#7
あれから数日。やはり、東の訪問が絶えずストレスが溜まり引きこもりマックスになったため神殿に避難している観月です。
安く術石を売る代わりに何かの時に保護・擁護して貰うように契約している。
姫関係で面倒な事が度々あったので、避難先にさせて貰っている。昼頃、庭を散策していると「元気か?」と叔父さん
「元気だよ?何かあった?」と聞くと「隆一から手紙が来てな。まだ落ち着かないから、落ち着くまで神殿にいろだとよ」と荷物を渡された。
荷物の中には、細工セット・作りかけの箱とカゴが入っていた。
暇つぶしが出来たとニヤリッとしていると「石とかは徐々に送るだと」と石入れの箱を渡してくれる。
「これと同じものが3個。部屋に置いておいたぞ」と渡して戻っていく
いや、荷物の運ぶの手伝ってよ!!と思っているとカゴが入っている方を持ってくれた人が…
隊長でした「運ぶぞ」と運んでくれるのは嬉しいのですが、どこから出てきましたか貴方!!
いつもですが、どこから見てるんですか貴方。今、貴方警備中でしょ!!と言いたいが、助かっているから無言でついていく。
客室棟の前には警備の人がいる。「お疲れさま」と挨拶して部屋に。
客室棟はお風呂・食堂が共有スペースになっている。
部屋に戻ると荷物が山積みに!!どんだけ送ったんだよて崩れ落ちていると周りにいた人に笑われた
荷物を警備の人と隊長と協力して部屋に入れる。整理は自分でやるからと解散して貰う。荷物だらけの部屋を見てため息が出る。荷物の大半は衣服。
「どれだけ滞在しろと?」
「長期じゃないですか?意外としつこい見たいですよ」
「いつまでいるのかな?」
「整理を手伝いしますよ」と荷物を整理し始める。
「いや。自分でやるから、出ていってね?」と言うも服を出しながら「これ可愛いですね」「夏服、新作じゃないですか。今度、着てくださいね」と荷物をチェストに入れている「夏服だけで良いですね。こっちは冬服見たいですから。こっちは下着類みたいですので、開けてませんから。小物類は片付けて置きますよ」と小物類入れへ。
てきぱきと片付けていく。下着類は手をつけないでね♪とデカデカと書いていた。
お母さん…。
隊長の行動パターン読みまくりですか?まあ、いない間に片付けましょうか。
下着類をしまい、箱を片付けていると髪止めを持った隊長が「可愛いですよ」とて見せてくる。花のモチーフ。私の作品だから!!
「外敵察知機能ついているんですね」と勝手に着けてくる。
「外敵って神殿で?」と聞いてたらアラームが…
ね?という顔をして防護体制に入る隊長。一応、着けていた防護機能付きの髪ゴムに力を巡らせ防護の陣を発動する
部屋に入ってきたのは、華やかな美人と従者みたいな人
「ここに術石売りが居ると聞いたが、そなたか?」と聞いている
「違います。お引き取りください」と隊長。「後ろの子供がそうかえ」と人の話を聞いていない。
「違います。お引き取り願います。警備」と隊長が警備を呼んでいる声がするが、防護の陣を維持するのとストレスの為聞こえが悪い。
誰かが何かを言っているが隊長の背中しか見えない。もう嫌だ。何で、こんな目に合わないといけないのさ!!と苛立ちが募った瞬間強い風が吹き意識が無くなる
観月に届いた荷物を怒られながら片付け、小物の中から外敵察知機能付きの髪留めを見つけて着けてやる
可愛い小物を作るのが好きな観月。しかも、機能付きのなので発売するとヒットするが、あまり気にしていない様子であるが敵が多い。神殿だからと安心しきっている様子だが、神殿にも東の息が掛かった者もいるし、狙っている者もいる。警備は万全にしているも、穴は必ずあるため一応着けたが…
案の定アラームがなる。ね?と顔をしてみるとビックリした顔している。安心させようと防護体制になるが、逆に不安にさせたのか防護の陣を発動させている。
その時、華やか女性が従者と共に無断で侵入してくる
「術石売りが居ると聞いたが、そなたかえ?」と不躾に聞いてきた
違うことを答えるも再度、聞いてくる。しかも、観月を子供だと笑いながら!!
急いで警備を呼ぶが間に合わず、観月のストレスが爆発したのだろう。それに共鳴した風霊が観月の周りから突風を吹かせる。
その突風により吹き飛ばされる招かざる客。風霊の以上に気づき神官が駆けつける。
観月は力を使いすぎて気を失って倒れているため、抱き抱えベッドに寝かしてしまう。
「大丈夫か?」と入ってきた上司。部屋を見渡し頭を抱えている。「状況説明」
「バカな間者が侵入。ストレス爆発」と簡単に説明して置くと部屋を出て後処理に走っている。
避難先で被害が出たなんて、神殿の沽券に関わる問題。
今以上に万全の体制を引くか、各国関係者を客室棟に入れないように対策を練らないと無駄な気がするが、今は観月が安心して眠れるよう結界を発展しておく




