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第108話 それぞれの戦い

【陸番隊】


「皆さんお願いします!」


 ストリートダンジョンで、陸番隊隊長、フリーデンがそう叫んだ。

 相手は、ミノタウロスだ。

 頭が牛で体が人間、その人間の体でさえ、ムキムキで筋肉が体から浮き出ている。

 片手には金箔の槍を装備していて、紫色の禍々しいオーラがミノタウロスから溢れ出ている。


「我の名はギオラ」


 ミノタウロスがそう言った。

 ただ、こちらを一点に見つめて。

 すると、前衛にいた兵士がブツブツと何かを言っている。

 次の瞬間、前衛の兵士達が急に顔色を変えて敵対の意思を示してきた。


 前衛では、味方の兵士同士が争い合っているという状況だ。

 ギオラは「ふっふっふっ」と笑みを浮かべている。

 そして、ギオラは持っていた金箔の槍を振るった。


「お前ら畳み掛けろ」


 瞬間、ギオラの後方にいたたくさんのモンスターが一気にこちら側に向かってきた。

 その多くはブラックドッグというモンスターだ。

 ブラックドッグは見た目通り、全身真っ黒な毛並みの犬で、紅い目をしている。

 凶暴でこちら側の兵士が噛みつかれる度にバッタバッタと倒れていっている。

 おそらく毒か。


「やばいぞフリーデンんん!!」


 副隊長、リヒトが大剣をブラックドッグに振るって言った。


「どんすんだよー!」


 ドンナーは雷魔法『落雷』でブラックドッグに応戦している。


「ら、ラーシェさん!な、なんか複数の敵に同時攻撃をするような魔術とかって……ありますか?!!」


「これまた随分アバウトな質問だな……あるにはある。しかし、時間が掛かる。それまで私を守ってほしい」


 フリーデンはラーシェの前に立った。


「了解です!!陸番隊は私が守るっ!!」


 フリーデンは護神の龍杖ドラゴンズステッキを構えた―――



【玖番隊】

 ここは、ヘリルスにある闘技場だ。

 ルーナとフランメンが対峙したあの場所だ。

 しかし、今回は違う。

 玖番隊隊長、ガイストによってこの策は成された。

 魔王軍を討伐するために……

 ゴーレムのステルベンは大きな巨体を持っている。

 全高6メートルと非常に大きい。

 ステルベンの体は土や鉄、水などあらゆる物質を吸収している。

 なのでバカでかい。

 ステルベンはその巨体を使って玖番隊の兵士をどんどん薙ぎ払っていった。


「ここまでは予定通り!」


 ガイストが前線に出向く。

 それに続き、副隊長であるアレンも前線に行った。


「ガイストさんまじっすか!」


「まじまじ」


 そして、自分の薙ぎ払われた兵士達に回復魔法師の手当を当てる。


「お前らは存分に回復していろ」


 ガイストは背中から剣を取り出す。


「今から俺とアレンでやつをぶち殺す。その間、バナンはそのーアルカディオン?だっけ?で、敵の攻撃を買い続けろ。まぁ、あれだヘイトを買っとけ」


『むちゃだな〜』


 クワガタムシ型アルカディオンからバナンの嫌そうな声が聞こえてきた。


「隊長命令だぞ」


『しょうがない』


「よし、アレン、武器を構えろ」


「へぇいへぇい」


 アレンは背中の斧を取り出す。


「行くぞ」


 瞬間、ガイスト、アレンは一斉にステルベンに斬りかかる―――




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