表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/104

第三十四 『HAPPY END』

屋上にいるコウちゃんは、いつの間にか夕方になったのか、夕日が当たって、暗く見えた。

「七音!」

私を見つけて、嬉しそうな声を出すコウちゃんに私も思わず笑顔を浮かべる。

「コウちゃん、どうしたの?」

コウちゃんの隣まで駆け寄りながら、声をかける。

夕日が横顔に当たり、やっと表情を見ることが出来る。

——いつも隣にいた。

——隣にいるのが当たり前だった。

いつからか男の子っぽくなって、かっこよくなって、するといつの間にか私もドキドキしてて。

どうしたのなんて聞いたけど、こんな綺麗な夕日を見てると、少しだけ、ほんの少しだけ期待をしてしまう。

「…………」

緊張した面持ちになったコウちゃんの手を掴む。

大丈夫だよ、と声をかけてあげると、緊張が解けたのか、真剣な表情でこちらに向き直る。

「ずっと前から、出会った時から好きだった。

付き合ってほしい」

「私も、好き」

幼馴染という壁が取り除かれて、私たちはその日新しい関係になった。

夕日だけが私たちの合わさった影を見ていた。



 本当に夕日だけが貴方たちの恋の目撃者だったのでしょうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ