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大口輸送依頼!老後のために!

本日二本目。いらっしゃいませ~

 えっほ!、えっほ!ただいま屯所に向かって町の中をランニングぅー!外勤希望(セツナっち除く)で久し振りに、スルガさんとこにお邪魔する。

 {おはようございます!}

 「おはよう!旦那…増えたか?まぁ、良い。今日は参加か?」

 「ええ。お世話になります。」…

 

 「ふぅ」

 いい汗かいたぜ。素振りだが、なんとなく切先が鋭くなったと思う。なぜか、へっぴり腰と言われるのだが…

 「旦那、やったな!」

 ”ばん!”とスルガ氏に背を叩かれる

 「へ?なにを?」

 …なんか悪い事…したか?おいら?

 「人、殺したろう。武器の扱いが違う。」

 「ええ?そんなことわかるんです?」

 「ああ。うじうじしてたのがなくなったし。思い切りが良い。前も言ったが、あの二人は心配してねぇ。ヤるときはヤる。雹なんて見違えたぜ。で、旦那は一歩踏み出すのに時間がかかると思ってたよ。」

 「は、ははは。雹に言われちゃって…人族と違って死が近い。俺たちが面白半分でやられてきた。元々人族は敵だ!ってさぁ。堪えたよ。助けた気になって浮かれた。」

 「なるほどなぁ~小さい子守るために苦労もしただろうさ、目の前で友人殺されたりなぁ」

 「言ってましたよ。で、甘ちゃん卒業ってわけで。」

 「まぁあなんだ、生きてくためには必要なことだ。これで、一気に生存確率があがるというもんだ。死んじまったら大損だ。」

 「確かに。そうそう。お土産。皆さんでどうぞ。」

 ワイン樽と、ハムをだす。

 「ご馳走になるぜ。旦那」


 朝練終了後帰路へ。

 「父さん、地力があがったのか、今日色々と理解ができたよ。動きも。」

 「そうか!収穫があってよかったな~」撫でり。

  「「父ちゃん!」」

 ん?たぶん…

  「「はらへった!」」

 だよなぁ。ちょい摘みに肉の挟まったパンみたいのを購入、齧りながら帰る。

 「ファムはどうだった」

  「…ぶきないの…さばく?捌きならった」

 そういってすり足を披露するファム。

 「ちっこいからな。もう少し大きくなったら武器さがそう。」

  「うん。つよくなうの!」

 姉を奪われたことが小さい彼女にどんな影響を与えたのか…強さにとてもどん欲だ。執念と言ってもいい。たった一日なのに、すり足でゆるりゆるりと動くファムを見て空恐ろしくなる。

 「強くなるなぁ~ファムは!」

  「うん!」

 これも生き方さ。応援していこ。

 

 お家に到着。子供たち連れてるから、あまり町をブラブラってのもねぇ。朝飯前だし。

 「さあ、ご飯だ!お手手、洗ってきなさい。」

  {はーい}

 今日もビルックの作った朝食をいただく。

  {いただきまーす} 

 パンと野菜スープか?メインに分厚くカットされたベーコン。エキドレアで仕入れてきたやつだ。

  「「うま!これうま!」」

 ライ、カイ大興奮!椅子の上に立ち上がるくらいだ。

 「座って食べなさい。」

 ガブリ…油が!上質の油が!

 「うま!マジうま!」

  「父さん、ライ達と一緒だよ…」

 「雹…食ってみろよ。」

  「そんなに”ガブリ…”…うわぁ!ホンとすげ!まじうま」

 「だろ~マジうまだ!この火加減絶妙だな。カリ!ザク!じゅわ~~~!だ!流石ビルック!拍手!」

 ”ぱちぱちぱち”

 …うん?それどこじゃないか。子供達の目の色が変わってる。

 ワンコs、キティs野生に還る…みんな口の周りべたべただ…美味いのは正義!

 ふきふき…野菜も食えよ!


  今日は、先ずはエルザさんの所と、商業ギルドの購買で色々と購入する予定だ。コア登録用”素材”の素材として。もちろん、町に軒を並べる商品にだって目を向ける。

 コアにさえ登録しておけば、簡単なものは直ぐにでも合成してくれる。ダンジョンの宝箱感覚でね。ま、宝箱の中身が、糸やら、布地、ボタンというのも寂しいが…生活のためだ。

 エルザさん所は安物から高級品まで多岐にわたる品揃え。ギルドはどちらかというと単一商品、大量購入だな。

 ”からん”

 「こんにちは。エルザさん。」

 「あら、お久しぶりです。ミッツさん。」

 おうおう。本日も別嬪さんで♡

 「なんか面白い物ないですか?」

 「ふふふ。ここは普通の雑貨屋ですよ。」

 「お!これ!歯ブラシですか!」

 よく見る歯ブラシだ!白い毛に、柄の部分は…なんだこれ骨?

 「ええ。良い毛が入りましたの。何本か造らせましたの。ホワイトファングの毛ですので。ヘタらなく長く使えますよ。」

 「ホワイトファング!狼の魔物ですか!」

 「白い豚さんですよ。」

 「…ぉぅ。」

 豚かい!まぁ、豚毛は前世界でも高級歯ブラシではあったが…

 「柄の材質は、骨?ですか。」

 「いえ、魔木の一種ですよ。硬くて、軽く、水にも強い。高価な木なんですが、端材を使ってるのでお安くしてます。」

 「いいですね!うちは…30本あります?」

 「そんなに?」

 「ええ、予備で欲しいので。」

 良いな。この歯ブラシ。毛束が多い。本当にブラシだわ。歯茎なんか気持ちよさそうだ。

 お?店の奥で小さい台を見つける…ファル用にいいな。

 「この台と…小さい可愛い皿あります?」…

 

 「これなんていかがでしょうか?」

 うんうん。ぴったりだ

 「ええ。気に入りました。これも」

 雹が小さいフォークをもってきた。

 「父さんこれも。ファルのだろ?」

 「ああ。買おう」…

 お!ガラス?

 「これガラスですか?」

 「いえ、人工クリスタル製です。綺麗ですが…重いのですよ。これ」

 「持ってみても?」

 「どうぞ。物理耐性の呪が入ってるのでそうそう壊れないと思います。」

 ずしり。こんなに小さいのに?よく見ると厚いな…比重もおかしいぞ?謎だな。

 「お?重い。見た目から予想外の重量ですね。立食パーティでしたら十分鍛錬になりますね!」

 「でしょう。ふふふ」

 「しかし…綺麗ですね~これ。」

 「なんでも水晶の粉を魔法炉で溶かして作るとか?たまにドワーフの国から入荷があるんです。」

 おちょこみたいのがある。

 「これも?」

 「ええ。そちらは5客セットですね」

 「ください、あとこのタイプの2脚あれば。」

 ワイングラスをチョイス。

 「ありますよ。少々お高いですが…」

 「大丈夫ですよ。今景気がいいですので」

 「ふふふ。ありがとうございます。」

 「おーい、トワ君達は?」

 「このボタンてあります?」

 「僕はこの食器を…」

 お買い物た~いむ。もう、ギルド行かなくていいかな。買うもの買っちゃったし。…面倒くさいし。

 

 「ミッツさんは海鮮好きです?」

 「ええ大好きですよ!」

 超魚食いてー!

 「ん?…でも…なんで?」

 にこやかエルザさん。はて?

 「海洋国家ポリシアヌに行きません?」

 「はぁ?」

 「うちも運送依頼出来ませんか?」

 なるほど…そういう事…

 「依頼?ということでしょうか?」

 「ええ、ワインの。今回はマシュー女史にしてやられました。良い着眼点でした。完敗です。」

 「はぁ…」

 全部バレてら。

 「もちろん、依頼料も奮発しますよ。2000万Kでいかがでしょう。もちろん品質査定後手当も出せると思います。」

 2億?…ま、まじ?

 「…あんまり目立ちたくないんですけど…ギルドと競合は?」

 「はい。偽装工作として当家のマジックバッグを1つ進呈します。これがあれば量については文句言われません。容量は小さいんですけどね。競合は無いとは思いますが…別ルート、高級品ですので。」

 高級品?ここの高級なんて…じゅるり。

 「エルザさんとこの高級品ですか…こちらにも数樽…」

 「いいですよ一筆かきます。」

 「っと!マジックバッグって高価では?」

 「輸送代に比べれば…オマケみたいなものですよ。今回の依頼は店長レヴェルが対応します。秘密も皆墓までもっていきます。我が、ヴァ―トリー家の銘にかけて。」

 でた!怖えぇー。

 「どうでしょうか?ルートとしては、エキドレア支店にて積み込み。ここで10樽降ろしてもらって、グロスティグマで蒸留酒が入りましてそこで積み込み。ダンジョン国家トラヴィスの本店で荷下ろし。で、海洋国家ポリシアヌで荷下ろし。帰りの便は主にスパイスです。最近外海への航路も安定したようで、変わったスパイスやら素材が入ってきてます。そういったものを運んでいただきます。ダンジョン国、うち、できればオーランディア店まで行って欲しいのですが…エキドレアで構いません」

 複雑や…

 「後でルートとできれば特産なんかを教えてくれると…トワ君DO?」

 「国外?いいねぇ~色々見るのも目的のひとつだし。海の魚食いたい…マジで。干物も無いもんな…」

 「雹は?」

  「…いってもいいの?かな。」

 「雹さん、大丈夫よ。家の旗のもとに行くんですもの。」

 まじか…

 「あと、うちの商店で買えるようにしておくわね。変わったものがあるかも。」

 「雹もいいかい」

  「うん!」

 「おおっと、一週間は用事があってここにいたいのだが…大丈夫?」

 「問題ないですわ?私の方の準備、手配もそれくらいかかると思います。普通なら準備だけでも半月は掛る大輸送計画ですわ。護衛だ、飼い葉だ、食べ物だって。」

 「では。一週間後に顔を出しますね」

 「お待ちしてます」

 

 大口契約ゲットだぜ…って…ゆうゆう異世界生活が…まぁ、今後の人生!老後のために!

お付き合いありがとうございました。新時代もよろしくお願いします

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