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#8

目を覚ますとベッドに寝ていました。多分あの後、隊長がベッドに運んでくれたのだと思います。

起き上がりながら神殿も危険か…とブルーになってしまう。

結局、安全な所はないのかな?

作るか…

わからないようにしながら、人の来ない森にでも…と考えていると誰かが来たみたい。

アラームが鳴らないと言うことは、叔父か隊長。又は、主治医だろうなと顔を上げる。


主治医と隊長でした。「起きたか?」と隊長がベッドに近寄ってきて、顔色を確認している。「少し悪いな」と医者にいい場所を譲り診察される。

「別段、体には異常はありませんが、精神的に…

ゆっくり休んで下さい。眠れなかったらこれを」と睡眠薬と安定剤を渡してくれる隊長が「これからも神殿にいるかい?」と聞いてくるため「帰りたい」と答えると困った顔をしている。

「観月のいえだが、張られている。しかも、双子の片割れが売りに出そうとしてな今、後見人・神殿で訴えているから…」

「無理なの?」

「無理だな。いま、別の家をムーア湖の近くに作っているんだが、2週間くらいかかるんだ」と言いつつ紙に“ここも盗聴されている。新居はカザスの森に作っている。お前と交流があるドアーフ・竜人が作っているから多分使いやすい。あとは、陣を刻み庭を整備するだけだ”と書いている。

「わかった」と言いながら“いつ出発。準備する”と書いて引越しの日程を決めようとすると“いま。荷物はすでに送った。あとはお前と俺だけだ”とニヤリッと笑っている。

厚手のフードとピアスをつけられ「大丈夫ですか」と主治医に確認を取られる頷くと隊長が抱き上げそのまま窓に近づく

「天気も良いし外にいかないか?」と言った後耳元で「出発するからな、掴まってろ」との事だったので、隊長にしがみつく。

「ちょっと散歩に行ってきますから」と主治医に声をかけ、窓から出ていく。

主治医もわかっているみたいで「長い時間はダメですよ」と声をかけている



神殿から出ている乗合馬車に乗り森の隣村まで行く

乗合馬車では、神殿警備に獣耳の組み合わせに警戒なく「お散歩ですか?」と聞かれる

神殿にいる獣耳持ちはたまに警備付きで、散歩するときがあるからそう言われる

「ええ。森に行きたいと言われまして。1週間くらいの散歩です」「そうですか。気をつけて」と挨拶する

獣耳持ちは人見知りが多いので、不審に思われない。声掛けは近くにいる警備にするのが常識。それを破ったら避難されるから周りも気を付けてくれる


隊長に捕まりうとうとしながらの移動は終わり、森の隣村に付く

「今日はここに泊まりますよ」と乗合馬車を降りて、ノームの宿と言う宿泊場へ。

ここは、私が資本金を出して作った友達の店。ただで泊まれるし、安全だから安心。神殿関係者は半額になるように設定しているから、神殿関係者の常宿になっていたりする。受付で「相部屋で」としれっと言う隊長を叩く。

「別部屋にしてあげて」とオーナーの友達

声の方に手をヒラヒラさせておくが、顔を上げる元気がない

「あら。凹み中?」と覗いてくる友達に隊長が説明しているので、手を伸ばすと握りしめてくれる

「お風呂は一緒に入ろっか、ご飯は食堂で良い?」と申し出に、頷いておく

それを見た友人が「やっぱり相部屋の方が良いのかも」

と隊長と相部屋にしやがりやがった。

「家の警備は万全じゃないのよ」

「襲って来ないと思うが、襲ってきてもここは観月の店。大丈夫だろう」と隊長が話している

部屋に移動しベッドに下ろされる「しばらく寝てろ」と撫でられフードを脱がされる

ピアスのみだと、あまり聞こえないからゆっくり寝にはいる。

隊長と自分用の警護を施している店。これ程安心できる場所はないから、爆睡することにした

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