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主人公が味わったこと

「我々の時間魔法のせいによってあいてしまった大穴」


「あいつはそれを塞いだと言うんですか……!?」



「兄貴に聞けばいいじゃん」

「またあなたか」



「顔を、お前、顔を合わせられないのか…//」






「お前クビな」







「空を飛んでみたら気持ちいいだろうな」

「あのモンスターみたいに」

「私にも翼があったら」


その女の子は俺の目の前でそう言った。


かつてパーティーを組んでいた俺たちの 中の紅一点。

彼女の家へ魔法のおかげで何度も助けられた。

「……」


俺は 彼女のことが好きだった。



そしてそいつは女神様になり、そいつは騎士団員に選ばれた。


何でお前ばっかりそんなことできるんだよ。

剣も魔法もろくに使えないくせに。

魔神の角折るとかバカじゃないの。

お前の席取り返しに来たんだよ。

「今回の冒険はお前のせいで失敗したんだ」

「全部お前が責任取れよ」


「お前はこのパーティーから首だ」

何やってんだろ俺。


アホみたいなあんな必死に頑張ったのに。

もういいや。

こいつらなことも何もかも忘れよ。



俺たちはいつもよりパーティーを組んでいた。


剣士に僧侶に魔法使い。そして俺。

誰が見ても1人余る。

「やっぱりお前だけはいらないわ」

そう言われて俺はパーティーから外れた。


「いらっしゃい……何にする?」

「この一番安い奴で」

「毎度あり」


アイアンヘルム。

顔を誰かに見られたくないし。もういいや。

故郷も何もかも捨てた。


辺境のアシッドヘルムという街へ 足が赴いた。

ふらふらと辿り着く場所もあてもなく歩いた。

うちにこの家にたどり着いた。

「……」

そこは何もない辺境の町だったが、空気がおいしい。

川の水がとても澄んでいた。


かつてダンジョンの水を浄化魔法で無理やり飲んでた頃とは大違いだった。

「……」

確かに気分も何もかも違う。

ここでまた農業でも始めよう……俺はその頃そう思っていた。






そうして俺はまた旅を始めた。



「生まれてこなければ良かった」



「私たち4人パーティーで既に組んでるの」

「あなた必要ないわ」

「だからごめんなさい」

「お前なんかいらねえんだよ」

「足でまといね」


そういう思う奴がいる

大抵はまだ生きたいってだけの言い訳だ

明日は毎日が面倒くさくて。

でもそれでも生きなきゃいけないってわかってるはずなのに適当にそんなことを述べる。そいつらに意味もないし良くもないし悪いもないけど。

ただ何となく呟いているだけ。そんな言葉をいちいち気にして、なんなんだよあいつらはって思ってしまう俺の方が悪い。


「……?」

ポケットになぜかそれがあったんだ。小さくて丸くて穴が開いている。

「…!」

それをあえて名前で呼ぶならば人々はそれを5円玉と呼ぶ。

俺はその同じ形をしたチョコレートが大好きで、お家によく買ってもらっていた。




「ちっ……アブねーじゃねーかよ」

「私にぶつかってきてんじゃねーよ」

「おい、新米冒険者さんよ」


「……」


私はちょっとムカついて、装備を新調したばかりのその青年にいちゃもんをつけた。



「くそしけてんな…」

「お前の上着もらっていくぜ」


誰に見られたか。

今日はなんだかとてもむしゃくしゃしていた。

いつものことではあったがそんなところ騎士団のやつらに密告されたらしい。

「……?」


「こいつの上着なんかやたら重いな」

「まあいい」

「なんか入ってるぞ」


「見つけたあそこだ」

「さっき買ってあげしていましたぜ」

「回っているのか変わる」

「育ちが悪いのも今日限りにするんだな」


「片余計なお世話だ」

「あんたに言われなくたって治らないやい」

「…!!」


私の声に反応したのだろうか。

わからない。

だが突如私の持っていたは書かないが光り始めた。

「な、なんだこれ」

「いかん」

「これはオーパーツと言われていたマジックアイテムの一つ」

「しかしないそんなものがこんなところで…」

「逃げるぞ」

「あ…これさっきのあいつが持ってたやつか」

上着の中に入ってたんだな。



「しかしこんな大事そうなもの……なんで」

「そんな上着のポケットの中に入れておくんだ?」

「…まあいいか」


「もう逃げられないぞ!!」

「やや奇妙なことが起こっているかと思ってきてみれば…」

「ジェラルドの旦那!」

「お前そのアイテムどこで手に入れたのだ?」

「それ……マジでレアアイテムだぜ」

「うっそマジかよ」


「くそー」

「1回使ったらなくなっちゃうわけだな畜生」


「さっきのやつ……まだ」

「余ってないか聞いてやろう」

「何言ってんだ」

「まあいいか」


「それより早く逃げたほうがいいぞ」

「逃げたら今回ばかりはすまないな」


「裏切ったなてめー」

「そうジタバタするな」


イルナの抵抗は虚しい。


「捕まえた」

「そのまま牢に入り込んで」


「しまった」

「ローストチキンで我慢してやるからな」


「大人しく入ってくれよ」

「くそー分かったよ」


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