↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/13

ep8 交体の儀

 また、全世界・全人類がマンボウ様の、口が開くのを待つ。


異様な静けさ。


「シーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン」


(今まで、歴史上、世界が、これほど静かになったことがあったろうか?)


(たぶん、ねぇ) 



 マンボウ様が、ゆっくりと言いかける、「交体の儀とは・・・」


「とは?」(全世界、固唾を飲む)


「ゴックリ」(全人類がつばを飲む音)が、全世界に、ひびき渡る。



 「お互いの身体の一部を、切り取り、互いに交換し合うこと」と


マンボウ様、大マジメに(目がマジ、コワイよー)、言う。


 (体の一部って、どこだよ?髪や爪じゃねんだろ、指はいやだ!ヤ〇ザにまちがわれる、他はもっといやだ!)


 俺は、叫んだ、「今度こそ、ガイドブックが間違っている。


                   そんな習慣は地球にはねぇ!」と


 すると、マンボウ様「ガイドブックP17に・・」と、ガイドブックを出し、


声に出して、全世界に向かって読む。(音読かい?)


 「器官切除 指詰め、指や腕・足などを切り落とすこと。

 切り落とした器官は記念品として、贈られることが多い。

             世界各地で古くから見られる


出典 山本〇〇「身体変工」『日本百〇全書』と、書いてある。」


と、自信満々に胸をはる、マンボウ様。



 (指だ?、腕だ?足だ?絶対にいやだ、痛いし、後で困る)


俺は、「ウソだ。おい、KG、『日本百〇全書』持ってこい」


KG「はい、ただいま」と、あわてて持ってくる。



 「早ぇな」と俺。(ゆっくりでいいんだよ、時間かせぎだよ、察しろよ)


「国立図書館が近いですから」と、KGは、大マジメだ。


 俺は、ゆーっくり、ゆーーっくり、ページをめくり、時間を稼ぐ。


(絶対、見つかりっこねぇ、ウソだって証明してやる!)



 その時だった。ヨコ・ヒロシ、(てめぇ、まだ、いたのか?)が、叫んだ。


「ハリーアップ!」(えっ、いそげ?絶対、いやだ、ゆーーっくりだ)


すると、テレビの中から「ハリーアップ」、「ハリーアップ」、「ハリーアップ」の大合唱。


今、再び世界の心が一つになった。(いやな、ひとつになり方だ)



 あまりのうるささに、仕方なくページをめくる手を、少し早めた。



ページが進んでゆく。「身体感覚」→「身体検査」→「身体切断」のページに


「器官切除 指詰め、指や腕・足などを切り落とすこと。世界各地で古くから見られる」(身体変工より)


(おい、あったよ、あっちゃったよ、どうすんだよ)



 俺が一瞬、ろうばいした表情を、ヒロシは見逃さなかった。


すぐ、俺の横にきて、そのページを見ると、一言、「ファウンド」(あった!)

                      と叫んだ。


 その瞬間、全世界、欣喜雀躍、歓喜の嵐、感謝、感激、雨あられ、

   

                       すごい騒ぎとなる。


グゥオー、すごい、全人類の歓声とジャンプで

                   地球がぐぉんと揺れたらしい。


「コングラチュレーションズ!」(めでたくねぇ!) 


「グッジョブ!」(よくねぇ!)


「ウゥオー」、「ギヤー」、「ワーー」、「ワォーーー」(歓喜の叫び)


 その他、すべての言葉で、全世界が祝ってくれた。


俺の身体の一部切断を!


それも、みんな喜色満面で(そんなに、俺の切断がうれしいのか?怒!)



 その時、マンボウ様が、「まずは、私の足を切ってくだされ」、と


重々しく言う。


 すかさず、ヨコ・ヒロシ「さすが、マンボウ様、まず、自ら範を示されて、


友好のために」、ヨヨヨヨヨ、と、盛大に泣き崩れる。


(さすが、芸人!泣く演技うまっ!)


 

 そこで、サシバ首相が「すぐ、切断専門医(そんなもん、あんのか?)を


差し向けます。3分、お待ちください(カップ麺かい。)



 すると、3分後、ヘリコプターの音がして、


「お待ちー」の声とともに、ピンクの白衣(?)の女が飛び込んできた。


♬つづーくー♪♪







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。