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#9

「う~ん…」誰かが手を握りしめくれてる

「起きたか」と隊長

「少し魘されてたわよ」と友人

魘されてた?

何か夢見てたような気がしたけど…

「わかんない」

「そ?じゃお風呂いきましょ」と抱き上げられる

「歩けるよ」そう伝えるとフフと笑いながら「このままで良いでしょ?観月はなかなか来てくれないんですもの」といい歩いていく


基本的に私は、自分の巣(家)から出歩かない

人混み嫌いだし、聞こえないことで怪我したくないし。行くなら万全の準備をしてそれから行くことにしている。

だからなのか、友人は家に来るし庭に花を置いていく。寂しくないようにと言って。

風呂に入りながら「新しい環境で体調壊さないでね」と言われた。「家が変わるだけだから大丈夫。1年くらいゆっくりするから、であるかなよ?あ・後見人さんとか替えないと…面倒臭い」

「それは、要らない見たいよ。観月の後見人・税理士は変更不可だからこっちに来るんじゃない?」

「迷惑じない?私が引っ越す毎に移動って」

「逆に引き継が面倒臭いらしいよ。あんた人見知りし過ぎだし。突拍子も無いもの作ったりするし」

「う゛」

「自覚あるならどうにかしなさい」

「だって、便利グッズ作ったりしてるだけだよ?」

「観月には生きずらい世界?」と聞かれる

「耳が聞こえないのは仕方がないと思うよ?でもね、そのせいで命を失いたくない」とピアスをさわりながら笑うと、そっかぁと言われてしまう。

今でも思う。あの時、隊長に会わなかったら今の友人とは会わなかっただろうと。

そして、あの時少しでも早く動けばこんなことにならずゆっくり死ねたのにと

そんなことを考えてたら、怒られた。

「変なこと考えたでしょ?ダメだからね。死にたいとか考えたら」と。なんでわかったのかな?とおもいながら「上がる」と脱衣室に行き、着替える


食堂に行くと隊長が待っていたらしい、こっちを見て手招きしている。少しだけ血の臭いがする

「ごめんね」と謝りながら座ると

「謝ることなんてないはずだ、しつこい奴が悪い」といいながらビールを飲んでいる。

「発散しにいけば?」と言いながら水を飲んでると、手を捕まれキスをされ「お前がしてくれるのか」と上目使いで聞かれるため殴っておく

一度だけ本当にヤバい状態の時に、癒しの術を掛けながら抱かれたことがある。

「残念。まだ、だめか」と笑う隊長。

人を殺したりすると興奮が収まらず。または、人を殺したことを精神的に軽減するため、女抱く事があるし許可されているが、あれ以来隊長は誰も抱いてない。何が良いんだか、隙を見て抱こうとするから意外と危険人物だったりするが…

緊急時は、信頼出きるからどうしようもない。

ふーとため息をつき、癒しの術を発展させながら隊長に近づく。

「どうした?」と聞いてくるが無視。そのまま唇を落とす。直ぐに離そうとするもいつの間にか回された手に邪魔されて口の中を舌で堪能された。

「ごちそうさま」と笑いながら手を離してくれる。しかし、腰砕けになっているため立ち上がれない。

隊長を睨むが「そんな顔をしても逆効果だな」と抱き上げられ「新居で抱かれたいのか?俺は、いつでも良いんだぞ」と耳元でいいやがる

いや。そんなつもりないからと肩を落としているとクククと笑っている。

「なにいちゃついてるのよ!!ご飯食べなさい!!」と友人に言われる


いやね、疲れてるから癒してあげただけだから!!誰もいちゃついてないから!!と反論しながらの楽しい夕飯を取る



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