗い場の蛇口をひねり、冷たい水を流した。
俺たちの両手は、さっき音楽室の裏でしおりをいじめていた主犯格の女子の喉を、特製の金属糸で引き裂いたせいで、赤黒い肉汁と脂でベッタリと汚れていた。
じゅぶ、じゅぶぅ……っ。
水流の中で、俺たちの手が重なり合い、お互いの血を洗い流していく。
「あかりお姉様……痛い、でも、すごく温かいの……」
しおりが私の胸に顔を埋め、怯えた小鳥のように細い肩をガタガタと震わせる。私は左手でしおりの瞳を優しく、深く覆い隠した。音楽室の床に転がっている、首を半分切り裂かれた素材の無惨な姿を、この純粋な妹に見せる必要はない。
「見なくていいのよ、しおり。お前はただ、私の愛だけを聴いていればいい」
俺はしおりの細い指に、自分の指を絡め、まるで『紅い糸』を結ぶように強く強く握り締めた。そして、血の味と水の冷たさが混ざり合った唇を、深く、狂ったように重ね合わせた。俺たちの聖なる百合(純愛)は、他人の自我を切り刻み、その血を洗い流する洗面台の真ん中でしか、完結の熱を持たない。
目障りだから、安全圏から覗き見している会社員ども、今すぐその端末を叩き割って、お前たちのくだらないドブ臭い異世界小説へ逃げ帰りなさい。




