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最高峰から最底辺~芋虫の異世界生活記~  作者: 辻井 優
終焉の天使編
49/52

47話 決着と強欲と進化と終焉

現在、結構多忙でして次回の更新は遅くなってしまうかも知れません。


すいません。

双頭の巨鳥ーーー魔王マンモンが天使へと突っ込む。


数え切れぬ程多くのモノたちから強制的に奪い取ったその力は尋常ではない。


極限まで高められたそのステータスによる飛翔。

その速度は軽く音速を超え、凄まじい爆発音を立て衝撃波を発生させながら接近し天使に衝突するかと思われたその時。


「「「「キギャァァァァァァア゛ア゛ア゛」」」」


天使の体表にある無数の顔。

その口から凄まじい声が発せられる。


それらの声には天使の強力なエクストラスキルが込められている。


その声は耳にしただけで魂を摩耗させ、命だけでなく存在そのモノが死に至る。



そして『狂気の悲鳴』『忿怒の絶叫』『絶望の啼泣(ていきゅう)』『破滅の歌声』それら文字通り、桁外れの力を持つスキルを魔王はマトモに浴びる。


それまで激しく羽ばたいていた魔王の翼はーーーいや翼だけでは無い、もはや魔王はピクリとも動かない。



魔王の飛翔は止まった。







だが...それ迄につけられていた凄まじいまでの加速は止まらない。


魔王はそのまま天使の背に突っ込む。



大質量の物体が音速を超える速度で突っ込んだのだ。


その衝撃は地割れを起こし、土砂が舞い上がり、大地には巨大なクレーターが出来ていた。


流石の天使といえど多少のダメージを受けたハズ。


だが舞い上がった土砂が晴れ......













現れた天使は未だ、無傷。




魔王による必死にして最高の一撃。

だが、その程度では天使の桁外れの防御を突破する事はかなわなかったのだ。




一方、魔王は呆気なく死んでしまったと思われた。


だが驚く事にコチラも無傷。


いや、正確には“無傷になった”と言うのが正しい。



天使の声を聞いた魔王は瀕死の状態に陥っていた、だが魔王は天使へと突っ込んだーーーつまり接触する事に成功した。



そして死に体ながらも魔王は己の身に宿った最も強い感情に突き動かされる様にスキルを発動させる。



強欲(アワリティア)』でスキルとステータスを、『経験値強奪』で経験値を、『HP吸収Lv.1』でHPを、『MP吸収Lv.1』でMPを奪い、傷ついた肉体を即座に回復させたのだ。



『HP吸収』や『MP吸収』は本来ココまで強力なスキルではない、ゆっくり少しずつしか吸収出来ない。


だがソコに桁外れの力を持つアルティメットスキルの1つ...『強欲(アワリティア)』が加わると話は違ってくる。

更に吸収系スキルは接触する事により飛躍的に効果が上昇する。



結果として吸収系スキルの能力は数十倍まで膨れ上がっていた、凄まじい勢いで天使の力を吸収していく魔王。



天使は絶対絶命と思われた。








だが、天使に近づく事は最悪の手である。


ましてやその身に触れる事など......



天使は進化し更に強力となったとあるスキルを発動させる。


そう『暴食(グラ)』だ。



天使の体表に無数にある顔...コレまで怨嗟の声を上げ続けていただけのその口がようやく本来の役目を果たしだす。





それすなわち喰らう事。





凄まじい速度で魔王の巨体が齧られ、磨り減っていく。


魔王も負けじとスキルを使い回復を図るが、到底追いつかない。



そもそもスペックの差が激し過ぎるのだ。




魔王は所詮“魔王でしかない”


そして身体に宿すアルティメットスキルも一つだけ。

勿論本来ならそれだけでも驚くべき力を誇るこの世界最強の存在である。



だが相手が悪過ぎた。

強過ぎる天使ーーーかつてベルと呼ばれた魔王ーーーの思いは、感情は、この世界の法則を捻じ曲げその存在は天使(本来存在しない者)へと至っている。


更にその身に宿したアルティメットスキルは八。





そもそもの存在の格が違うのだ。


この世界の者ではもはや決してかなう事が出来ない絶対の存在、それが今の天使である。



魔王は喰い尽くされ、消滅する。



そして、更に......






《『強欲(アワリティア)』を獲得しました。



深淵の王アバドンが終焉の大天使ラグナロクへと進化します。



エクストラスキル『終焉を告げる喇叭【弌】』を獲得しました。

エクストラスキル『空虚の呻吟』を獲得しました。

エクストラスキル『苦悩の嗚咽』を獲得しました。

エクストラスキル『嘲笑の笑声』を獲得しました。


称号『終焉を齎す者』を獲得しました。

称号『ラグナロク』を獲得しました。》




《タイムリミットは後七日


約束の時まであと僅か、心せよ》



ラグナロクの身体が更に膨れあがる。



そして本来顔の有るべき場所を囲うように、7つの巨大な人の顔が浮かび上がる。


その顔は、忿怒、悲哀、絶望、狂気、嘲笑、苦悩、空虚、などそれぞれ異なった表情で彩られている。


だが様々な表情なれど共通点がある、どの顔も負の感情を抱いているという事だ。




そして最後に背から八対の巨大な蝗の様な翅が生える。





そして新しく得た翅を用い、ラグナロクは飛び立つ。












全てを破壊し殺し尽くすために。




完璧な器まであと僅か。


いつになったら主人公は復活出来るのやら。


それにしても進化し続けてますね、ネタが着きそう。

後は、芋虫の原型が無くなってきたのが最近の悩み。

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