石のエルフ
シリアス描写が入るかもしれません。
「ここは、清潔感があるな、人が住んでいるのか、この上位種ばかりの遺跡に、痕跡からして一人か」
『はい、小柄の人種です』
「こども?」
『いえ、測定不可のため判断できません』
「測定不可?、小柄な大人みたいなものかな?」
『イエスマスター、人種にカテコライズされますが、その変異種のようなものと推測されます』
「・・・なぜ、アハトはどうした?」
『わたしはここにいますが?、ソルに話しかけられるとは珍しいですね』
「えっと、それで人の変異種ってありえるの?」 『無いとはいえませんが、現時点において人種の変異種の事例はありませんので、ただの予想です』
「変異種となると、やっぱり身体能力とかが上がってるのかな、やだなあ」
『その時は私が代わりに戦闘を』
「いや、危険であれば転位魔術で身代わりと変えるから大丈夫」
『では、微力ながら私がマイマスターの支援をさせて頂きましょう』
「ありがとうソル、アハトは殿を頼むよ、背後からは狙われたく無い」
『はい、マスター、魔術を使用して良いですか?』「うん、だけど出来るだけ使わないで進みたいかな、魔力酔いがないにしろあるにしろ、もしも見られていたら、対策も立てられてしまうからね」
『入るのであれば、誰かが侵入しないようにします』
「一応、反転魔術も複数展開しておくか」
僕は魔術陣を右手の平にまた重ねて、空中に浮遊させる、自身の周囲を回るかのように、陣はずっと周囲を周回している、弓で魔獣を倒し、時に入れて、進む最中、足音が微かに聞こえた
「今」
『はい、微かに魔獣とは異なる足音がなりました』「剣に転位の呪具をつけて射るか」
『それは、肯定しかねます、マスター、マスターの使用する弓は神具ですので、その神具を人種に向かって撃つと余波で体ごと崩壊します』
「それは最初に教えて欲しかったな」
『すみません、最初は生き物がいるとは思わなかったので、先の部屋も一週間前でしたため、遅れました』
「そうだね、仕方がないが、聖槍を放ってたら、怯えられていたな」
『マスター、次の階層に大きな魔力反応があります』
「おっ?、もしかしてその奥かな」
僕は大きな扉を開くと大型の狼がおり、隣には横たわって血を流している小さな少女
「あれは、ドワーフかな、初めて見たから、わからないけど、てことはあの子かな」
『イエスマスター、魔力反応が一致しました』
「あとで、調べるか」
『死亡を確認しました』
「さっきまで生きてた?」
『いえ、死亡は数時間前と思われます』
「まあ、とりあえず、あの狼をなんとかしないとな、アハトは牽制と援護を頼む、僕はアンチエイジングの後に状態異常でも起こさせる」
『はい、では全力を尽くします、お気をつけて』アハトは僕の合図で先に入り、狼の注意がアハトに向く、その間に妨害系統魔術を複数重ね、攻撃系統魔術を一つと防護系統魔術を一つを重ねて、弓に構え入った、開始直前、アハトが行動減速魔術と行動阻害魔術を狼にかけ、遠距離攻撃されないよう短時間に魔術で妨害している
『使用可能です、使用しますか?』
「展開してくれ」
『発動します、上位闇系統魔術陣通常展開、第四部妨害系魔術補助術式展開、全展開完了しました、発動します』
「アンチエイジング」
狼に黒い靄のようなものを纏い苦しそうにする
「第四部術式を使用する」
『了解、認証完了しました』
「沈毒華傷」
僕はゆっくり歩いて狼の額を触ると、全身の力が抜けたかのように、狼が倒れた、すかさず保存して、奥を見ると、14歳ぐらいの少女が石化している
「これは、石化、それとも像、でもここに像って」『いえ、マスター、この石には微かに魔力があります、人間種に間違えはないでしょう』
「てことは石化か、石化って治癒で治せたかな」
『治癒ではないかと』
「ねえ、一体オークを出してくれる、アハトは行動阻害の魔術を現れた時に使って」
『はい、マスター』
『イエスマスター』
宙に宇宙の様な景色のある場所から、生きているオークが出てきた、アハトはすぐに行動阻害魔術をオークに付与すると、オークと石化した少女の肩に触れた
「使って」
『イエスマスター、認証完了しました、無系統魔術を展開、及びに発動します』
「反転」
するとオークは足元から石に変えられ、石化していた少女が足元から石化が解けていった、そして完全に終了した頃、行動阻害魔術が解けた
「うーん、さて解放したのはいいけど、もう帰るか」僕はアハトとともに遺跡を出ようとすると、少女が動こうとして躓いた、地に着く直前に、僕が少女を両手で支えた
「えっと、言葉は通じるかな?」僕は少女をみて、そう尋ねると、首を左に傾ける、僕は溜息を着いて、首飾りを渡す
「それで、何か変わったかな?」
少女が首飾りをつけた後、僕が質問すると驚愕していた
「えっと、何を言っているか、わかります」
「僕の名前はアレクシア、質問してもいいかな?」「私はヴィクティスと言います」
「とりあえず、ここから離れてもいい?」
「はい、大丈夫です」
「転位する」
『了解、転位魔術の使用を確認、認証完了、転位を開始します』
僕はヴィクティスの手を持ち、笑顔を見せる、ヴィクティスは緊張しながら握り返し目を瞑る
「もう開けても大丈夫だよ」
ヴィクティスは震えながら目を開けると、僕は笑顔を見せ、ヴィクティスはあたりを見渡して目を輝かせる
『マスター、飲み物を用意しました』
「ありがとう、アハト、それで質問に入ってもいいかな?」
「えっ、はい、いいですよ」
「まず、君のフルネームを教えてくれるかな?」
「私はヴィクティス・フローレンス」
「あっ、僕はアレクシア・トゥデイ、それで次に君の種族を教えてくれるかな、僕の種族は人間だよ」
「私の種族はエルフです」
『検索をかけています、検索終了、検索結果一致する種族、及び魔獣は存在しませんでした』
「・・・」(嘘はついていない様だが)
「君はどこにいたの?」
「どこ?、えっとお城です、アレイア城」
『検索をかけています、検索終了、検索結果一致する名称の建造物、及びに建造物跡地は存在しません』「うーん、まいったな」
「えっと、何かいけないことでも」
「いや、僕は特に偉い人ではないよ、ただ、君の言った種族はこの世界には存在せず、君のいうアレイア城も遺跡としても、痕跡としても、歴書にも記述されていないから、どうしたものかと、嘘がなかったのは分かるんだけど、それもそれで、ホイホイと外に出すわけにもいかなくてね、どうしようかなと」
「そんな、わけ」
「むう、まいったな、僕は女性の涙の消し方を知らないんだ」
ヴィクティスは静かに涙を流していた、僕は困った顔をしながら、ヴィクティスの頭を撫でたずっと撫でていると、静かになり、見てみると、ヴィクティスが僕の膝の上で寝ていた、笑みを浮かべて、枕を頭に敷く
異世界といえばエルフ、魔法、冒険者だと思っています。最後まで読んでくれてありがとうございます。




