#10
翌日、新居に向かう。森の奥にポツンと建つ家。
家の周りには幾重にも重なる護衛の陣。
「これくらいは、当たり前だな」と呟いている隊長。
迷子防止のために手を繋ぎながら歩いている。途中で、キラキラを見つけたので回収したかったが、面白いことを考え付いたので、放置しておいた。
家の中を見ると作業場・台所・居間が1階。
寝室が2階となっていた。
作業場はキラキラ置きや細工道具置きなど沢山作ってあって使いやすそうだ。
「気に入ったみたいだな」と隊長が確認してくる。うんと頷いておく。
着いて一休みしたら荷物の整理整頓。
クローゼットが大きいため、色々はいる。鼻歌を歌いながらしまっているといつの間にか隊長が居ない。
帰ったかな?と1階に行こうと移動すると階段近くにある部屋から出てくる。
「終わったか?」と言われ「何でそこから出てくるの?」と聞くと「俺も住むからな。お前用の隊も家を用意できしだい住み着いて行くしな」と爆弾発言を落としてくれる。
「隊?住み込み?」
「ああ、今回の件で上層部も考えたみたいだ。お前用の村を作るみたいだな。俺は、お前付きだから同棲だ」とニヤリッと笑っている。
いつ決まったのよそれ!!と固まっていると説明してやると居間に移動する。
「先ずは、警備を辞める男女をここに住んで貰う。家族持ちも居るし独り身もいるからな。でだ、警備をしながら好きなことをしてもらい生計をたててもらう」
「私のためにというか、退職者が集まった村を作るのね」
「そうだ。守りは各場所に敵を探知するものと村を守るものを張る。買い物は神殿認可の行商と店を出してもらう予定だ」
「畑は?」
「落ち着いたらつくって良いか許可を貰ってからだが可能だ」
「まだ家建つの?」
「前に広い場所があっただろ?そこに家を建てる。ここが一番奥になる予定だ」
「そっかぁ。なれるかな?」
「まがりにも神殿関係者だから大丈夫だろう。問題が出たら相談・対策を練るようにするしかないな」と説明してくれる
ドロップアウトした護衛達の第2の人生の場所。そこに私がいても不思議ではないが…
森での生活したこと無いから大変かな?慣れるまで。
問題は同棲だな。どうにかして回避は…
「無理だな。俺を癒せるのはお前だけだからな。まあ、無理矢理はしないようにするから慣れろ」と笑っている。
絶対に神殿長がなんか言ったに違いない諦めるか…
「病院」
「お前の主治医ともう一人来るし、薬師もくる。全員退職者だがな」と説明してくれる
本当に退職者だけなのか?今回の為に“退職者”になった人いないよね?
「ないな」と言っている顔に出ていたみたいだ
「全員が訳ありで、帰れない者たちだ。腕に関係なく集めたから問題ない。村を用意したほうが良いと話し合っていた矢先にお前の件があったんだよ。わたりに船ってやつだ」と苦笑している
「叔父さんは?」
「主治医と共に来ると思うぞ。あと術師も来るから良い案あったらいってやれ」と教えてもらう。
いつくるんだろうなと思いながら、さっきの案を教えてあげることとした。
問題は理解できるかだが、術師とは仲良しだからなんとかなるか?




